スケジュールされたバックアップまたは手動バックアップが実行されるときに、Backup は適切なプールから、書き込むべきデータを入れるボリュームを探します。Backup で使用できるストレージボリュームには、スタンドアロンデバイスにマウントされているボリュームのほかに、自動メディア管理機能を使って、またはオートチェンジャかサイロを使ってアクセスできるボリュームがあります。
適切なボリュームがマウントされていないときにファイルをバックアップしようとすると、「Pending」ディスプレイに次のようなメッセージが表示されて、書き込み可能なボリュームをマウントするように指示されます。
media waiting: backup to pool `Default' waiting for 1 writable backup tape or disk |
データ復旧が開始されると、バックアップされたデータが入っているボリュームをマウントするように求めるメッセージが次のように「Pending」ディスプレイに表示されます。
media waiting: recover waiting for 8mm 5GB volume-name |
ファイルの復旧に複数のボリュームが必要な場合には、「Pending」ディスプレイにすべてのボリュームが復旧に必要な順序で表示されます。さらに、復旧プロセスの過程で、必要なボリュームが一度に 1 つずつ表示されます。
Backup が使用するストレージデバイスに複数のボリュームがマウントされている場合、Backup は次の階層関係を使って、データの書き込み先のボリュームを選択します。
適切なプールに含まれる、マウント済みで追加可能なボリューム
現在使用されていない適切なプールに含まれる、マウント済みで再利用可能なボリューム
現在使用されておらず、自動メディア管理機能が有効になっているデバイスに含まれる、マウント済みでラベルが付いていないボリューム
現在デバイスにマウントされていないが、適切なプールに含まれている追加可能なボリューム
現在デバイスにマウントされていないが、適切なプールに含まれている再利用可能なボリューム