CLI コマンドからの出力結果はいろいろな目的で使用されるため、情報を返すために CLI コマンドが使用する書式は調整できます。 CLI 出力書式は 2 種類あります。
すべての CLI コマンドで使用可能な標準出力書式
オプションのコマンド固有の出力書式
CLI は、以下の出力書式をサポートしています。
表 4–2 CLI 書式のオプション
書式のオプション |
結果 |
---|---|
string |
短い出力を行う。 事後処理に使用する |
serialized |
XML 直列化テキストを出力する。 別のスクリプトに情報を渡すときに使用する |
sink |
出力を破棄する。 UNIX システムでは /dev/null に出力される |
detail |
出力を表形式にフォーマットする。 詳細情報も含まれる |
出力書式を指定しない場合、コマンドはデフォルト書式で出力を行います。
あるコマンドのデフォルト出力書式を調べるには、以下のように -h をつけてコマンドを実行し、そのコマンドのヘルプ情報を参照してください。
cr_cli –cmd <commandname> –h |
デフォルト出力書式は、ヘルプの下部分にアスタリスクで囲んで表示されます。
-h 引数を使用すると、コマンドで使用可能なコマンド固有の出力書式も調べられます。表 4–3 に、コマンド固有の出力書式を示します。
表 4–3 CLI コマンドファミリのコマンド出力書式
コマンド書式 |
説明 |
---|---|
cdb.detail |
コンポーネントの詳細テキストの出力 |
cmp.detail |
比較の詳細テキストの出力 |
hdb.detail |
ホストデータの詳細テキストの出力 |
net.detail |
ネットワークデータの詳細テキストの出力 |
net.summary |
ネットワークデータの概要の出力 |
pdb.detail |
プランの詳細テキストの出力 |
pe.detail |
プラン実行の詳細出力 |
rule.detail |
通知規則の詳細テキストの出力 |
udb.deep |
ユーザーとユーザーグループを説明する非常に詳細なテキストの出力 |
udb.detail |
ユーザーとユーザーグループを説明する詳細テキストの出力 |
udb.summary |
ユーザーとユーザーグループを説明する概要テキストの出力 |
CLI コマンドの出力書式を指定するには、-o 引数をコマンドの最初の引数として使用します。 たとえば、hdb.h.la コマンドに対して string 出力書式を選択するには、以下のコマンドを実行します。
cr_cli -cmd hdb.h.la -o string -u [user] -p [password] |
指定する出力書式は、この例のように、コマンドの後、他のすべての引数の前に入力してください。