『Java Desktop System Release 2 システム管理』では 、以下のリリースの Java™ Desktop System を実行するシステムの管理方法を説明します。
x86 アーキテクチャ版 Java Desktop System Release 2(Solaris™ オペレーティングシステム用)
Linux 版 Java Desktop System Release 2
このマニュアルに記載される情報の大部分は、Java Desktop System のすべてのリリースで共通です。共通ではない情報については、プラットフォームが示されます。
このマニュアルは、Java Desktop System Release 2 を実行する 1 つまたは複数のシステムの管理者を対象にしています。Java Desktop System Release 2 の使用方法については、『Java Desktop System Release 2 ユーザーズガイド』を参照してください。
このマニュアルを読む前に、以下のトピックについて知っておく必要があります。
UNIX® システム管理
XML (Extensible Markup Language) ファイルの構造
システム管理を行う上での XML ファイルの使用方法
このマニュアルの構成は次のとおりです。
第 1 章「GConf の使用方法」は、GConf
を使用したユーザー設定の管理方法について説明しています。
第 2 章「メニューのカスタマイズ」は、メニューの実装およびメニューのカスタマイズ方法について説明しています。
第 3 章「テーマのインストール」は、Java Desktop System で利用可能なテーマの種類、テーマのインストール方法、およびカスタムテーマの作成方法について説明しています。
第 4 章「フォントの設定」は、Java Desktop System でのフォントの設定方法について説明しています。
第 5 章「MIME タイプ」は、アプリケーションでどのように MIME タイプが検出されるかを説明しています。また、MIME タイプの登録方法、および Java Desktop System へのアプリケーションの追加方法についても説明しています。
第 6 章「スクリーンセーバーの設定」は、スクリーンセーバーを設定する方法について説明しています。この章では、スクリーンセーバーに利用可能なディスプレイの変更方法についても説明します。
第 7 章「セッション管理」は、セッション管理の概要と、セッションのデフォルトを設定する方法について説明しています。また、セッションとログインスクリプトに関する情報も提供します。
第 8 章「ヘルプシステム」 は、Java Desktop System のヘルプシステムについて説明しています。
第 9 章「パフォーマンスの改善」は、Java Desktop System のパフォーマンスを改善する方法について説明しています。
第 10 章「Java Desktop System の機能の無効化」は、Java Desktop System の特定の機能を無効にする方法について説明しています。
付録 A 「隠しディレクトリ」 は、Java Desktop System がユーザーのホームディレクトリに追加する隠しディレクトリについて説明しています。
付録 B 「SMB プリンタ設定に関するセキュリティ上の注意事項」は、Microsoft Windows ネットワーク共有のプリンタ構成に関するセキュリティ上の注意事項について説明しています。
用語集は、このマニュアルで使用される用語の定義を説明しています。
次に、このマニュアルに関連するマニュアルを示します。
Java Desktop System Release 2 Accessibility Guide
Java Desktop System Release 2 インストールガイド
『Java Desktop System Release 2 ご使用にあたって』
Java Desktop System Release 2 問題の解決方法
Java Desktop System Release 2 ユーザーズガイド
docs.sun.comTM では Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。サイト内をブラウズしたり、マニュアル名や特定の題目をキーワードにして検索したりすることができます。URL は http://docs.sun.com です。
Sun Microsystems では、一部の製品につき印刷版のマニュアルもご提供しています。マニュアルのリストおよびご注文方法については http://docs.sun.com の “Buy printed documentation” をご覧ください。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define \ XV_VERSION_STRING' |
コード例は次のように表示されます。
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
***下記の規則に該当する場合は、該当する規則のみ表記する。どちらも該当しない場合は、このセクションごと削除。***
このマニュアルでは、英語環境での画面イメージを使っています。このため、実際に日本語環境で表示される画面イメージとこのマニュアルで使っている画面イメージが異なる場合があります。本文中で画面イメージを説明する場合には、日本語のメニュー、ボタン名などの項目名と英語の項目名が、適宜併記されています。
このマニュアルでは、「x86」という用語は、Intel 32 ビット系列のマイクロプロセッサチップ、および AMD が提供する互換マイクロプロセッサチップを意味します。