N1 Service Provisioning System 4.1 ユーザーガイド

仮想ホスト

仮想ホストは、アプリケーションサーバーのインスタンスなどの、配備のソースにすぎないホストです。 1 台の物理マシン上には、複数の仮想ホストが存在できます。 各仮想ホストには親ホストがあり、親ホストには物理ホストと仮想ホストのどちらも使用できます。 仮想ホストは任意にネストできますが、最も外側の親ホストは物理ホストにする必要があります。

仮想ホストは、関連するコンポーネントのセットのコンテナと考えると理解しやすくなります。

このマニュアルの例では、Host 1 と Host 2 の 2 つの物理ホストがあり、仮想ホストは、 Server 1、2、3、および 4 と Admin Server の 5 つがあります。

仮想ホストは、1 台の物理ホスト上でアプリケーションの複数のインスタンスを維持管理する場合に便利です。 このような仮想ホストにより、物理マシンと、物理マシン上で動作するアプリケーションが明確に区別されます。 このような区別は、機能するためには相互にやり取りを行う必要がある複数のアプリケーションを管理する場合に特に便利です。

インストールで管理サーバーを使用してホストのインストールと設定を行う必要がある場合、N1 Service Provisioning System ソフトウェア では、仮想ホストまたは物理ホストを指定する実行プランを定義できます。