N1 Service Provisioning System 4.1 リファレンスガイド

CLI コマンドの出力書式の選択

CLI コマンドからの出力結果はいろいろな目的で使用されるため、情報を返すために CLI コマンドが使用する書式は調整できます。 CLI 出力書式は 2 種類あります。

標準出力書式

CLI は、以下の出力書式をサポートしています。

表 4–2 CLI 書式のオプション

書式のオプション 

結果 

string 

短い出力を行う。 事後処理に使用する 

serialized 

XML 直列化テキストを出力する。 別のスクリプトに情報を渡すときに使用する 

sink 

出力を破棄する。 UNIX システムでは /dev/null に出力される 

detail 

出力を表形式にフォーマットする。 詳細情報も含まれる 

出力書式を指定しない場合、コマンドはデフォルト書式で出力を行います。

あるコマンドのデフォルト出力書式を調べるには、以下のように -h をつけてコマンドを実行し、そのコマンドのヘルプ情報を参照してください。


cr_cli –cmd <commandname> –h 

デフォルト出力書式は、ヘルプの下部分にアスタリスクで囲んで表示されます。

コマンド固有の出力書式

-h 引数を使用すると、コマンドで使用可能なコマンド固有の出力書式も調べられます。表 4–3 に、コマンド固有の出力書式を示します。

表 4–3 CLI コマンドファミリのコマンド出力書式

コマンド書式 

説明 

cdb.detail 

コンポーネントの詳細テキストの出力 

cmp.detail 

比較の詳細テキストの出力 

hdb.detail 

ホストデータの詳細テキストの出力 

net.detail 

ネットワークデータの詳細テキストの出力 

net.summary 

ネットワークデータの概要の出力 

pdb.detail 

プランの詳細テキストの出力 

pe.detail 

プラン実行の詳細出力 

rule.detail 

通知規則の詳細テキストの出力 

udb.deep 

ユーザーとユーザーグループを説明する非常に詳細なテキストの出力 

udb.detail 

ユーザーとユーザーグループを説明する詳細テキストの出力 

udb.summary 

ユーザーとユーザーグループを説明する概要テキストの出力 

出力書式の指定

CLI コマンドの出力書式を指定するには、-o 引数をコマンドの最初の引数として使用します。 たとえば、hdb.h.la コマンドに対して string 出力書式を選択するには、以下のコマンドを実行します。


cr_cli -cmd hdb.h.la -o string -u [user] -p [password]

注 –

指定する出力書式は、この例のように、コマンドの後、他のすべての引数の前に入力してください。