Sun N1 Service Provisioning System 5.1 システム管理者ガイド

システムユーザーインタフェース

プロビジョニングシステムアプリケーションを起動したあと、3 つのインタフェースを使用してプロビジョニングシステムにアクセスできます。

ブラウザインタフェース

プロビジョニングシステムへのプライマリインタフェースであり、マスターサーバーの組み込み Web サーバーを通じてマスターサーバーと相互作用します。オブジェクト指向型の設計になっているため、すばやくナビゲートすることができるほか、コマンドを使用しなくてもシステムを監視できます。自動化を使用することで、コンポーネントやプランの作成を簡単に行えます。一括移動手順など、一部の操作は、このインタフェースを使用してのみ実行可能です。

ブラウザインタフェースへのアクセス方法については、「ブラウザインタフェースを起動する」を参照してください。

コマンド行インタフェース (CLI): 単一コマンドモード

CLI モードでは、シェルからマスターサーバーに対して、単一コマンドを発行できます。また、CLI を使用して、Jython 以外の言語でスクリプトを作成できます。

非対話型 CLI インタフェースへのアクセス方法と使用方法については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』を参照してください。

コマンド行インタフェース: 対話モード

この CLI モードでは、CLI コマンドを高度なオブジェクト指向型スクリプトに埋め込めます。Jython Interpreter を使用すると、複数の CLI コマンドをマスターサーバーに送信できます。

CLI Jython インタフェースへのアクセス方法と使用方法については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』を参照してください。

Procedureブラウザインタフェースを起動する

始める前に

マスターサーバーがインストールされ、稼動している必要があります。マスターサーバーの起動方法については、「Sun N1 Service Provisioning System アプリケーションの起動」を参照してください。

手順
  1. Web ブラウザで、マスターサーバーのホームページに移動します。

    マスターサーバーの URL は、インストール手順の間に構成されます。使用しているマスターサーバーの Web アドレスが分からない場合は、Sun N1 Service Provisioning System ソフトウェアをインストールし、構成した担当者に問い合わせてください。

    デフォルトの場所は、http://masterserver-hostname:8080 です。

  2. 該当するフィールドにユーザー名とパスワードを入力します。


    注 –

    プロビジョニングシステムは admin という管理者アカウントでインストールされます。このアカウントのパスワードは、インストール時に構成されます。

    admin ユーザーアカウントについては、「デフォルトユーザーアカウント」を参照してください。


  3. 「Log In」をクリックします。


    ヒント –

    マウスを使用せずにログインするには、パスワードを入力したあとに Tab キーを押します。Return キーを押して、ログインプロセスを開始します。


Procedure単一コマンドモードの CLI を起動する

単一コマンド CLI インタフェースへのアクセス方法と使用方法については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』を参照してください。

手順

    CLI Client アプリケーションがインストールされているマシンで、実行するコマンドを入力します。


    N1SPS-home/cli/bin/cr_cli -cmd subsystem.object.command -u user -p password
    

    コマンドの構文と出力形式については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』の第 1 章「コマンド行インタフェースの使用」を参照してください。

Procedure対話モードの CLI を起動する

CLI Jython インタフェースへのアクセス方法と使用方法については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.1 コマンド行インタフェース(CLI) リファレンスマニュアル』を参照してください。

手順
  1. CLI Client と Jython がインストールされているマシンで、対話モードの CLI を起動します。


    N1SPS-home/cli/bin/cr_clij
    
  2. スクリプトの先頭に、次のコードを含めます。


    from clui import *
    app=PyCLUI() 
    app.execStr(CLI command) 	
    App.close()	

    注 –

    割り当て app=PyCLUI() が CLI を呼び出します。App.close() 呼び出しは、この Jython クラスのインスタンスを削除します。