GNOME 2.2 ユーザーズガイド (Linux 版)

優先するアプリケーションの選択

優先するアプリケーション設定ツールでは、GNOME デスクトップがアプリケーションを起動するときに、GNOME デスクトップが使用するアプリケーションを指定します。たとえば、優先端末アプリケーションとして、Xterm を指定できます。「デスクトップ」メニューを開いて、「新規端末」を選択すると、Xterm が起動します。

次の領域内では、優先するアプリケーション設定ツールの設定をカスタマイズできます。

Web ブラウザの設定

優先 Web ブラウザを設定するには、「Web ブラウザ」タブセクションを使用します。優先 Web ブラウザは、URL をクリックしたときに開きます。たとえば、アプリケーションで URL を選択するか、デスクトップで URL ランチャーを選択したときに、優先 Web ブラウザが開きます。

表 10–16 に、構成可能な優先 Web ブラウザの設定を示します。

表 10–16 優先 Web ブラウザの設定

オプション 

機能 

「Web ブラウザを選択」

標準の Web ブラウザを使用する。ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、優先 Web ブラウザを選択する 

「カスタム Web ブラウザ」

カスタムの Web ブラウザを使用する 

「コマンド」

カスタム Web ブラウザを起動するコマンドを入力する。クリックした URL をブラウザが表示できるようにするには、コマンドのあとに、“%s” を指定する

「端末内で実行」

端末でコマンドを実行する。実行するウィンドウを作成しないブラウザには、このオプションを選択する 

テキストエディタの設定

「テキストエディタ」タブセクションを使用して、優先テキストエディタを構成します。

表 10–17 に、構成可能な優先テキストエディタの設定を示します。

表 10–17 優先テキストエディタの設定

オプション 

機能 

「エディタを選択」

標準のテキストエディタを使用する。ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、優先テキストエディタを指定する 

「カスタムエディタ」

カスタムのテキストエディタを使用する。「カスタムエディタプロパティ」ダイアログが表示されます。

  • 「名前」: カスタムテキストエディタの名前を入力する

  • 「コマンド」: カスタムテキストエディタを起動するコマンドを入力する

  • 「このアプリケーションは複数のファイルを開くことができます」: デフォルトのテキストエディタが複数のファイルを開く場合に選択

  • 「このアプリケーションはシェル上で実行する必要があります」: 端末でコマンドを実行する。実行するウィンドウを作成しないエディタには、このオプションを選択

カスタムテキストエディタを指定したあと、「プロパティ」ボタンをクリックして、「カスタムエディタプロパティ」ダイアログを表示できる。ダイアログを使用して、カスタムテキストエディタの設定を変更できる

「このエディタを使用してファイルマネージャのテキストファイルを開く」

ファイルマネージャが、テキストファイルの表示にカスタムテキストエディタを起動する 

端末の設定

「端末」タブセクションを使用して、優先端末を構成します。

表 10–18 に、構成可能な優先端末の設定を示します。

表 10–18 優先端末の設定

オプション 

機能 

「端末を選択」

標準の端末を使用する。ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、優先端末を指定する 

「カスタム端末」

カスタムの端末を使用する 

「コマンド」

カスタム端末を起動するコマンドを入力する 

「実行フラグ」

コマンドに指定する実行オプションを入力する