Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイドおよびリリースノート (OS Provisioning Plug-In 2.0)

ProcedureTFTP アクセス権を設定する

ディストリビューションは、このブートおよびインストールサーバーからサービスを受ける各サブネットに関して、TFTP を介してアクセス可能である必要があります。

手順
  1. /etc/xinet.d/tftp ファイルで server_args パラメータを探します。

    これが、TFTP サーバーにより使用されるルートディレクトリを定義します。ディレクトリが存在しない場合は、ディレクトリを作成します。


    注 –

    この作業では例として /tftpboot を使用します。


  2. TFTP を有効にし、xinetd デーモンを再起動します。

    RedHat AS 3.0 で動作する、次の例のようなコマンドを使用します。


    #chkconfig tftp on
      #service xinetd restart
    
  3. TFTP ルートディレクトリの下に、次のディレクトリをコピーまたは作成します。

    • /tftpboot/pxelinux.0 – Linux PXE ブートストラップファイルは http://syslinux.zytor.com/pxe.php からダウンロードできます。

    • /tftpboot/pxelinux.cfg/ – このディレクトリには PXE 構成ファイルが含まれています。これらのファイルには、各ハードウェアプラットフォームおよび Linux ディストリビューションに固有のパラメータが含まれています。

    • /tftpboot/pxelinux.cfg/v20z-config – V20z プラットフォームに固有のディレクトリ。

    • /tftpboot/vmlinuz – ディストリビューションの /images/pxeboot にある、インストールカーネル。

    • /tftpboot/initrd.img – ディストリビューションの /images/pxeboot にある、インストール RAM ディスク。


例 6–1 PXE 構成ファイルのサンプル

次の例に、SunFire V20z システムの PXE 構成ファイルを示します。

default el30 ks
serial 0 9600
label el30
kernel vmlinuz
append linksleep=30 ksdevice=eth0 console=tty0 console=ttyS1,9600 load_ramdisk=1 initrd=initrd.img network

各行の意味は次のとおりです。