プロビジョニングシステムを構成する前に、マスターサーバー、リモートエージェント、およびローカルディストリビュータを起動しておく必要があります。
次の表は、 Solaris OS、Red Hat Linux、および IBM AIX システムで Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアアプリケーションを起動するコマンドをまとめたものです。N1SPS-home は、アプリケーションのホームディレクトリです。
Bourne シェルを使用し、マスターサーバーやその他の Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアアプリケーションを起動しないでください。Bourne シェルで cr_server start コマンドを使用してマスターサーバープロセスを起動し、マスターサーバーを起動したシェルで、後続のコマンドに対して ^C コマンドを発行すると、データベースとマスターサーバーのプロセスが停止します。
N1SPS5.1-home/server/bin/roxdb.out ファイルで、最近のエントリとして次のメッセージが表示されます。
DEBUG: fast shutdown request DEBUG: aborting any active transactions |
アプリケーション |
コマンドへのパス |
起動するコマンド |
---|---|---|
マスターサーバー |
N1SPS5.1-home/server/bin/ |
cr_server start |
ローカルディストリビュータ |
N1SPS5.1-home/ld/bin/ |
cr_ld start |
リモートエージェント |
N1SPS5.1-home/agent/bin/ |
cr_ra start |
CLI Client |
N1SPS5.1-home/cli/bin/ |
cr_cli CLI-command |
Jython バージョンの CLI Client |
N1SPS5.1-home/cli/bin/ |
cr_clij CLI-command |
Windows システムでは、「サービス」パネルでマスターサーバー、ローカルディストリビュータ、およびリモートエージェントを起動します。CLI Client は、DOS ウィンドウから起動します。
マスターサーバー、ローカルディストリビュータ、またはリモートエージェントを起動するには、「スタート」メニューをクリックし、「プログラム」、「管理ツール」、「サービス」の順にクリックします。「サービス」パネルで、このアプリケーションの名前を見つけ、起動します。
表 1–2 Windows マスターサーバー、ローカルディストリビュータ、およびリモートエージェントを起動するサービス名
アプリケーション |
起動するサービス名 |
---|---|
マスターサーバー |
Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェア Server Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェア PostgresSQL Server Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェア IPC Daemon Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェア Database Preparer |
ローカルディストリビュータ |
Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェア Distributor |
リモートエージェント |
Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェア Agent |