N1 Service Provisioning System 4.1 ユーザーガイド

ホストタイプの属性

ホストタイプは、その名前と属性により区別します。 属性は名前と値がペアになっています。 各属性はデフォルト値を取ることができます。

たとえば、Web アプリケーションが動作するプロダクションサーバーには、ホストタイプ production_web_hosts を定義できます。 次の表に、このようなホストタイプの例を示します。

表 4–3 ホストタイプの属性の例

属性名 

デフォルト値 

コメント 

name 

なし 

ホストの名前。 この属性は crhost ホストタイプから継承される。

description 

なし 

ホストの説明。 この属性は crhost ホストタイプから継承される。

location 

San Francisco 

ホストが存在するデータセンターの名前。 この例では、組織は San Francisco のデータセンターにサーバーの大半を配置している。 そのため、ユーザーはこのデフォルト値を作成している。 

host_role 

web 

データセンターでホストが果たす役割の識別子。 デフォルトでは、この変数には値 web が割り当てられ、ホストが Web サーバーとして動作することを示している。 

web_port 

80 

この Web アプリケーションへのアクセスにユーザーが使用するポートの番号。 この変数はホストタイプのリストの中にあるため、プラン、コマンド行、および Web ページからアクセス可能で、動的に設定できる。 

ホストの属性は文字から始まる必要があり、スペースを含むことはできません。

ホストタイプに新しい属性を追加すると、属性とそのデフォルトは、そのタイプの各ホストに追加されます。 ホストタイプから属性を削除すると、そのタイプの各ホストからそれらの属性が完全に削除されます。 属性の名前を変更することはできません。属性は、削除して新しい名前を使用して再度追加することのみ可能です。これにより、属性値はそのタイプの全ホストでデフォルトにリセットされます。

個別のターゲットマシンであるホストを定義する際には、ホストのホストタイプにより指定される属性の値を個別に無効にすることができます。 無効にされないデフォルト値は、ホストに適用されます。