GNOME 2.2 ユーザーズガイド (Linux 版)

パート II GNOME デスクトップのカスタマイズ

GNOME デスクトップの特性のほとんどは、カスタマイズすることができます。GNOME デスクトップの各要素のカスタマイズは、デスクトップ設定ツールと呼ばれる専用のソフトウェアツールによって制御されます。この節では、GNOME デスクトップの設定方法に関する以下の章について説明します。

第 9 章 設定ツールの起動

この章では、設定ツールの起動方法および GNOME デスクトップメニュー構造の中の設定ツールの位置について説明します。

設定ツールの起動

設定ツールは、次のいずれかの方法で起動できます。

設定ツールの場所

表 9–1 に、GNOME デスクトップの設定ツールとメニュー構造の中の設定ツールの位置を示します。

表 9–1 GNOME デスクトップメニュー構造内の設定ツールの位置

設定ツール 

メニューパス 

背景の設定

「設定」 -> 「表示」 -> 「背景」

CD データベース

「設定」 -> 「拡張設定」 -> 「CD データベースサーバー」

CD 装置のオプション

「設定」 -> 「拡張設定」 -> 「CD デバイスオプション」

ファイルの関連づけ

「設定」 -> 「拡張設定」 -> 「ファイルの関連付け」

フォルダオプション

「設定」 -> 「フォルダ」

フォント

「設定」 -> 「表示」 -> 「フォント」

インターネット

「設定」 -> 「インターネット」

Java

「設定」 -> 「Java」

キーボードのアクセシビリティ

「設定」 -> 「キーボード」 -> 「キーボード」

キーボードの動作

「設定」 -> 「キーボード」 -> 「動作」

キーボードのレイアウト

「設定」 -> 「キーボード」 -> 「レイアウト」

メニューとツールバー

「設定」 -> 「表示」 -> 「メニューとツールバー」

マウス

「設定」 -> 「マウス」

マルチメディアキー

「設定」 -> 「キーボード」 -> 「マルチメディアキー」

パネルの設定

「設定」 -> 「拡張設定」 -> 「パネル」

パスワード

「設定」 -> 「パスワード」

PDA デバイス

「設定」 -> 「PDA デバイス」

 

優先するアプリケーション

「設定」 -> 「拡張設定」 -> 「優先するアプリケーション」

プリンタ

「設定」 -> 「プリンタ」

リモートデスクトップの設定

「設定」 -> 「リモートデスクトップ」

画面解像度の設定

「設定」 -> 「表示」 -> 「画面の解像度」

スクリーンセーバーの設定

「設定」 -> 「表示」 -> 「スクリーンセーバー」

セッション

「設定」 -> 「拡張設定」 -> 「セッション」

ショートカット

「設定」 -> 「キーボード」 -> 「ショートカット」

サウンドの設定

「設定」 -> 「サウンド」

システム

「設定」 -> 「システム」

テーマ

「設定」 -> 「表示」 -> 「テーマ」

ウィンドウ

「設定」 -> 「表示」 -> 「ウィンドウの動作」

第 10 章 設定ツールの使用

この章では、設定ツールを使用した、GNOME デスクトップのカスタマイズ方法について説明します。

デスクトップ背景のカスタマイズ

デスクトップ背景とは、デスクトップに適用する画像や色のことです。デスクトップ背景は、次の方法でカスタマイズできます。

デスクトップ背景の外観は、Nautilus ファイルマネージャ内から変更することもできます。

表 10–1 に、変更可能な背景設定を示します。

表 10–1 デスクトップ背景の設定

ダイアログ要素 

説明 

「画像の選択」

デスクトップに表示する画像を選択する。画像を選択するには、「画像の選択」ボタンをクリックする。「画像の選択」ダイアログが表示される。ダイアログを使用して、画像を選択する。画像を選択して、「了解」をクリックする

「画像オプション」

画像を表示する方法を指定するには、次のいずれかのオプションを選択する 

  • 「壁紙」:デスクトップを覆うように、画像を繰り返し表示する

  • 「中央」:デスクトップの中央に画像を表示する

  • 「拡大縮小」:画面のエッジまで画像を拡大し、その画像の相対寸法を維持する

  • 「引き延ばし」:デスクトップを覆うように画像を拡大し、その画像の相対寸法は維持しない

  • 「画像なし」:画像を表示しない

「背景スタイル」

カラースキームを指定するには、「背景スタイル」ドロップダウンリストのオプションと、「色の選択」ボタンを使用する

カラースキームは、次のいずれかの方法で指定できる 

  • 「背景スタイル」ドロップダウンリストから、「単色」を選択して、デスクトップ背景に単一色を指定する

    希望する色を選ぶには、「色」ボタンをクリックする。「色の選定」ダイアログが表示される。色を選んで、「了解」をクリックする

  • 「背景スタイル」ドロップダウンリストから、「水平方向のグラデーション」を選択する。このオプションは、画面のレフトエッジから画面のライトエッジへ、グラデーション効果を作成する

    「左側の色」ボタンをクリックして、「色の選択」ダイアログを表示する。レフトエッジに表示する色を選ぶ

    「右側の色」ボタンをクリックする。ライトエッジに表示する色を選ぶ

  • 「背景スタイル」ドロップダウンリストから、「垂直方向のグラデーション」を選択する。このオプションは、画面のトップエッジから画面のボトムエッジへ、グラデーション効果を作成する

    「上側の色」ボタンをクリックして、「色の選択」ダイアログを表示する。トップエッジに表示する色を選ぶ

    「下側の色」ボタンをクリックする。ボトムエッジに表示する色を選ぶ

CD データベースの構成

CD データベース設定ツールでは、システムが照会可能な CD データベースを構成できます。CD データベースには、アーティスト名、曲名、および収録曲など、CD に関する情報が含まれています。アプリケーションが CD を再生すると、アプリケーションは CD データベースを照会して、情報を表示します。

表 10–2 で、CD データベース環境設定ツールのそれぞれの設定を説明します。

表 10–2 CD データベースの設定

ダイアログ要素 

説明 

「何も情報を送信しない」

CD データベースサーバーに情報を送信しない 

「実際の情報を送信」

ユーザー名とホスト名の情報を CD データベースサーバーに送信する 

「他の情報を送信」

ほかの名前およびホスト名の情報を CD データベースサーバーに送信する。「名前」フィールドに名前を入力し、「ホスト名」フィールドにホスト名を入力する

「FreeDB ラウンドロビンサーバー」

FreeDB は CD データベース。FreeDB ラウンドロビンサーバーは、FreeDB サーバーの負荷分散構成になる。このサーバーから FreeDB CD データベースにアクセスする 

「他の FreeDB サーバー」

別のサーバーから FreeDB CD データベースにアクセスする場合はこのオプションを選択する。必要なサーバーをサーバー表から選択する 

「サーバーリストを更新」

サーバー表内の利用可能な FreeDB サーバーのリストを更新する 

「他のサーバー」

ほかの CD データベースを使用する。データベースが存在するサーバの名前を「ホスト名」フィールドに入力する。データベースにアクセスできるポート番号を「ポート」フィールドに入力する

CD デバイスオプションのカスタマイズ

CD デバイスオプション環境設定ツールを使用することによって、システム上の CD デバイスのオプションを構成できます。「CD デバイスオプション」ダイアログでは、次のデバイスのオプションを構成できます。

表 10–3 で、 CD デバイスオプション環境設定ツールのそれぞれの設定を説明します。

表 10–3 CD デバイスの設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「挿入された CD をマウントする」

CD のファイルシステムをマウントする場合は、このオプションを選択する 

「新しくマウントされた CD に対して自動実行プログラムを開始する」

新しくマウントしたデータ CD に対して自動実行プログラムを自動的に起動する場合は、このオプションを選択する 

「新しくマウントされた CD のファイルマネージャウィンドウを開く」

新しくマウントしたデータ CD に対してファイルマネージャを開く場合は、このオプションを選択する 

「CD が挿入されたときにコマンドを実行する」

CD を挿入した後にコマンドを実行する場合は、このオプションを選択する。CD を挿入したら、実行するコマンドを「コマンド」フィールドに入力する。あるいは、以前に入力したコマンドを選ぶには、下矢印ボタンをクリックして、実行するコマンドを選ぶ

「参照」ボタンを使用して、実行するコマンドを選択することもできる

「空の CD が挿入されたときにコマンドを実行する」

空の CD を挿入した後にコマンドを実行する場合は、このオプションを選択する。空の CD を挿入したら、実行するコマンドを「コマンド」フィールドに入力する

「DVD (ビデオ) が挿入されたときにコマンドを実行する」

DVD を挿入した後にコマンドを実行する場合は、このオプションを選択する。DVD を挿入したら、実行するコマンドを「コマンド」フィールドに入力する

ファイルの関連付け

以下の設定を行うには、ファイルの関連付け設定ツールを使用します。

ファイルタイプ

各種ファイルタイプの表示方法と編集方法を指定できます。たとえば、特定のファイルタイプを表すアイコンを指定できます。また、ファイルがプレーンテキストファイルの場合、そのファイルをテキストエディタで起動するようにも指定できます。

ファイルマネージャなどの GNOME アプリケーションは、ファイルの内容を確認して、ファイルタイプを判断します。最初の行でファイルタイプを判別できない場合、アプリケーションはファイル名を確認します。

サービス

URI (Uniform Resource Identifier) は、ファイルシステム内または Web 上の特定の場所を識別する文字列です。たとえば、Web ページのアドレスが URI です。サービスは、URI が要求するプロトコルまたはタスクです。たとえば、http://www.gnome.org という URI は、http サービスを要求しています。

アプリケーションをサービスと関連付けて、そのアプリケーションでサービスが要求するタスクを実行するように設定できます。たとえば、お気に入りのブラウザを http サービスに関連付けることが可能です。

表 10–4では、ファイルの関連付け設定ツールの要素について説明します。

表 10–4 ファイルの関連付け設定ツールの要素

要素 

説明 

表 

ファイルタイプのカテゴリの内容を表示するには、カテゴリ名の横にある右矢印をクリックする。カテゴリが開き、各ファイルタイプの説明と、そのファイルタイプに関連付けられるファイル拡張子が表示される 

操作するファイルタイプを選択するには、そのファイルをクリックする 

「ファイルタイプを追加」

ファイルタイプを追加する。詳細については、ファイルタイプを追加する を参照

「サービスを追加」

サービスを追加する。詳細については、サービスを追加する を参照

「編集」

ファイルタイプ、サービス、またはファイルタイプのカテゴリを編集するには、編集対象の項目を選択して、「編集」をクリックする

「削除」

ファイルタイプまたはサービスを削除するには、削除対象の項目を選択して、「削除」をクリックする

ファイルタイプを追加する

ファイルタイプを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「ファイルの関連付け」設定ファイルを起動します。

  2. 「ファイルタイプを追加」ボタンをクリックします。「ファイルタイプを追加」ダイアログが表示されます。

  3. ダイアログにファイルタイプのプロパティを入力します。以下の表に、「ファイルタイプを追加」ダイアログのダイアログ要素を示します。

    ダイアログ要素 

    「説明」 

    「アイコンなし」

    ファイルタイプを表すアイコンを選択する。アイコンを選択するには、「アイコンなし」ボタンをクリックする。「アイコンを選択」 ダイアログが表示される。 ダイアログからアイコンを選択する。別のディレクトリにあるアイコンを選択するには、「参照」をクリックする。アイコンを選択したら「OK」をクリックする

    「説明」

    ファイルタイプの説明を入力する 

    「MIME タイプ」

    このタイプのファイルの MIME タイプを入力する 

    「カテゴリ」

    この設定ツール内でファイルタイプが属するカテゴリを入力する。「選択」をクリックして、「ファイルカテゴリを選択」ダイアログからカテゴリを選択する

    「ファイル名の拡張子」

    ファイルタイプに関連付けるファイルの拡張子を入力する。左側のフィールドにファイル拡張子を入力し、 Return キーを押す。ファイル拡張子を削除するには、右側のフィールドからファイル拡張子を選択して、「削除」ボタンをクリックする

    「ビューアコンポーネント」

    このタイプのファイルをファイルマネージャで表示するときに使用するビューアコンポーネントを選択する 

    「デフォルトのアクション」

    このタイプのファイルを開くときに使用するデフォルトのアプリケーションを選択する 

    「実行するプログラム」

    ファイルタイプに関連付けるプログラムを指定する。このフィールドに、プログラムを起動するコマンドを入力する。あるいは、以前に入力したコマンドを選ぶには、下矢印ボタンをクリックして、実行するコマンドを選ぶ 

    「参照」ボタンを使用して、実行するコマンドを選択することもできる

    「端末で実行」

    プログラムを端末で実行する。実行するウィンドウを作成しないプログラムには、このオプションを選択する 

  4. 「了解」をクリックします。

サービスを追加する

サービスを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 「ファイルの関連付け」設定ファイルを起動します。

  2. 「サービスを追加」ボタンをクリックします。「サービスを追加」ダイアログが表示されます。

  3. ダイアログにサービスのプロパティを入力します。以下の表に、「サービスを追加」ダイアログのダイアログ要素を示します。

    ダイアログ要素 

    「説明」 

    「説明」

    サービスの説明を入力する 

    「プロトコル」

    サービスのプロトコルを入力する 

    「実行するプログラム」

    将来のリリースで情報が追加 

    「プログラム」

    サービスに関連付けるプログラムを指定する。このフィールドに、プログラムを起動するコマンドを入力する。あるいは、以前に入力したコマンドを選ぶには、下矢印ボタンをクリックして、実行するコマンドを選ぶ 

    「参照」ボタンを使用して、実行するコマンドを選択することもできる

    「端末で実行」

    プログラムを端末で実行する。実行するウィンドウを作成しないプログラムには、このオプションを選択する 

  4. 「了解」をクリックします。

ファイル管理の設定

Nautilus ファイルマネージャを設定するには、フォルダオプション設定ツールを使用します。「フォルダオプション」設定ダイアログでファイルマネージャを設定することもできます。このダイアログは、ファイルマネージャアプリケーションから開きます。「フォルダオプション」設定ダイアログと フォルダオプション設定ツールの設定については、「Nautilus ファイルマネージャ」を参照してください。

デフォルトのフォントの選択

フォント設定ツールを使用して、アプリケーション、ウィンドウ、端末またはデスクトップで使用するフォントを選択できます。

表 10–5 に、変更可能なフォント設定を示します。

表 10–5 フォントの設定

ダイアログ要素 

説明 

「アプリケーションのフォント」

フォント選択ボタンをクリックして、アプリケーションで使用するフォントを選択する 

「デスクトップのフォント」

フォント選択ボタンをクリックして、デスクトップのみで使用するフォントを選択する 

「ウィンドウタイトルのフォント」

フォント選択ボタンをクリックして、ウィンドウのタイトルバーで使用するフォントを選択する 

「端末のフォント」

フォント選択ボタンをクリックして、端末 アプリケーションで使用するフォントを選択する

「フォントの描画形式」

画面上のフォントの描画形式を指定するには、次のオプションのどれかを選択する 

  • 「モノクロ」:フォントを白黒だけに加工する。文字がアンチエイリアシングされないので、文字の端がぎざぎざに見えることがある。アンチエイリアシングは、文字を滑らかに見せるために文字の端に使われる効果である

  • 「最適な形状」:可能なかぎりフォントをアンチエイリアシングする。CRT モニタにはこのオプションを使用すること

  • 「最適なコントラスト」:できるだけはっきりしたコントラストを実現するためにフォントを調節し、文字の端がなめらかになるようにフォントをアンチエイリアシングする。このオプションにより、視力の弱いユーザに対する GNOME デスクトップのアクセシビリティが拡大する

  • 「サブピクセルのスムージング (LCDs)」:LCD のピクセルのそれぞれの形を利用して、フォントを滑らかにする技術を使用。LCD またはフラットスクリーンディスプレイには、このオプションを使用すること

「詳細」

画面上のフォントの処理方法をさらに詳細に指定するには、このボタンをクリックする 

  • 「解像度 (ドット/インチ)」:このスピンボックスでは、画面のフォント処理時に使われる解像度を指定する

  • 「スムージング (Smoothing)」:フォントのアンチエイリアシング方法を指定するオプションの 1 つを選択する

  • 「画面ピクセルの設定 (Hinting)」: ヒント は、小さいフォントや解像度の低い画面のフォントの質を改善するフォント処理技術。フォントをヒント処理する方法を指定するオプションの 1 つを選択する

  • 「サブピクセルの順番」:フォントのサブピクセルの色の順番を指定するオプションの 1 つを選択する。LCD またはフラットスクリーンディスプレイには、このオプションを使用すること

フォントのプレビュー

ファイルマネージャを使用して、フォントのプレビューを表示できます。フォントのプレビューを表示するには、次の手順を実行します。

  1. ファイルマネージャウィンドウを開きます。

  2. URI fonts:/// をロケーションバーに入力します。フォントは表示区画にアイコンとして表示されます。

  3. アイコンをダブルクリックして、フォントのプレビューを表示します。

インターネット接続の設定

「インターネット」 設定ツールを使用すると、システムのインターネットへの接続方法を構成することができます。GNOME デスクトップをプロキシサーバーに接続するように構成して、プロキシサーバーの詳細を指定することができます。プロキシサーバーとは、別のサーバーへの要求を傍受して、可能な場合に、その要求をこのプロキシサーバー自体が実行するサーバーのことです。プロキシサーバーのドメインネームサービス (DNS) の名前か、インターネットプロトコル (IP) アドレスを入力できます。DNS 名は、ネットワーク上のコンピュータに固有のアルファベットで表される識別子です。IP アドレスは、ネットワーク上のコンピュータに固有の数字で表される識別子です。

表 10–6 に、変更可能なインターネット接続設定を示します。

表 10–6 インターネット接続の設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「直接インターネットに接続する」

プロキシサーバーを使わずに直接インターネットに接続する 

「マニュアルでプロキシの設定を行う」

プロキシサーバーを通してインターネットに接続し、プロキシサーバーを手動で構成する 

「HTTP プロキシ」

HTTP サービスを要求するときに使用するプロキシサーバーの DNS 名または IP アドレスを入力する。プロキシサーバー上の HTTP サービスのポート番号を「ポート」スピンボックスに入力する

「SSL プロキシ」

Secure HTTP サービスを要求するときに使用するプロキシサーバーの DNS 名または IP アドレスを入力する。プロキシサーバー上の Secure HTTP サービスのポート番号を「ポート」スピンボックスに入力する

「FTP プロキシ」

FTP サービスを要求するときに使用するプロキシサーバーの DNS 名または IP アドレスを入力する。プロキシサーバー上の FTP サービスのポート番号を「ポート」スピンボックスに入力する

「SOCKS ホスト」

使用する Socks ホストの DNS 名または IP アドレスを入力する。プロキシサーバー上の Socks プロトコルのポート番号を「ポート」スピンボックスに入力する

「自動的にプロキシの設定を行う」

プロキシサーバーを通してインターネットに接続し、プロキシサーバーを自動で構成する 

「自動構成する URL」

プロキシサーバーを自動構成するために必要な情報が保存されている URL を入力する 

キーボードアクセシビリティオプションの構成

キーボードアクセシビリティ設定ツールを使用して、キーボードのアクセシビリティ設定を設定します。キーボードアクセシビリティ設定ツールは、AccessX として知られています。

キーボードのアクセシビリティ設定を次の機能分野ごとにカスタマイズできます。

基本設定

表 10–7 に、変更可能なキーボードの基本アクセシビリティ設定を示します。

表 10–7 キーボードアクセシビリティの設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「キーボードアクセシビリティ機能を有効にする」

キーボードのアクセシビリティ機能を有効にする。このオプションを選択すると、設定ツールのほかのオプションも利用可能になる 

「未使用の場合は無効にする時間」

一定時間キーボードが使用されないと、キーボードアクセシビリティ設定を無効にする。スライダを使用して、キーボードアクセシビリティ設定が無効になるまでのキーボードのアイドル時間を秒数で指定する。指定した秒数が経過すると、以下のキーボードアクセシビリティ設定が無効になる 

  • バウンスキー

  • マウスキー

  • スローキー

  • スティッキキー

  • トグルキー

「キーボードで機能を変更したときにビープ音を鳴らす」

スティッキキーまたはスローキーなどの機能が有効または無効になると、音で示す 

「設定の取り込み」

このボタンをクリックすると、AccessX構成ファイルをインポートする

「スティッキキーを有効」

順にキーを押したとき、複数のキーを同時に押す操作を実行する。あるいは、Shift キーを 5 回押すことによって、スティッキキー機能を有効にできる

次のスティッキーキー設定を設定できる 

  • 「修飾キーが押されたときにビープ音を鳴らす」: 修飾キーを押したときに、音によって示す

  • 「同時に 2 つのキー入力を無効にする」:2 つのキーを同時に押した場合に、それ以上続けてキーを押しても無効にする

「キーの繰り返し」

キーボードの自動繰り返し設定を有効にする次の自動繰り返し設定を設定できる 

  • 「リピート間隔」:スライダまたはスピンボックスを使用して、最初にキーを押してからそのキーの自動繰り返しが行われるまでの間隔を指定する

  • 「速度」:スライダまたはスピンボックスを使用して、1 秒間に何文字入力するかを指定する

「設定内容の確認」

テスト入力領域は、入力したときに、キーボード設定がディスプレイにどのように影響するかがわかる対話型のインターフェイス。テスト入力領域にテキストを入力して、設定の影響を確認する 

キーボードアクセシビリティ設定の詳細については、『GNOME 2.2 Desktop Accessibility Guide』を参照してください。

フィルタの設定

表 10–8 に、変更可能なフィルタ設定を示します。

表 10–8 フィルタの設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「キーボードアクセシビリティ機能を有効にする」

キーボードのアクセシビリティ機能を有効にする。このオプションを選択すると、設定ツールのほかのオプションも利用可能になる 

「スローキーを有効」

認識されるまでキーを押し続ける必要のある時間を制御する。あるいは、Shift キーを 8 秒間押し続けることによって、スローキー機能を有効にできる

次のスローキー設定を設定できる  

  • 「キー入力と認識するまでの時間」:スライダまたはスピンボックスを使用して、認識されるまでキーを押し続ける必要のある時間を指定する

  • 「キーが次の状態のときにビープ音を鳴らす」:キーの押下、受付、拒否を音によって示す

「バウンスキーを有効」

キー入力を受け付けて、キーボードのキーの繰り返し特性を制御する。次のバウンスキー設定を設定できる  

  • 「重複したキー入力を無効にする時間」:スライダまたはスピンボックスを使用して、最初にキーを押してからそのキーの自動繰り返しが行われるまでの間隔を指定する

  • 「キー入力が拒否された場合にビープ音を鳴らす」:キー拒否を音によって示す

「トグルキーを有効」を選択します。

トグルキーが押されたことを音によって示す。トグルキーが有効になるとビープ音が 1 回聞こえる。トグルキーが無効になると ビープ音が 2 回聞こえる 

「設定内容の確認」

テスト入力領域は、入力したときに、キーボード設定がディスプレイにどのように影響するかがわかる対話型のインターフェイス。テスト入力領域にテキストを入力して、設定の影響を確認する 

キーボードアクセシビリティ設定の詳細については、『GNOME 2.2 Desktop Accessibility Guide』を参照してください。

マウスの設定の変更

表 10–9 に、変更可能なマウス設定を示します。

表 10–9 マウスの設定の変更

ダイアログ要素 

「説明」 

「キーボードアクセシビリティ機能を有効にする」

キーボードのアクセシビリティ機能を有効にする。このオプションを選択すると、設定ツールのほかのオプションも利用可能になる 

「マウスキーを有効」

数字キーパッドがマウス操作をエミュレートする。次のマウスキー設定を設定できる  

  • 「マウスポインタの最大速度」: スライダまたはスピンボックスを使用して、ポインタが画面上を移動する最大速度を指定

  • 「最大速度まで加速するまでの時間」: スライダまたはスピンボックスを使用して、ポインタの加速時間の間隔を指定

  • 「キー入力してからポインタが移動するまでの遅延」:スライダまたはスピンボックスを使用して、キーを押してからポインタが移動するまでの時間を指定する

「マウスの設定」

マウス設定ツールを開く

キーボードアクセシビリティ設定の詳細については、『GNOME 2.2 Desktop Accessibility Guide』を参照してください。

キーボード設定の設定

キーボード動作設定ツールを使用してキーボードの自動繰り返し設定を変更したり、キーボードのサウンド設定を変更したりします。

次の機能領域内では、キーボード設定ツールの設定を設定できます。

キーボードの設定の変更

「キーボード」タブセクションを使用して、一般的なキーボードの環境を設定します。キーボードアクセシビリティ設定ツールであるAccessX を起動するには、「アクセシビリティ」ボタンをクリックします。

表 10–10 に、変更可能なキーボード設定を示します。

表 10–10 キーボードの設定の変更

ダイアログ要素 

説明 

「キーが押されているときのキーボードリピートを有効」

キーボードの繰り返しを有効にする。キーボードの繰り返しが有効な場合、キーを押したままにすると、そのキーと関連付けられる操作が繰り返し実行される。たとえば、文字キーを押したままにすると、その文字が繰り返し入力される 

「遅延」

キーを押したときから、操作が繰り返されるまでの遅延を指定する 

「速度」

操作が繰り返される速度を指定する 

「テキストボックスやフィールド内で点滅」

フィールドおよびテキストボックスでカーソルを点滅させる 

「速度」

スライダを使用して、フィールドおよびテキストボックスでのカーソルの点滅速度を指定する 

サウンドの設定

「サウンド」タブセクションを使用して、キーボードサウンドの環境を設定します。

一部のアプリケーションは、キーボードの入力エラーを知らせるベルの音を鳴らします。「サウンド」タブセクションのオプションを使用して、ベル音を構成できます。表 10–11 に、キーボードの変更可能なサウンド設定を示します。

表 10–11 システムのベル設定

ダイアログ要素 

説明 

「オフ」

キーボードのベル音を無効にする 

「ビープ音」

キーボードのベル音を有効にする 

「キーボードレイアウト」の構成

「キーボードレイアウト」設定ツールは、キーボードのレイアウトを選択するために使用します。異なるロケールには、それぞれに合った複数のレイアウトを選択できます。「キーボードレイアウト」設定ツールの詳細は、『キーボード配列切り替え』を参照してください。

アプリケーションのメニューおよびツールバーのカスタマイズ

メニューとツールバー設定ツールを使用して、GNOME 対応アプリケーションのメニュー、メニューバー、およびツールバーをカスタマイズできます。

表 10–12は、GNOME 対応アプリケーション用に変更できるメニューおよびツールバー設定を示しています。

表 10–12 メニューとツールバーの設定

ダイアログ要素 

説明 

「ボタンラベル」

以下に示すオプションのいずれか 1 つを選択して、GNOME 対応アプリケーションのツールバーで表示する項目を指定する 

  • 「アイコンの下にテキストを表示」: ツールバーの各ボタン上にテキストとアイコンを表示する

  • 「アイコンに表示する優先テキスト」:ツールバーの各ボタン上にアイコンだけを表示し、重要なボタンにのみテキストも表示する

  • 「アイコンのみ」: ツールバーの各ボタン上にアイコンのみを表示する

  • 「テキストのみ」: ツールバーの各ボタン上にテキストのみを表示する

「ツールバーを引き離す」

ツールバーをアプリケーションウィンドウから、画面上の任意の場所に移動する。このオプションを選択した場合、アプリケーションのツールバーの左側に、ハンドルが表示される。ツールバーを移動するには、ハンドルをクリック & ホールドして、別の位置にツールバーをドラッグする 

「メニューにアイコンを表示」

メニュー内の各項目の横にアイコンを表示する。メニュー項目のなかには、アイコンを持たないものもある 

マウス設定の設定

マウス設定ツールを使用して、マウスを右利き用または左利き用に構成できます。また、マウス動作の速度および感度を指定することもできます。

次の機能領域内では、マウス設定ツールの設定をカスタマイズできます。

ボタンの設定

マウスボタンを左利き用に構成するかどうかを指定するには、「ボタン」タブセクションを使用します。また、ダブルクリック時のクリックの間隔を指定することもできます。

表 10–13 に、マウスの変更可能なボタン設定を示します。

表 10–13 マウスボタンの設定

ダイアログ要素 

説明 

「左利き用マウス」

マウスを左利き用に構成する。マウスを左利き用に構成した場合、左マウスボタンの機能と右マウスボタンの機能が入れ替わる 

「タイムアウト」

ダブルクリック時のクリックの間隔をスライダを使用して指定する。最初のクリックと 2 回目のクリックの間隔がここで指定した時間を越える場合、その操作はダブルクリックとして解釈されない 

ポインタの設定

「カーソル」タブセクションを使用して、マウスポインタの環境を設定できます。

表 10–14 に、マウスの変更可能なポインタ設定を示します。

表 10–14 マウスポインタの設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「小」

小さいマウスポインタを表示する 

「中」

中くらいのマウスポインタを表示する 

「大」

大きいマウスポインタを表示する 

「Ctrl キーを押したときにポインタをハイライトする」

Ctrl キーを押して放したときのマウスポインタのアニメーションを有効にします。 この機能は、マウスポインタの検出を補助する

動作の設定

「動作」タブセクションを使用して、マウス動作の環境を設定します。

表 10–15 に、マウスの変更可能な動作設定を示します。

表 10–15 マウス動作の設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「加速」

マウス移動時の、画面上でのマウスポインタの移動速度を指定する 

「感度」

マウスの動きに対する、マウスポインタの感度を指定する 

「しきい値」

移動操作がドラッグ & ドロップ操作として解釈されるまでの、項目の移動距離を指定する 

マルチメディアキーの設定

マルチメディアキー設定ツールを使って、アクションにショートカットキーを割り当てます。

表 10–16 に、マルチメディア機能に割り当てることができるショートカットキーの設定を示します。

表 10–16 マルチメディアキーの設定

ダイアログ要素 

「説明」 

マルチメディアキーテーブル 

アクションにショートカットキーを割り当てる場合は、そのアクションをクリックしてから、アクションに割り当てるキーを押す 

アクションのショートカットキーを無効にする場合は、そのアクションをクリックしてからBack Space キーを押す

「主音量の代わりに PCM 音量を使用する」

主音量の代わりにパルスコードモジュレーション (PCM) 音量を使用する場合は、このオプションを選択する 

パネルのカスタマイズ

「パネルの設定」 設定ツールでは、パネルの動作を構成できます。「パネルの設定」 設定ツールで行なった変更は、すべてのパネルに影響します。

表 10–17 に、変更可能なパネル設定を示します。

表 10–17 パネルの設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「ランチャーをクリックし引き出しを閉じる」

引き出し内のランチャーを選択したときに、パネル上のその引き出しを閉じる 

「引き出しとパネルのアニメーション」

アニメーションスタイルでパネルや引き出しを表示、または非表示にする 

「アニメーションの速度」

ドロップダウンリストから、パネルのアニメーション速度を選択する 

パスワードの変更方法

ログインパスワードを変更する場合は、パスワード設定ツールを使用します。ログインパスワードの変更手順は次のとおりです。

  1. パスワード設定ツールを起動します。「質問」ダイアログが表示されます。

  2. 古いパスワードを入力します。

  3. 新しいパスワードを入力してから、確認のためにそのパスワードをもう 1 度入力します。

新しいパスワードは次のログインから有効になります。

優先するアプリケーションの選択

「優先するアプリケーション」設定ツールでは、GNOME デスクトップがアプリケーションを起動するときに、GNOME デスクトップが使用するアプリケーションを指定します。たとえば、優先端末アプリケーションとして、Xterm を指定できます。「デスクトップ」メニューを開いて、「新規端末」を選択すると、Xterm が起動します。

次の領域内では、「優先するアプリケーション」設定ツールの設定をカスタマイズできます。

Web ブラウザの設定

優先 Web ブラウザを設定するには、「Web ブラウザ」タブセクションを使用します。優先 Web ブラウザは、URL をクリックしたときに開きます。たとえば、アプリケーションで URL を選択するか、デスクトップで URL ランチャーを選択したときに、優先 Web ブラウザが開きます。

表 10–18 に、優先 Web ブラウザの変更可能な設定を示します。

表 10–18 優先 Web ブラウザの設定

ダイアログ要素 

説明 

「Web ブラウザを選択」

標準の Web ブラウザを使用する。ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、優先 Web ブラウザを選択する 

「カスタム Web ブラウザ」

カスタムの Web ブラウザを使用する 

「コマンド」

カスタム Web ブラウザを起動するコマンドを入力する。クリックした URL をブラウザが表示できるようにするには、コマンドのあとに、“%s” を指定する

「端末内で実行」

端末でコマンドを実行する。実行するウィンドウを作成しないブラウザには、このオプションを選択する 

テキストエディタの設定

「テキストエディタ」タブセクションを使用して、優先テキストエディタを構成します。

表 10–19 に、優先テキストエディタの変更可能な設定を示します。

表 10–19 優先テキストエディタの設定

ダイアログ要素 

説明 

「エディタを選択」

標準のテキストエディタを使用する。ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、優先テキストエディタを指定する 

「カスタムエディタ」

カスタムのテキストエディタを使用する。「カスタムエディタプロパティ」ダイアログが表示されます。

  • 「名前」: カスタムテキストエディタの名前を入力する

  • 「コマンド」: カスタムテキストエディタを起動するコマンドを入力する

  • 「このアプリケーションは複数のファイルを開くことができます」: デフォルトのテキストエディタが複数のファイルを開く場合に選択

  • 「このアプリケーションはシェル上で実行する必要があります」: 端末でコマンドを実行する。実行するウィンドウを作成しないエディタには、このオプションを選択

カスタムテキストエディタを指定したあと、「プロパティ」ボタンをクリックして、「カスタムエディタプロパティ」ダイアログを表示できる。ダイアログを使用して、カスタムテキストエディタの設定を変更できる

「このエディタを使用して、ファイルマネージャのテキストファイルを開く」

ファイルマネージャが、テキストファイルの表示にカスタムテキストエディタを起動する 

端末の設定

「端末」タブセクションを使用して、優先端末を構成します。

表 10–20 に、優先端末の変更可能な設定を示します。

表 10–20 優先端末の設定

ダイアログ要素 

説明 

「端末を選択」

標準の端末を使用する。ドロップダウンコンビネーションボックスを使用して、優先端末を指定する 

「カスタム端末」

カスタムの端末を使用する 

「コマンド」

カスタム端末を起動するコマンドを入力する 

「実行フラグ」

コマンドに指定する実行オプションを入力する

画面解像度の設定

画面の解像度を設定するには、画面の解像度設定ツールを使用します。表 10–21 に、画面解像度の変更可能な設定を示します。

表 10–21 画面解像度の設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「解像度」

ドロップダウンリストから画面の解像度を選択する 

「リフレッシュレート」

ドロップダウンリストから画面の再表示速度を選択する 

「このコンピュータだけにデフォルトを設定」

画面解像度の設定をユーザがログインするシステムだけのデフォルト設定とする 

スクリーンセーバーの設定

スクリーンセーバーは、画面が使用されていないときに、画面の画像の代わりに使用されるアプリケーションです。スクリーンセーバーは、次の方法で使用できます。

次の機能領域内では、マウス設定ツールの設定をカスタマイズできます。

表示モードの設定

「表示モード」タブセクションを使用して、表示モードを設定します。

表 10–22 に、表示モードの変更可能な設定を示します。

表 10–22 スクリーンセーバー表示モードの設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「モード」

ドロップダウンリストを使用して、スクリーンセーバーの動作を指定する。次のオプションがあります。  

  • 「スクリーンセーバーを無効化にする」: スクリーンセーバーを使用しない場合に選択する

  • 「ブランク・スクリーンのみ」: 画面をロックしたときに、画面を空白にする場合に選択する

  • 「1 つのスクリーンセーバーのみ」: 画面をロックしたときに、ディスプレイリストから、単一のスクリーンセーバーディスプレイを表示する場合に選択する

  • 「ランダムなスクリーンセーバー」: 画面をロックしたときに、ディスプレイリストから無作為に選択したスクリーンセーバーディスプレイを表示する場合に選択する

ディスプレイリスト 

リストから希望のスクリーンセーバーディスプレイを選択する 

「ブランクの間隔」

最後にマウスまたはキーボードを使用してから、スクリーンセーバーを起動するまでの待ち時間を指定する 

「繰り返しの間隔」

あるスクリーンセーバーの表示から次のスクリーンセーバーの表示までの時間を指定する 

「スクリーンロックの間隔」

スクリーンセーバーが起動したあと、スクリーンロックする場合に選択する。スピンボックスを使用して、スクリーンセーバーの起動とスクリーンロックまでの遅延時間を指定する 

「プレビュー」

このボタンをクリックすると、スクリーンセーバーディスプレイリストで選択したスクリーンセーバーディスプレイをプレビューできる。プレビューを停止するには、任意のキーを押すか、マウスボタンをクリックする 

「設定」

このボタンをクリックすると、スクリーンセーバーディスプレイリストで選択したスクリーンセーバーディスプレイのオプションを表示できる 

拡張設定

「拡張設定」タブセクションを使って、スクリーンセーバーの拡張設定を行います。

表 10–23 に、スクリーンセーバーの変更可能な拡張設定を示します。

表 10–23 スクリーンセーバーの拡張設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「デスクトップ画像を操作対象にする」

一部のスクリーンセーバーでは、画面のスクリーンショットを撮ることができるため、そのスクリーンショットを使用してスクリーンセーバーディスプレイを作成できる。スクリーンセーバーで画面のスクリーンショットを撮る場合は、このオプションを選択する 

「ビデオ入力を操作対象にする」

一部のスクリーンセーバーでは、ビデオのフレームを取り込めるため、取り込んだ画像を使用してスクリーンセーバーディスプレイを作成できる。システムにビデオキャプチャカードがある場合、このオプションを選択すると、スクリーンセーバーでビデオのフレームを取り込むことができる 

「画像をランダムに選択」

指定したディレクトリ内の画像をスクリーンセーバーに使用する場合に選択する。ディレクトリのパスをフィールドに入力する。または、「参照」をクリックしてダイアログを表示し、ディレクトリを選択する

「診断情報を詳細にする」

スクリーンセーバーの診断情報を表示する場合に選択する 

「サブプロセスのエラーを表示する」

画面上のスクリーンセーバーのサブプロセスに関連するエラーを表示する場合に選択する 

「起動時にスプラッシュスクリーンを表示する」

Xscreensaver を開始したときに、Xscreensaver が「スプラッシュ」ダイアログを表示するようにする場合に選択する

「電源管理を有効にする」

モニタの電源管理機能を有効にする場合に選択する。電源管理機能は、モニタを使用していないときの電力消費を削減する 

「スタンバイの間隔」

モニタが予備モードになるまでの時間を指定する。モニタが待機モードになると、画面は空白になる 

「サスペンドの間隔」

モニタが省電力モードになるまでの時間を指定する 

「電源 OFF の間隔」

モニタの電源を切るまでの時間を指定する 

「カラーマップをインストールする」

スクリーンセーバーがアクティブのとき、専用のカラーマップをインストールする場合に選択する。専用のカラーマップを使用することで、特定のスクリーンセーバーディスプレイの画像品質を改善できる 

「ブランクするときフェードアウトする」

スクリーンセーバーを起動するときに、徐々に黒の画面を表示したい場合に選択する 

「ブランクを解除するときにフェードインする」

スクリーンセーバーを停止するときに、表示を徐々に黒から画面の内容へ表示したい場合に選択する 

「フェードする間隔」

スクリーンセーバーを起動するときに、黒にフェードする時間を指定する 

セッションの構成

セッション設定ツールでは、セッションを管理することができます。セッションの環境を設定して、セッションの開始時に起動するアプリケーションを指定できます。また、GNOME デスクトップ上のアプリケーションの状態を保存したり、別のセッションの開始時にその状態を復元したりするように、セッションを構成することができます。この設定ツールを使用して、複数の GNOME セッションを管理することもできます。

次の機能領域内では、セッションおよび起動アプリケーションの設定をカスタマイズできます。

現在のセッションの設定

「セッションのオプション」タブセクションを使用して、複数のセッションを管理したり、現在のセッションの環境を設定することができます。

表 10–24 に、セッションの変更可能なオプションを示します。

表 10–24 セッションのオプション

ダイアログ要素 

説明 

「ログイン時にスプラッシュ画面を表示する」

セッションを開始したときにスプラッシュ画面を表示する 

「ログアウト時にプロンプトを表示する」

セッションを終了するときに確認ダイアログを表示する 

「変更を自動的にセッションに保存する」

セッションマネージャによって、セッションの現在の状態が保存される。セッションマネージャは、セッション管理下にある開いているアプリケーション、およびセッション管理下のアプリケーションと関連付けられている設定を保存する。次回セッションを起動したときに、アプリケーションは保存された設定で自動的に起動する 

このオプションを選択しない場合は、セッションを終了するときに 「ログアウトの確認」ダイアログが「現在の設定を保存」オプションを表示する

「セッション」

ダイアログのこの領域を使用して、以下のように、複数のセッションを GNOME デスクトップ上で管理する 

  • 新しいセッションを作成するには、「追加」ボタンをクリックする。「新規セッションの追加」ダイアログが表示される。このダイアログを使用して、セッションの名前を指定する

  • セッションの名前を変更するには、「現在のセッションを選択」表から変更するセッションを選択する。「編集」ボタンをクリックする。「セッション名の編集」ダイアログが表示される。セッションの新しい名前を入力する

  • セッションを削除するには、「現在のセッションを選択」表から削除するセッションを選択する。「削除」ボタンをクリックする

現在のセッションの設定

「現在のセッション」タブセクションを使用して、起動順序の値の指定や、現在のセッションでのセッション管理下のアプリケーションの再起動方式を選択できます。

表 10–25 に、構成可能な現在のセッションの設定を示します。

表 10–25 現在のセッションの設定

ダイアログ要素 

説明 

「順番」

「順番」設定は、セッションマネージャが起動するセッション管理下の起動アプリケーションの順序を指定する。セッションマネージャは、低い値を持つアプリケーションから先に起動する。デフォルトは 50

アプリケーションの起動順序を指定するには、表からアプリケーションを選択する。「順番」スピンボックスを使用して、起動順序の値を指定する

「スタイル」

「スタイル」設定は、アプリケーションの再起動スタイルを決定する。アプリケーションの再起動スタイルを選択するには、表からアプリケーションを選択して、次のいずれかの方式を選ぶ

  • 「普通」

    GNOME セッションを開始したときに自動的に起動する。この再起動方式のアプリケーションをセッション中に終了するには、kill コマンドを使用する

  • 「再起動」

    アプリケーションを閉じるまたは終了すると自動的に再起動する。セッション中に継続してアプリケーションを実行する必要がある場合は、アプリケーションにこの方式を指定する。この再起動方式のアプリケーションを終了するには、表からアプリケーションを選択して、「削除」ボタンをクリックする

  • ごみ箱

    GNOME セッションの開始時にアプリケーションを起動しない

  • 「設定」

    セッションを開始すると自動的にアプリケーションが起動する。この方式のアプリケーションは、通常、低い起動順序値を持ち、GNOME およびセッション管理下のアプリケーションの構成設定を格納する

「削除」

「削除」ボタンをクリックすると、リストから選択したアプリケーションを削除する。アプリケーションは、セッションマネージャから削除されて、閉じる。削除したアプリケーションは、次回セッションを開始したときに起動されない

「適用」

「適用」ボタンをクリックすると、起動順序および再起動方式に変更を適用する

自動起動アプリケーションの構成

セッション設定ツールの「自動起動プログラム」タブセクションを使用して、非セッション管理下の起動アプリケーションを指定できます。自動起動アプリケーションとは、セッションを開始したときに自動的に起動するアプリケーションのことです。非セッション管理下のアプリケーションを実行するコマンドは、 「自動起動プログラム」タブセクションで指定します。コマンドは、ログイン時に自動的に実行されます。

セッション管理下のアプリケーションを自動的に起動することもできます。詳細については、現在のセッションの設定を参照してください。

表 10–26 に、自動起動アプリケーションの変更可能な設定を示します。

表 10–26 起動プログラムの設定

ダイアログ要素 

説明 

「追加された自動起動プログラム」

この表を使用して、以下のように、非セッション管理下の自動起動アプリケーションを管理する 

  • 自動起動アプリケーションを追加するには、「追加」ボタンをクリックする。「自動起動プログラムの追加」ダイアログが表示される。アプリケーションを起動するコマンドを「自動起動コマンド」フィールドに入力する。

    複数の自動起動アプリケーションを指定する場合は、「優先順位」スピンボックスを使用して、各アプリケーションの起動順序を指定する。起動順序とは、自動起動アプリケーションを起動する順序を指す

  • 自動起動アプリケーションを編集するには、自動起動アプリケーションを選択して、「編集」ボタンをクリックする。「自動起動プログラムの編集」ダイアログが表示される。ダイアログを使用して、自動起動アプリケーションのコマンドおよび起動順序を変更する

  • 自動起動アプリケーションを削除するには、削除対象の自動起動アプリケーションを選択して、「削除」ボタンをクリックする

キーボードショートカットのカスタマイズ

キーボードショートカットは、単独のキーまたは複数のキーの組み合わせで、通常の操作の代替方法を提供する

Shortcuts 設定ツールを使用して、デフォルトのキーボードショートカットを表示できます。必要に応じて、デフォルトのキーボードショートカットをカスタマイズできます。

表 10–27 に、カスタマイズ可能なキーボードショートカットを示します。

表 10–27 キーボードショートカットの設定

ダイアログ要素 

「説明」 

「テキスト編集ショートカット」

次のいずれかの設定を選択する 

  • 「GNOME Default」: 標準のショートカットの設定

  • 「Emacs」: Emacs ショートカットの設定

「デスクトップショートカット」

この表は、操作と、各操作に関連付けられているショートカットキーを示す 

操作に関連付けられているショートカットキーを変更するには、該当する操作をクリックして選択し、その操作のショートカットを選択する。操作に関連付けるキーを押す 

操作に関連付けられているショートカットキーを無効にするには、該当する操作をクリックして選択し、その操作のショートカットを選択する。Back Space を押す

プリンタの設定

プリンタ 設定ツールを使用すると、GNOME デスクトップ用のプリンタを構成できます。さらに、root アクセス権限があれば、新しいプリンタを追加することもできます。「プリンタの追加」アシスタントのオンラインの説明を参照してください。

セッション共有の設定

リモートデスクトップ設定ツールを使用すると、複数のユーザー間で GNOME デスクトップセッションを共有したり、セッション共有設定を設定したりすることができます。

表 10–28 に、設定可能なセッション共有設定を示します。これらの設定は、システムのセキュリティに直接の影響があります。

表 10–28 セッション共有の設定

ダイアログ要素 

説明 

「ほかのユーザーがあなたのデスクトップを表示することを許可する」

セッションを他のユーザーからも見られるようにする。 リモートユーザーのキーボード、ポインタ、クリップボードに関するすべてのイベントは無視される 

「ほかのユーザーがあなたのデスクトップを制御することを許可する」

セッションのアクセスや制御をリモートからもできるようにする。 

ほかのユーザーはこのデスクトップを次のアドレスで見ることができる。web アドレス

この web アドレスリンクをクリックし、電子メールを使ってシステムの web アドレスをリモートユーザーに送信する 

「ほかのユーザーがあなたのデスクトップを表示しようとするとき」

セッションの表示や制御を他のユーザーが行おうとする場合に備え、セキュリティに関する次の項目を選択する。

  • あなたに確認を求める。リモートユーザーがセッションを共有したいときに、本来のユーザーに承認を求める必要があるようにする場合は、このオプションを選択する。これによって、セッションに接続している他のユーザーを認識できる。さらに、リモートユーザーにとって何時にセッションに接続するのが適切かを知ることができる

  • ユーザーが暗号化を使用していることを確認する。セッションに接続するすべてのクライアントに暗号化の使用を求める場合は、このオプションを選択する。これによって、非暗号化接続を許すかどうかに関してポリシー上の判断を下すことができる。

  • ユーザーに次のパスワードを入力するように求める。リモートユーザーの認証を行う場合は、このオプションを選択する (認証が使用されている場合)。これによって、一段上のセキュリティを実現できる

「パスワード」

セッションの表示や制御を行おうとするクライアントが必ず入力しなければならないパスワードを入力する 

サウンドの設定

サウンド設定ツールを使用することによって、GNOME サウンドサーバーをいつ起動するかを制御できます。また、特定のイベントが発生したときに再生されるサウンドも指定できます。

次の機能領域内では、サウンド設定ツールの設定をカスタマイズできます。

一般的なサウンド設定

GNOME サウンドサーバーをいつ起動するかを指定するには、サウンド設定ツールの「一般」タブセクションを使用します。このタブセクションでは、サウンドイベント機能も有効に設定できます。

表 10–29 に、変更可能な一般的なサウンド設定を示します。

表 10–29 一般的なサウンド設定

ダイアログ要素 

説明 

「起動時にサウンドサーバーを使う」

GNOME セッションを開始したときに、GNOME サウンドサーバーを起動する。サウンドサーバーがアクティブな場合、GNOME デスクトップはサウンドを再生できる 

「イベントの効果音を鳴らす」

GNOME デスクトップ上で特定のイベントが発生したときにサウンドを再生する。このオプションは、「起動時にサウンドサーバーを使う」オプションが選択されている場合にのみ指定できる

サウンドイベントの設定

サウンド設定ツールの「サウンドイベント」タブセクションを使用して、特定のサウンドを特定のイベントに関連付けることができます。


注 –

「サウンドイベント」タブセクションにアクセスするには、先に「起動時にサウンドサーバーを使う」オプションと、「イベントの効果音を鳴らす」オプションを選択する必要があります。


表 10–30 に、サウンドイベントの変更可能な設定を示します。

表 10–30 サウンドイベントの設定

ダイアログ要素 

説明 

「サウンド」表

「サウンド」表を使用して、特定のサウンドを特定のイベントに関連付ける

「イベント」列は、発生するイベントの階層リストを表示する。イベントのカテゴリを開くには、イベントのカテゴリの横にある右矢印をクリックする

「再生ファイル」列は、イベントが発生したときに再生するサウンドファイルをリストする

「再生」

このボタンをクリックすると、選択したイベントに関連付けられるサウンドファイルを再生する 

サウンドファイルのドロップダウンコンビネーションボックスの「参照」

サウンドをイベントに関連付けるには、「サウンド」表内のイベントを選択する。ドロップダウンコンビネーションボックスから選択したイベントに関連付けるサウンドファイルの名前を入力する。または、「参照」をクリックして、「ファイルの選択」ダイアログを表示する。ダイアログを使用して、選択したイベントに関連付けるサウンドファイルを指定する


注 –

イベントに関連付けることができるサウンドファイルの形式は、.wav 形式のみ


テーマのカスタマイズ

「テーマ」は、GNOME デスクトップの外観を指定する統合的な設定グループです。 テーマを選ぶことにより、GNOME デスクトップの外観を変更できます。テーマを選択するには、テーマ設定ツールを使用します。利用可能なテーマのリストからテーマを選択できます。利用可能なデスクトップテーマのリストには、ユーザーがアクセス可能な要件を満たすいくつかのテーマが含まれています。

テーマには、以下のように GNOME デスクトップの別の部分に影響する設定が含まれています。

コントロール

テーマのコントロール設定は、ウィンドウ、パネル、アプレットの外観を指定します。また、ウィンドウ、パネル、およびアプレット上に現れる GNOME 対応インターフェイス (メニュー、アイコン、ボタンなど) の外観も決定します。利用可能なコントロール設定オプションの中には、特別なアクセシビリティ要件を満たすように設計されているものもあります。コントロール設定のオプションは、テーマ設定ツールの「コントロール」タブセクションで選択できます。

ウィンドウの境界線

テーマのウィンドウの境界線設定は、ウィンドウの枠の外観だけを指定します。ウィンドウの境界線設定のオプションは、テーマ設定ツールの「ウィンドウの境界線」タブセクションで選択できます。

アイコン

テーマのアイコン設定は、パネルとデスクトップ背景にあるアイコンの外観を指定します。 アイコン設定のオプションは、テーマ設定ツールの「アイコン」タブセクションで選択できます。

カスタムテーマを作成する

テーマ設定ツールに一覧があるテーマは、コントロールオプション、ウィンドウの境界線オプションおよびアイコンオプションの複数の組み合わせです。コントロールオプション、ウィンドウの境界線オプションおよびアイコンオプションの複数の組み合わせを使ったカスタムテーマを作成できます。

カスタムテーマを作成するには、次の手順を実行します。

  1. テーマ設定ツールを起動します。

  2. テーマリストからテーマを 1 つ選択します。

  3. 「詳細」ボタンをクリックします。「テーマの詳細」ダイアログが表示されます。

  4. カスタムテーマで使用するコントロールオプションを「コントロール」タブセクションのリストから選択します。利用可能なコントロールオプションのリストには、ユーザーがアクセス可能な要件を満たすいくつかのオプションが含まれています。

  5. 「ウィンドウの境界線」タブを選択して、「ウィンドウの境界線」タブセクションを表示します。カスタムテーマで使用するウィンドウの境界線オプションを利用可能なオプションのリストから選択します。利用可能なウィンドウの境界線オプションのリストには、ユーザーがアクセス可能な要件を満たすいくつかのオプションが含まれています。

  6. 「アイコン」タブをクリックして、「アイコン」タブセクションを表示します。カスタムテーマで使用するアイコンオプションを利用可能なオプションのリストから選択します。利用可能なアイコンオプションのリストには、ユーザーがアクセス可能な要件を満たすいくつかのオプションが含まれています。

  7. 「閉じる」をクリックして、「テーマの詳細」ダイアログを閉じます。

  8. テーマ設定ツールで、「テーマを保存」ボタンをクリックします。「テーマの保存」ダイアログが表示されます。

  9. ダイアログでカスタムテーマの名前と簡単な説明を入力し、「保存」をクリックします。カスタムテーマが、利用可能なテーマリストの中に表示されます。

新しいテーマをインストールする

利用可能なテーマのリストにテーマを追加できます。新しいテーマは、tar および zip でアーカイブされたファイルでなければなりません。つまり、新しいテーマは、.tar.gz ファイルになります。

新しいテーマをインストールするには、次の手順を実行します。

  1. テーマ設定ツールを起動します。

  2. 「テーマのインストール」ボタンをクリックします。「新規テーマのインストール」ダイアログが表示されます。

  3. テーマのアーカイブファイルの位置をドロップダウンコンビネーションボックスに入力します。または、「参照」ボタンをクリックしてファイルをブラウズします。ファイルを選択したら、「了解」をクリックします。

  4. 「インストール」ボタンをクリックして、新しいテーマをインストールします。

新しいテーマオプションをインストールする

新しいコントロールオプション、ウィンドウの境界線オプションまたはアイコンオプションをインストールできます。インターネット上で多くのコントロールオプションを入手できます。

新しいコントロールオプション、ウィンドウの境界線オプションまたはアイコンオプションをインストールするには、以下の手順を実行します。

  1. テーマ設定ツールを起動します。

  2. 「詳細」ボタンをクリックします。「テーマの詳細」ダイアログが表示されます。

  3. インストールするテーマのタイプのタブをクリックします。たとえば、アイコンオプションをインストールする場合は、「アイコン」タブをクリックします。

  4. 「テーマのインストール」ボタンをクリックします。「新規テーマのインストール」ダイアログが表示されます。

  5. オプションのアーカイブファイルの位置をドロップダウンコンビネーションボックスに入力します。または、「参照」ボタンをクリックしてファイルをブラウズします。ファイルを選択したら、「了解」をクリックします。

  6. 「インストール」ボタンをクリックして、新しいオプションをインストールします。

テーマオプションを削除する

コントロールオプション、ウィンドウの境界線オプションまたはアイコンオプションを削除できます。

コントロールオプション、ウィンドウの境界線オプションまたはアイコンオプションを削除するには、以下の手順を実行します。

  1. テーマ設定ツールを起動します。

  2. 「詳細」ボタンをクリックします。「テーマの詳細」ダイアログが表示されます。

  3. 削除するオプションのタイプのタブをクリックします。

  4. 「テーマフォルダへ移動」ボタンをクリックします。デフォルトオプションフォルダで、ファイルマネージャウィンドウが開きます。

  5. ファイルマネージャウィンドウを使って、オプションを削除します。

ウィンドウのカスタマイズ

GNOME デスクトップのウィンドウの動作をカスタマイズするには、ウィンドウ 設定ツールを使用します。

表 10–31 に、ウィンドウの変更可能な設定を示します。

表 10–31 ウィンドウの設定

ダイアログ要素 

説明 

「マウスがウィンドウの上を移動したら、それを選択する」

ウィンドウをポイントすると、そのウィンドウがフォーカスされる。別のウィンドウをポイントするまで、そのウィンドウはフォーカスされている 

「この時間後に指定したウィンドウを前面に出す」

ウィンドウにフォーカスが移って少し時間が経過してから、そのウィンドウを立ち上げる 

「前面に出るまでの間隔」

フォーカスされてからウィンドウを立ち上げるまでの時間を指定する 

「タイトルバーをダブルクリックして実行するアクション」

ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックしたときに行われる動作を選択する。次のオプションのいずれかを選択します。 

  • 「巻き上げ」:ウィンドウを巻き上げる。

  • 「最大化」:ウィンドウを最大化する。

「ウィンドウを移動するには、このキーを押したままウインドウをつかんでください」

ウィンドウをドラッグして移動するときに、押したままにしておくキーを選択する