N1 Grid Service Provisioning System 5.0 ユーザーガイド (BEA WebLogic Plug-In)

ProcedureWebLogic サーバーインスタンスを管理する

実在する各 WebLogic 管理サーバーに対して、複数のサーバーインスタンスを実行できます。この手順では、WebLogic サーバーインスタンスの作成、起動、および停止方法について説明します。


注 –

WebLogic アプリケーションは、N1 Grid Service Provisioning System の外で管理しないでください。プロビジョニングソフトウェアを使用する場合、WebLogic アプリケーションは、プロビジョニングソフトウェアでのみ管理するようにしてください。


手順
  1. ブラウザインタフェースの「Common Tasks」セクションで、「WebLogic」をクリックします。

  2. 「WebLogic Common Tasks」ページで、「Manage Server Instances」をクリックします。

  3. 管理対象サーバーインスタンスを作成するには、「Components Procedures list」の「Default:Install」の横にある「Run action」をクリックします。

    1. この管理対象サーバーに適用する変数のセットを選択するには、そのウィンドウの「Plan Parameters」セクションにある「Select from List」をクリックします。

      • デフォルト値とは異なる変数セットを新たに作成するには、「Create Set」をクリックします。

        「Select Variable Setting From List」ウィンドウが表示されます。

        1. 表上部にあるテキストフィールドに、新しい変数設定のセット名を入力します。

        2. この管理対象サーバーインスタンスが実行される WebLogic 管理サーバーの名前を指定するには、adminServerHostName の横にあるボックスをクリックして、フィールドに名前を入力します。この名前は、存在する WebLogic 管理サーバーの名前でなければなりません。

        3. 管理対象サーバーインスタンスに名前を指定するには、targetName の横にあるボックスをクリックして、フィールドに名前を入力します。

          この名前は、targetName で使用されて、管理対象サーバーインスタンスの実際の名前が作成されます。

        4. 管理対象サーバーインスタンスのフルネームを指定するには、targetRefName の横にあるボックスをクリックして、フィールドに名前を入力します。

          デフォルトでは、targetRefName はホスト名に基づいて作成され、ホストのタイプ (例 「server」) と、前の手順で指定した targetName が付きます。

        5. 管理対象サーバーインスタンスをインストールする場所のパスを指定するには、installPath の横にあるボックスをクリックして、完全なパス名を入力します。

          デフォルトでは、installPath はホストのタイプに基づいて作成され、adminServerHostName またはほかの対象可能なコンポーネントのいずれかのドメイン名と、targetName が付きます。

        6. この管理対象サーバーがクラスタの一部に含まれる場合は、clusterHostName を指定します。


          注 –

          管理対象サーバーは、このクラスタの存在に依存します。クラスタが存在しない場合は、先にクラスタを作成してから、管理対象サーバーインスタンスの作成と管理を行ってください。


        7. WebLogic 起動スクリプトの完全なパスを指定します。

          適切なスクリプトが存在しない場合、WebLogic サーバーインスタンスを起動できません。デフォルトの WebLogic 起動スクリプトを変更する必要があります。特に、次の変数に値を指定する必要があります。

          • SERVER_NAME= server_name — WebLogic 管理サーバーの名前(例 managed2

          • ADMIN_URL= URL_for_server — WebLogic サーバーの URL(例 http://myplace.domain.me.com:7001/

          • WLS_USER=${1} — WebLogic サーバーで使用されるユーザー名。${1} 命名法は、スクリプトを呼び出すときに、指定する最初の引数に WebLogic ユーザー名を設定します。これにより、サーバー起動時にユーザー名を問い合わせるプロンプトは表示されません。

          • WLS_PW=${2} — WebLogic ユーザー名のパスワード。${2} 命名法は、スクリプトを呼び出すときに、2 番目の引数として指定するパスワードに WebLogic パスワードを設定します。これにより、サーバー起動時にパスワードを問い合わせるプロンプトは表示されません。


          注 –

          起動スクリプトにこれらの変更を行う場合、定義した値を無効にするようなスクリプト中の古い情報は、必ず削除するようにしてください。また、スクリプトはバックグラウンドで実行されるように設定し、スクリプトの入出力ストリームはリダイレクトするようにしてください。


        8. コンポーネントの変数値を更新したあと、「Save」をクリックします。

          新しい変数設定が表に表示されます。

        9. 「選択」をクリックします。

          管理対象サーバーインスタンス用の「Components Details」ページに戻ります。

      • 別のコンポーネントに変数設定を使用するには、「Import Set」をクリックします。

        「Import Variable Settings」ウィンドウが表示されます。

        1. 必要に応じて、インポートする変数設定を持つコンポーネントが含まれるフォルダに移動します。

        2. コンポーネントバージョンを選択します。


          注 –

          変数設定は、コンポーネントのバージョンによって異なります。


        3. 「Import Variable Settings」をクリックします。

          インポートした変数設定が表に表示されます。

        4. 「選択」をクリックします。

          管理対象サーバーインスタンス用の「Components Details」ページに戻ります。

    2. 管理対象サーバーインスタンスの「Components Details」ページで、この管理対象サーバーインスタンスを実行するターゲットホストを選択します。

    3. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。

  4. WebLogic 管理対象サーバーインスタンスを起動するには、管理対象サーバーインスタンス用の「Components Details」ページにある「Component Procedures list」の「Start」の横にある「Run action」をクリックします。

    1. 管理対象サーバーを選択します。

    2. 「Run Selected Installations」をクリックします。

    3. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。

  5. WebLogic 管理対象サーバーインスタンスを停止するには、管理対象サーバーインスタンス用の「Components Details」ページにある「Component Procedures list」の「Stop」の横にある「Run action」をクリックします。

    1. 管理対象サーバーを選択します。

    2. 「Run Selected Installations」をクリックします。

    3. 「Run Plan (includes preflight)」をクリックします。