ボリュームラベルは Backup が使用する一意の内部コードで、そのボリュームを Backup で使用できるように初期化し、ストレージボリュームを特定のプールの一部として識別するためのものです。ボリュームにラベルを付けるには、次の操作を行います。
Backup ストレージデバイスに、ラベルの付いていない、または再利用可能なボリュームを入れます。
Backup を使ってボリュームにラベルを付けます。Backup 管理プログラムか nsrmm コマンドを使用します。
次の 3 つのオプションがあります。
ラベルを付けるボリュームに対してプールを選択しないと、「Default」プールに関連付けられているラベルテンプレートが自動的に使用されます。
テンプレートに関連付けられないラベル名を作成するには、「Label」リソースの「Volume Name」属性を編集し、一意のラベル名を入力します。
ボリュームにラベルを付けるときに「Manual Recycle」属性を有効にしても、保持ポリシーに従ってボリュームに再利用可能のマークが自動的に付けられることはありません。ボリュームを再利用可能としてマークできるのは管理者だけです。
Backup は、ボリュームにラベルを付ける際に、まずそのボリュームにラベルが付いていないことを確認します。次に、「Volume Name」属性に指定されている名前を使って、ボリュームにラベルを付けます。これは、選択プールに関連付けられているラベルテンプレートによって決まる次のシーケンシャルラベルか、ユーザーが入力して上書きしたボリューム名です。
同じプールにある再利用可能なボリュームにラベルを付け直した場合、ボリュームのラベル名とシーケンス番号は同じままですが、ボリューム上の元のデータにはアクセスできなくなり、そのボリュームは新しいデータに使用できるようになります。
ボリュームにラベルが付いてデバイスにマウントされると、そのボリュームはデータを受け取る準備ができたことになります。Backup ラベルはマシンが読める内部的な形式に過ぎないので、各ボリュームに内部ボリュームラベルと同じ名前のラベルを貼っておくことをお勧めします。オートチェンジャでバーコードラベルを使用する方法については、「オートチェンジャでのバーコードラベルの使用方法」を参照してください。サイロでバーコードラベルを使用する方法については、「サイロ内のボリュームへのラベル付け」を参照してください。