NetWare クライアントでは、次に示すファイルを手動で更新し、次の点を確認する必要があります。
SYS:ETC¥HOSTS ファイルには、Backup クライアントと Backup サーバーのインターネットアドレスが必要です。HOSTS ファイルは単純な ASCII テキストファイルで、各行に IP アドレスが入っています。各行の最初に IP アドレスがきて、そのあとにホスト名とそのマシンのすべての別名が続きます。また、HOSTS ファイルにはローカルホストのエントリも必要です。次に例を示します。
127.0.0.1 localhost loopback 137.69.8.1 server server.companyname.com 137.69.8.2 client client.companyname.com |
TCP/IP ホスト名と NetWare サーバー名には、Backup for NetWare クライアント名が入ります。上の例では、client の部分は NetWare サーバー名で置き換えられます。
AUTOEXEC.NCF ファイルで、TCP/IP をロードし、正しくバインドしなければなりません。次に例を示します。
load tcpip load pcntnw board=1 frame=ethernet_ii name=e_ii bind ip to e_ii addr=137.69.8.2 mask=255.255.255.000 |
Backup をインストールする前に TCP/IP をロードし、バインドしてください。そうしないと、一部の構成ファイルが正しく更新されません。
TCP/IP ネットワーク上での Backup 操作に影響し、Backup のインストール時に自動的に構成されるファイルとしては、ほかに次のものがあります。
SYS:ETC¥RPCUSERS、SYS:ETC¥SERVICES、
SYS:ETC¥RPC、SYS:ETC¥GATEWAYS、
SYS:ETC¥NET¥NETWARE¥SERVICES、および、通常は SYS:NSR にある RPCNET.CFG
これらのファイルは、他の RPC ベースの製品でも使用されることがあり、Backup をインストールする前にクライアント上にすでにある可能性があります。ファイルがすでにある場合には、Backup はインストールの際にこれらのファイルを上書きしません。ほとんどの場合、他の RPC ベースのソフトウェアに添付されているファイルは、Backup でも使用できます。