GNOME 2.2 システム管理 (Linux 版)

XDMCP の設定

「XDMCP」タブ付きセクションでは、X Display Manager Control Protocol (XDMCP) の設定を行います。

表 5–5 に、構成可能な XDMCP 設定を示します。

表 5–5 XDMCP の設定

要素 

説明 

「Enable XDMCP」

リモート X ウィンドウシステムディスプレイが、システムから X ウィンドウズシステムシステムセッションを要求できるようになる 

「Honour indirect requests」

ディスプレイマネージャを持たないリモート X ウィンドウシステムディスプレイが、現在のシステムから XDMCP 表示管理サービスを要求できるようになる 

「Listen on UDP port」

スピンボックスに、ユーザーデータグラムプロトコル (User Datagram Protocol: UDP)要求を受信するポート番号を指定する

「Maximum pending requests」

スピンボックスに、キューに入れるシステムからのセッション要求の最大数を指定する 


注 –

このオプションを使用すると、サービス攻撃の否定を回避できる。このオプションは、一度にセッションを要求できるディスプレイの数を指定する。このオプションは、GDM が許可するリモートセッションの総数を指定するわけではない


「Max pending indirect requests」

GDM は、システムからのセッション要求のキューを作成する。このスピンボックスで、キューに入れるディスプレイマネージャを持たないディスプレイからのセッション要求の最大数を指定する

「Maximum remote sessions」

スピンボックスで、GDM が許可するリモートセッションの総数を指定する

「Maximum wait time」

スピンボックスで、GDM がキューから要求を削除するまでの待機時間を指定する

「Maximum indirect wait time」

スピンボックスで、GDM が要求セッションを持つディスプレイのキューからディスプレイマネージャを持たないディスプレイを削除するまでの待機時間を指定する

「Displays per host」

スピンボックスで、GDM がホストから許可するセッションの総数を指定する

「Ping interval (minutes)」

GDM は、セッションがアクティブなままかどうかをチェックする。スピンボックスで、GDM からのチェックの間隔を指定する