このマニュアルでは、N1 Service Provisioning System (N1 SPS) 製品によるオペレーティングシステムのプロビジョニング方法を説明します。
このマニュアルの主な対象読者は、企業全体でオペレーティングシステムを保守する、N1 SPS ソフトウェアのシステム管理者およびオペレータです。このようなユーザーは、次の内容に関する十分な知識があると想定されています。
N1 SPS 製品
標準的な UNIXTM および Windows のコマンドとユーティリティー
プロビジョニングするオペレーティングシステムで使用可能な一般的な概念と管理機能
N1 SPS ソフトウェアの使用法に関する十分な知識のないユーザーは、次のマニュアルをお読みください。
第 1 章「OS プロビジョニングの概要」では、OS プロビジョニング機能の概要を説明します。
第 2 章「OS プロビジョニングプラグインのリリースノート」には、OS プロビジョニング機能に関する既知の問題と最新情報が記載されています。
第 3 章「OS プロビジョニングの配備環境」では、OS のプロビジョニングをより簡単にサポートできるよう環境を設定する方法について説明します。
第 4 章「OS プロビジョニングプラグインのインストールと構成」では、OS プロビジョニングプラグインをインストールおよび構成する方法について説明します。
第 5 章「Solaris オペレーティングシステムのプロビジョニング」では、Solaris システムのプロビジョニング方法に関する詳細な手順を説明します。
第 6 章「Linux オペレーティング環境のプロビジョニング」では、Linux システムのプロビジョニング方法に関する詳細な手順を説明します。
第 7 章「Windows オペレーティング環境のプロビジョニング」では、Windows システムのプロビジョニング方法に関する詳細な手順を説明します。
第 8 章「OS プロビジョニング用ターゲットホスト」では、OS プロビジョニングの適切なターゲットホストについて説明します。
付録 A 「ターゲットホストの変数」では、各ターゲットホストタイプに適用される固有の変数について説明します。
付録 B 「Solaris Profile コンポーネントの変数」では、Solaris プロビジョニングプロファイルに適用される固有の変数について説明します。
付録 C 「追加 JET モジュールの作成」 では、ユーザー固有のカスタムモジュールを作成することで Solaris プロビジョニング機能を拡張する方法について説明します。
このマニュアル内で参照している第三者の URL は、追加の関連情報を提供します。
このマニュアル内で引用する第三者の Web サイトの可用性について Sun は責任を負いません。Sun は、これらのサイトあるいはリソースに関する、あるいはこれらのサイト、リソースから利用可能であるコンテンツ、広告、製品、あるいは資料に関して一切の責任を負いません。こうしたサイトやリソース上で、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って発生した (あるいは発生したと主張される) 実際の (あるいは主張される) 損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。
Sun のサービス |
URL |
内容 |
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マニュアル |
PDF 文書および HTML 文書をダウンロードできます。 |
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サポートおよびトレーニング |
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このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
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AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
|
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャー・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。