ボリュームをマウントするコマンドを実行した時点で、または Backup が自動メディア管理機能によってボリュームをマウントした時点で、ストレージデバイスにロードされているボリュームは、Backup からのデータを受け取るための準備ができています。たとえば、テープがマウントされている場合には、デバイスの読み書きヘッドがテープの空白箇所の先頭に置かれ、書き込みの準備ができています。
デバイスにボリュームをマウントするには、Backup 管理プログラムかコマンド行を使用します。
Backup 管理プログラムで、「Devices」ディスプレイからデバイスを選択し、「Mount」ボタンをクリックします。
シェルプロンプトで、nsrmm コマンドを -m オプションを付けて入力します。
ボリュームにラベルを付けてマウントすると、Backup 管理プログラムの中で、「Devices」リソースのデバイスのパス名の横にボリューム名が表示されます。
スタンドアロンデバイスを使用して無人バックアップを行う場合は、無人にする前に、ラベルが付けられたボリュームをデバイスにマウントしておく必要があります。
Backup では非巻き戻し型式のデバイスしか使用できません。巻き戻し可能なデバイスを使用すると、読み取り/書き込みヘッドの位置がボリュームの先頭に直されて、以前にバックアップしたデータが上書きされてしまいます。