GNOME 2.2 ユーザーズガイド (Linux 版)

アクセス権を変更する

アクセス権は、ファイルやフォルダそれぞれに割り当てられる設定で、ユーザがそのファイルやフォルダに対して持つアクセス権を決定します。以下の表に、ファイルやフォルダに設定できるアクセス権とその効果を示します。

アクセス権 

ファイル 

フォルダ 

読み取り 

ファイルを読み取る権利 

フォルダの内容を一覧表示する権利 

書き込み 

ファイルを変更する権利 

フォルダ内にファイルを作成したり、フォルダ内からファイルを削除する権利 

実行 

ファイルをプログラムとして実行する権利この権利は、ファイルがプログラムまたはスクリプトの場合のみに関係します。 

ディレクトリ内のファイルにアクセスする権利 

複数のタイプのユーザにアクセス権を設定できます。以下の表には、アクセス権を設定できるユーザのタイプが示されています。

ユーザのカテゴリ 

説明 

所有者 

ファイルやフォルダを作成したユーザ 

グループ 

所有者が属するグループ 

その他のユーザー 

所有者が属するグループ外のユーザ全員 

ファイルやフォルダのアクセス権を変更するには、以下の手順を実行します。

  1. アクセス権を変更するファイルまたはフォルダを選択します。

  2. 「ファイル」-> 「プロパティ」を選択します。「プロパティ」ダイアログが表示されます。

  3. 「アクセス権」タブをクリックします。「アクセス権」タブセクションで、ドロップダウンリストとチェックボックスを使用して、ファイルまたはフォルダのアクセス権を変更します。次の表に、「アクセス権」タブセクションのダイアログ要素を示します。

    要素 

    説明 

    「File owner」

    ファイルやフォルダの所有者を変更するには、その所有者をドロップダウンリストから選択する 

    「File group」

    ファイルやフォルダが所属するグループを変更するには、そのグループをドロップダウンリストから選択する 

    「所有者」

    ファイルやフォルダの所有者に適用するアクセス権を選択する 

    「グループ」

    ファイルやフォルダの所有者が属するグループに適用するアクセス権を選択する 

    「Others」

    所有者が属するグループ外のユーザー全員に適用するアクセス権を選択する 

    「Text view」

    「Read」、「Write」、「Execute」オプションから選択したアクセス権をテキスト形式で表示する

    「Number view」

    「Read」、「Write」、「Execute」オプションから選択したアクセス権をテキスト形式で表示する

    「Last changed」

    ファイルまたはフォルダが最後に変更された日時を表示する 

  4. 「閉じる」をクリックして、「プロパティ」ダイアログを閉じます。