プリインストールされている Oracle Solaris OS の構成
(省略可能) コンソール出力をビデオポートへリダイレクトする方法
Oracle Solaris OS の情報製品とトレーニング
ILOM SP の IP アドレスと ILOM インタフェースについて
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) では、高度なサービスプロセッサのハードウェアとソフトウェアが提供されており、これを使用して Sun サーバーを管理および監視できます。ILOM 専用のハードウェアとソフトウェアは、x86 ベースの Sun Fire サーバー、Sun Blade モジュラーシャーシシステム、Sun Blade サーバーモジュール、SPARC ベースのサーバーを含む、さまざまな Sun サーバープラットフォームにプリインストールされています。ILOM は、データセンターに不可欠な管理ツールであり、すでにシステムにインストールされているほかのデータセンター管理ツールと統合して使用できます。
ILOM を使用すると、オペレーティングシステムの状態とは独立にサーバーをアクティブに管理および監視し、信頼性の高い Lights Out Management (LOM) システムを実現できます。ILOM では次のことが可能です。
ハードウェアのエラーと障害を発生時に認識します。
サーバーの電源状態を遠隔から制御します。
ホストのグラフィカルコンソールまたはグラフィカルでないコンソールを表示します。
システム上のセンサーとインジケータの現在の状態を表示します。
システムのハードウェア構成を確認します。
IPMI PET、SNMP トラップ、または電子メール警告を使用して、システムイベントに関して生成された警告を事前に受信します。
ILOM サービスプロセッサ (service processor、SP) は、組み込まれているオペレーティングシステムで動作し、専用の Ethernet ポートを利用して、帯域外管理機能を実現します。さらに、ホストオペレーティングシステムで動作するサーバーから ILOM にアクセスできます。ILOM を使用すると、キーボード、モニター、およびマウスをローカルで接続して使用するのと同じように、サーバーを遠隔から管理できます。
サーバーに電源が投入されるとすぐに、ILOM は自動的に初期化されます。完全な機能を備えたブラウザベースの Web インタフェースと、それと同等なコマンド行インタフェース (command-line interface、CLI) を利用できます。さらに、業界標準の SNMP インタフェースと IPMI インタフェースも利用できます。