ファイルが表示可能でない (セーブセットのブラウズポリシーの期限が切れている) が、そのセーブセットが Backup によってメディアデータベースの中で追跡されている (セーブセットの保持ポリシーの期限が切れていない) 場合には、次の操作を行なって、クライアントファイルインデックスにセーブセットのエントリを復旧できます。
mminfo プログラムを実行します。
# mminfo -a -v volume-name |
mminfo によって得られた出力情報から、目的のファイルを含んでいると思われる ssid を探します。それがブートストラップセーブセット ID でないことを確認します。
正しい ssid がわかったら、scanner プログラムを使って、ファイルインデックスの中のセーブセットエントリを置き換えます。
# scanner -i -S save-set-id device-name |
Backup の recover プログラムを使って、ファイルに復旧対象のマークを付けます。
セーブセットがボリュームの境界にまたがっている場合は、scanner プログラムを使ってすべてのボリュームから読み込みを行います。これを実行しないと、クライアントファイルインデックスは完全には再構築されず、このセーブセットのファイルをオンラインで復旧できません。
Backup の recover プログラムを使って、ファイルに復旧対象のマークを付けます。