プロビジョニングシステムを使用すると、アプリケーションのプロビジョニングと管理を行うことができます。
WebLogic 9 プラグインは、タスクを実行するためのツールとしてプランとコンポーネントプロシージャーの両方を提供します。プランを使用することで、目的の機能に直接リンクすることができます。コンポーネントプロシージャーを使用することで、実行できるタスクの数がさらに多くなります。
WebLogic 9 プラグインでは、タスクをアプリケーションタスク、インフラストラクチャータスク、および構成タスクの 3 つのカテゴリに分類しています。これらのタスクカテゴリは、実行する必要があるタスクを記述する際に同じ規則に従います。
表 4–1 共通のタスク名
タスク名 |
説明 |
---|---|
View Installations、View Configurations、View Clusters、View Cluster Members |
特定のタイプのすべてのコンポーネントがインストールされている場所のリストを表示します。 |
View All |
すべてのフォルダ内の特定のタイプのすべてのコンポーネントを表示します。 |
Create |
このタイプの新しいコンポーネントをプロビジョニングシステムに追加できる「component Details」ページへのリンクです。既存の WebLogic Admin Server からインポートすることで、またはファイルシステムをブラウズすることで、新しいコンポーネントを作成できます。 注 – WebLogic Admin Server 上では、アプリケーションタイプを参照できません。 |
Start または Stop |
Start または Stop コンポーネントプロシージャーを実行する自動生成されたプランへのリンク。 これらのプロシージャーは、コンポーネントから直接実行することもできます。 |
Install、Uninstall、Remove、Join、Leave |
記述された機能を作成するプランを表します。 |
本書で説明されている各タスクに関しては、2 つの必要条件が存在します。
WebLogic 管理サーバーは、数多くの処理の実行または確認に使用されます。したがって、WebLogic 9 環境を変更するタスクを実行するには、プロビジョニングシステム内で管理サーバーを正しい接続情報で構成して実行する必要があります。
WebLogic ソフトウェアのインストール時、WebLogic Domain の作成時、またはエンタープライズアプリケーション (EAR)、Web アプリケーション (WAR)、および Java アーカイブ (JAR) ファイルの作成時には、管理サーバーはオンラインである必要はありません。
プロビジョニングシステム内のすべてのタスクでは、ユーザーが特定のアクセス権を持っていることが必要になります。WebLogic プラグインを使用してタスクを実行するには、ユーザーは、コンポーネントが含まれるフォルダ上の Run Component Procedures アクセス権を有するユーザーグループに属する必要があります。また、コンポーネントの配備先のホストセットに関しては、Allow on Host Set アクセス権も必要です。
アクセス権の詳細については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の第 3 章「アクセス許可を使用したアクセスの制御」を参照してください。
グループメンバーシップの更新方法については、『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の「ユーザーのグループメンバーシップを変更する」を参照してください。
プロビジョニングシステム内に WebLogic 9 環境を作成する作業は、プロビジョニングシステムを使用せずに環境を作成する処理に似ています。
WebLogic 9 プラグインをインポートします。
『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の「プラグインのインポート」を参照してください。
WebLogic セッション変数 WL_DEFAULT_PASSWORD および WL_DEFAULT_USER を設定します。
『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 プランとコンポーネントの開発者ガイド』の第 5 章「セッション変数」を参照してください。
すべてのホストを準備します。
WebLogic 9 プラグインには、プロビジョニングシステム内のすべてのホストに配布する必要がある新しいシステムサービスが含まれています。『Sun N1 Service Provisioning System 5.2 システム管理者ガイド』の「物理ホストの準備」を参照してください。
WebLogic ソフトウェアをインストールします。
「WebLogic ソフトウェアをインストールする」を参照してください。
Administrative Server をインストールすることで WebLogic ドメインを作成します。
「WebLogic 9 ドメインと管理サーバーを作成する」を参照してください。
(任意) Node Manager マシンを作成します。
「WebLogic マシン を作成する」 を参照してください。
新しい WebLogic ドメインで管理対象サーバーを作成します。
「WebLogic 管理対象サーバーを作成する」を参照してください。
(任意) WebLogic 9 クラスタを作成します。
「WebLogic クラスタを作成する」を参照してください。
(任意) 既存の管理対象サーバーをクラスタに割り当てることにより、クラスタメンバーを追加します。
「クラスタメンバーを作成する」 を参照してください。
必要に応じて、データベースへのアプリケーションの接続を構成します。
アプリケーションによっては、データベース接続プールおよびデータベースデータソースを構成する必要がある場合があります。「構成サービスの作成」 を参照してください。
アプリケーションが Java Messaging Service を使用している場合、JMS サーバーを構成します。
「構成サービスの作成」 を参照してください。
ファイルシステムからアプリケーションアーカイブファイルを取得します。
「WebLogic アプリケーションの取得と編集」を参照してください。
ターゲットホスト、ホストセット、またはクラスタにアプリケーションを配備します。
アプリケーションは、クラスタまたは管理対象サーバーのいずれかをターゲットとすることができます。
「WebLogic アプリケーションの配備」を参照してください。