Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (BEA Weblogic 9 Plug-in 1.0)

WebLogic 構成コンポーネントタイプと変数

ここに示す各項目では、コンポーネントタイプとしてモデル化された各 WebLogic 構成オブジェクトを示します。デフォルトのコンポーネント名、およびカスタム値が必要なコンポーネント変数も示してあります。

Data Source および Multi Data Source コンポーネントタイプと変数

WebLogic 9 プラグインは、データベースデータソースおよび接続プールを取得する Data Source および Multi Data Source コンポーネントタイプを提供しています。これらのコンポーネントタイプに必須のコンポーネント変数を次の表に示します。

表 5–2 Data Source および Multi Data Source コンポーネント情報と変数

コンポーネントタイプ 

説明 

必須の変数 

Data Source 

アプリケーションのデータベースデータソースを指定します。 

  • データソース名 (Name)

  • JNDI 名 (JNDINames)

Multi Data Source 

アプリケーションのデータベースデータソースと関連付けられた接続プールを指定します。 

  • マルチデータソース名 (Name)

  • マルチデータソース用のアルゴリズムの種類で、Failover または Load-Balancing のいずれか (AlgorithmType)

  • コンマで区切られたデータソースのリスト (DataSourceList)

  • JNDI 名 (JNDINames)

これらのコンポーネントタイプを作成、配備する方法については、「WebLogic アプリケーションのサービスの構成」を参照してください。

Java Messaging Service (JMS) コンポーネントと変数

WebLogic 9 プラグイン は、JMS 構成コンポーネントを取得するいくつかの Java Messaging Service (JMS) コンポーネントタイプを提供しています。これらのコンポーネントまたはコンポーネントタイプに必須のコンポーネント変数を次の表に示します。

表 5–3 JMS コンポーネント情報と変数

コンポーネントタイプ 

説明 

デフォルトのコンポーネント 

必須の変数 

JMS Server 

JMS 情報を保存、供給するサーバーを指定します。 

WLJMSServerConfig

JMS サーバー名 (Name)

JMS Module 

JMS Queues、Topics、Connection Factories、および Destination Keys の構成モジュールを指定します。 

なし 

  • JMS Module の名前 (Name)

  • JMS Module 記述子ファイル (DescriptorFileName)

JMS Queue 

ポイントツーポイントメッセージングのメッセージングキューを指定します。 

WLJMSQueueConfig

  • JMS 宛先名 (Name)

  • JMS モジュール名 (JMSModuleName)

  • JMS 宛先の JNDI 名 (JNDIName)

JMS Topic 

パブリッシュ/サブスクライブメッセージングのメッセージングトピックを指定します。 

WLJMSTopicConfig

  • JMS 宛先名 (Name)

  • JMS モジュール名 (JMSModuleName)

  • JMS 宛先の JNDI 名 (JNDIName)

JMS File Store 

JMS バッキングストアを指定します。 

WLJMSFileStoreConfig

JMS ファイルストアの名前 (Name)

JMS JDBC Store 

JMS JDBC バッキングストアを指定します。 

WLJMSJDBCStoreConfig

  • JMS JDBC ストア (Name)

  • JDBC ストアが使用する JDBC データソース (DataSource)

JMS Connection Factory 

データベースソースへの JMS 接続を作成する接続ファクトリを指定します。 

WLJMSConnectionFactoryConfig

  • JMS 接続ファクトリの名前 (Name)

  • JNDI 名 (JNDIName)

JMS Destination Key 

メッセージ配信の順序を指定する宛先キーを指定します。 

WLJMSDestinationKeyConfig

JMS 宛先キーの名前 (Name)

これらのコンポーネントタイプを作成、配備する方法については、「WebLogic アプリケーションのサービスの構成」を参照してください。

Mail Session コンポーネントタイプと変数

WebLogic 9 プラグイン を使用して、N1 SPS コンポーネントとしてメールセッションを取得し、これらのコンポーネントを配備できます。これらのコンポーネントに必須のコンポーネント変数を次の表に示します。

表 5–4 Mail Service コンポーネント情報と変数

コンポーネントタイプ 

説明 

必須の変数 

Mail Service 

管理サーバーと管理対象サーバー間の通信に使用するメールサービスを指定します。 

  • メールセッション名 (msName)

  • JNDI 名 (jndiName)

  • メールセッションのプロパティーの WebLogic 値から生成された変数

このコンポーネントタイプを作成、配備する方法については、「WebLogic アプリケーションのサービスの構成」を参照してください。