コンポーネントとは、アプリケーションを定義するソース情報 (ファイルやディレクトリ構造、またはその他のコンポーネント) とこれらのソース情報の処理方法を指示する命令群を論理的なグループにまとめたものです。 たとえば、ファイルやディレクトリの集合、EAR (J2EE Enterprise Archive) や COM コンポーネントのような自律的なアーカイブ、BEA WebLogic のような完全なアプリケーション、パッチやサービスパックのようなオペレーティングシステムレベルの更新を「コンポーネント」と呼ぶことができます。 また、コンポーネントは他のコンポーネントを参照することもできます。
N1 Service Provisioning System ソフトウェアは、次のような方法でコンポーネントの管理性を向上させます。
コンポーネントモデルの作成。コンポーネントごとに、ソフトウェアリソースグループを慎重に定義します。コンポーネントのインストール方法、設定方法、分析方法の定義も行います。
コンポーネントの格納。必要に応じて以前のバージョンのコンポーネントを取り出せるように、バージョン制御を行いながらコンポーネントをリポジトリに格納します。
プランがコンポーネントを使用できるようにする。段階を追ってデータセンター操作を実行し、個々のコンポーネントモデルに組み込まれている知識情報を利用します。
その他のコンポーネントとの比較。コンポーネント同士の比較や、コンポーネントとソフトウェアインストールの比較を行います。
N1 Service Provisioning System ソフトウェアによるコンポーネントとプランの管理の概要については、『「N1 Service Provisioning System ソフトウェア のオブジェクトモデル」』を参照してください。