バックアップデータは、特定のプールのボリュームに送られます。データを書き込む準備ができると、Backup はアクティブなデバイスを監視し、適切なプールに属するボリュームを探し出します。
プールの中に、マウントされた追加可能なボリュームが 1 つしか存在しない場合には、データはそのボリュームに送られます。
同じプールの 2 つのボリュームがデバイスにマウントされていると、Backup は次の要因を考慮して、ボリュームを選択します。
ボリュームの有効期限
デフォルトでは、ボリュームの有効期限は、ストレージボリュームがラベル付け (または再ラベル付け) された日から 2 年後に設定されます。このデフォルトの設定を変更するには、「Devices」リソースでボリュームの有効期限を変更します。デフォルトの設定を変更すると、セーブセットの保持ポリシーの期限の日付とボリュームの有効期限の日付とが比較されます。ボリュームの有効期限の日付が保持ポリシーの期限の日付よりも先であれば、セーブセットはボリュームに書き込まれます。そうでなければ、セーブセットはボリュームに書き込まれません。ボリュームの有効期限が変更されていない場合には、このチェックは行われません。
ボリュームのモード
適切なプールの、マウントされた追加可能なボリュームが使用可能であれば、そのボリュームに書き込まれる
適切なプールに追加可能なボリュームがなければ (さらに、自動メディア管理機能が有効になっていれば)、再利用が行われ、第 2 の選択肢として、適切なプールに属している、マウントされた再利用可能なボリュームに書き込まれる。別のプールに属するマウントされた再利用可能なボリュームは考慮されない
プールの中に使用可能なボリュームがなければ (さらに、自動メディア管理機能が有効になっていれば)、新しいラベルの付いていないボリュームか、Backup ラベルが付けられていないボリュームにラベルが付けられ、これがマウントされ、ここに書き込まれる
ボリュームラベルの時刻 (ボリュームにラベルが付けられた時刻)
最も古いラベル時刻を持つボリュームが、それよりあとのラベル時刻を持つボリュームよりも先に選択される
デバイスに現在書き込みを行なっているセッションの数
Backup が適切なプールからマウントされたボリュームを見つけられないと、マウントするように要求されます。自動メディア管理機能が有効になっていない場合、または スタンドアロンデバイスしか使用できない場合は、ボリュームがマウントされ、バックアップが開始できるようになるまで、繰り返しマウント要求が表示されます。