この節では、旧バージョンの Master Server から新バージョンの Master Server に移行されるデータについて詳しく説明します。
次に、Master Server 上で移行されるデータの種類を示します。
表 9–1 移行の概要
Master Server 上のデータ |
移行対象のデータですか |
移行手段 |
---|---|---|
PostgresSQL データ |
はい |
SQL スクリプト |
既存のコマンドに変更を加えるための CLI Client スクリプト |
いいえ | |
CLI Client でシリアル化されるオブジェクトの移行 |
いいえ | |
各ホスト上の config.properties ファイルに対する変更の移行 |
はい |
このファイルにリストされているプロパティは、「プロパティファイルの移行についての詳細」で説明されている方法を使用して移行する |
リソースの移行 |
はい |
リソースディレクトリをコピーする |
ロガー構成ファイル |
いいえ | |
ユーザーインタフェースのカスタマイズ |
いいえ |
4.1 config.properties は、5.0 config.properties ファイルへ移行されます。この移行では、4.1 バージョンのファイルに入っている各プロパティの値が、5.0 バージョンの config.properties ファイルに入っているプロパティの値と比較されます。値が同じであれば、そのプロパティは無視されます。値が異なる場合は、4.1 バージョンの値が 5.0 バージョンの config.properties ファイルにコピーされます。プロパティが、4.1 バージョンのファイルに存在するが、5.0 バージョンのファイルには存在しない場合は、4.1 バージョンの値が 5.0 バージョンのファイルに追加されます。次に示すプロパティの値は、5.0 バージョンの config.properties ファイルに移行されません。
webserver.TomcatHome
rsrc.localrepo
db.port
hostdb.ms.ipaddress
hostdb.ms.port
note.mailsubject
net.server.nconn
net.server.type.1
net.server.ip.1
net.server.port.1
net.server.parms.1
note.url
pe.defaultUserToRunAs
hostdb.ms.connectiontype
pe.maxSimulPlans
4.1 バージョンのプロパティファイルでこれらのプロパティの値を変更した場合は、5.0 バージョンの config.properties ファイルの値を手動で変更する必要があります。