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Sun Java System Messaging Server 6 2005Q1 管理ガイド 

付録 E
インストールワークシート

この付録では、インストールを計画するためのワークシートを示します。この付録には以下のワークシートが付いています。


Directory Server のインストール

Directory Server を Java Enterprise System インストーラまたは以前のインストールによってインストールします。表 E-1 の Directory Server のインストールおよび設定パラメータに記入してください。これは『Communications Services 配備計画ガイド』に示されているワークシートのレプリカです。Administraion Server と Messaging Server をインストールして設定するときは、これらのパラメータが必要になります。

表 E-1 Directory Server のインストールパラメータ 

パラメータ:

説明:

例:

使用する場所:

回答:

Directory インストールルート

サーバープログラム、設定、保守、および情報ファイルを保管するための、専用のディレクトリサーバーマシン上のディレクトリ。

/var/mps/serverroot/

comm_dssetup.pl Perl スクリプト

「Messaging Server 設定用に Directory Server を準備するには」を参照してください。

 

ホスト

ホスト名は、IP ホスト名。IP ホスト名としては、「短縮形」のホスト名 (fiddle など) または完全修飾ホスト名が使用されます。完全修飾ホスト名は、ホスト名とドメイン名の 2 つの部分から構成されます。

fiddle.west.sesta.com

管理サーバーの設定

「Messaging Server 設定用に Directory Server を準備するには」を参照してください。

 

LDAP ディレクトリのポート番号

LDAP ディレクトリサーバーのデフォルト値は 389 です。

389

管理サーバーの設定と Messaging Server の設定

「Messaging Server 設定用に Directory Server を準備するには」および「Messaging Server の初期実行時設定を作成するには」を参照してください。

 

管理者 ID およびパスワード

設定情報の管理責任がある管理者。

管理者のパスワード

Admin

PaSsWoRd

管理サーバーの設定

「Messaging Server 設定用に Directory Server を準備するには」を参照してください。

 

ユーザーおよびグループツリーのサフィックス

ディレクトリツリーの最上位にある LDAP エントリの識別名。ユーザーデータおよびグループデータはその下に保管されます。

o=usergroup

comm_dssetup.pl Perl スクリプト

「Messaging Server 設定用に Directory Server を準備するには」を参照してください。

 

Directory Manager の DN およびパスワード

UNIX のスーパーユーザーに相当する権限を持つディレクトリ管理者。通常は、この管理者がユーザーデータおよびグループデータを管理します。

Directory Manager のパスワード。

cn=Directory Manager

pAsSwOrD

comm_dssetup.pl Perl スクリプトおよび Messaging Server の設定

「Messaging Server 設定用に Directory Server を準備するには」および「Messaging Server の初期実行時設定を作成するには」を参照してください。

 

管理ドメイン

管理制御の対象範囲。

System Lab

管理サーバーの設定

「Messaging Server 設定用に Directory Server を準備するには」を参照してください。

 


管理サーバーの初期実行時設定

管理サーバーの初期実行時設定プログラムを Java Enterprise System インストーラから実行するときは、表 E-2 にインストールパラメータを記入してください。これは『Communications Services 配備計画ガイド』に示されているワークシートのレプリカです。Messaging Server の初期実行時設定では、これらのパラメータの一部が必要になります。いくつかの質問に対する回答には、「Directory Server のインストール」のチェックリストも参考になります。

表 E-2 管理サーバーの初期実行時設定プログラムのパラメータ 

パラメータ

説明

回答:

完全指定ドメイン名

ホストマシンの完全指定ドメイン。

fiddle.west.sesta.com

 

サーバールートの定義

サーバープログラム、設定、保守、および情報ファイルを保管するための、専用の管理サーバーのインストールルート。

/var/mps/serverroot

 

UNIX システムユーザー

システムユーザーが、実行するプロセスに対して適切なアクセス権を持つように指定する特定の権限。

inetuser

 

UNIX システムグループ

特定の UNIX システムユーザーが所属するグループ。

inetgroup

 

Configuration Directory Server

「Directory Server のインストール」中に指定したホストとポート。

ホスト fiddle.west.sesta.com

ポート 389

 

Configuration Directory Server の管理者およびパスワード

「Directory Server のインストール」中に指定した管理者 ID。

管理者 ID のパスワード

Admin

PaSsWoRd

 

管理ドメイン

管理制御の対象範囲。

Messaging Server と Directory Server を同じマシン上にインストールした場合は、「Directory Server のインストール」時に同じ管理ドメインを選択する必要があります。

System Lab2

 

管理サーバーのポート

管理サーバー専用の一意のポート番号。

5555

 


Directory Server 設定スクリプト (comm_dssetup.pl)

Directory Server 設定スクリプト (comm_dssetup.pl) を実行して Messaging Server の設定用に Directory Server を準備する場合は、表 E-3 にインストールパラメータを記入してください。Messaging Server の初期実行時設定では、これらのパラメータの一部が必要になります。

表 E-3 comm_dssetup.pl スクリプトパラメータ 

パラメータ

説明

回答:

サーバールート

サーバープログラム、設定、保守、および情報ファイルを保管するための、専用の Directory Server のインストールルート。

/var/mps/serverroot/

 

サーバーインスタンス

ほとんどの機能を管理する LDAP Directory Server デーモンまたはサービス。導入によっては、インスタンスをユーザーとグループの保守専用に取っておき、設定用に別のインスタンスを管理することがあります。

slapd-varrius

 

DC ルート

二重ツリーの DIT プロビジョニングモデル (Sun LDAP Schema 1 または Sun ONE LDAP Schema.2 の互換モード) を持ちたい場合は、DC ツリーがローカル DNS 構造をミラー化し、システムが DC ツリーを、ユーザーデータおよびグループデータのエントリを含む組織ツリーへのインデックスとして使用します。

o=internet

 

ユーザーおよびグループベースのサフィックス

ユーザーエントリおよびグループエントリのネームスペースを保持する、組織ツリー内の最上位エントリ。

o=usergroup

 

Directory Manager の DN およびパスワード

組織ツリー内のユーザーデータおよびグループデータを管理する管理者。Sun Java Enterprise System インストーラで指定した管理者と同じ管理者にする必要があります。

Directory Manager DN のパスワード

cn=Directory Manager

pAsSwOrD

 


Messaging Server の初期実行時設定

Messaging Server の初期実行時設定プログラムを実行するときは、表 E-4 にインストールパラメータを記入してください。いくつかの質問に対する回答には、「Directory Server のインストール」のチェックリストも参考になります。

表 E-4 Messaging Server の初期実行時設定プログラムのパラメータ 

パラメータ

説明

回答:

設定およびデータディレクトリ

Messaging Server 設定ファイルのすべてを含みます

msg_svr_base/データディレクトリは、このディレクトリへのシンボリックリンクを作成します。

/var/opt/SUNWmsgsr

 

UNIX システムユーザー

システムユーザーが、実行するプロセスに対して適切なアクセス権を持つように指定する特定の権限。このシステムユーザーは、管理サーバーの初期実行時設定で指定したユーザーと同じにしません。

mailsrv

 

UNIX システムグループ

特定の UNIX システムユーザーが所属するグループ。このシステムグループは、管理サーバーの初期実行時設定で指定したグループと同じにしません。

mail

 

Configuration Directory LDAP URL、Directory Manager、およびパスワード

Configuration Directory Server、LDAP URL、バインド DN、およびパスワード

ldap://fiddle.west.sesta.com:389

cn=Directory Manager

PaSsWoRd

 

User/Group Directory LDAP URL、Directory Manager、およびパスワード

User/Group Directory Server、LDAP URL、バインド DN、およびパスワード。

ユーザーおよびグループディレクトリは設定ディレクトリとは別のものにすることをお勧めします。

ldap://fiddle.west.sesta.com:389

cn=Directory Manager

PaSsWoRd

 

ポストマスターの電子メールアドレス

ポストマスターのメールを監視する管理者の電子メールアドレス。アドレスはメールボックスと関連付けられているため、完全指定アドレスにする必要があります。

pma@siroe.com

 

管理者アカウントのパスワード

サービス管理者、ユーザーおよびグループの管理者、エンドユーザー管理権限、および PAB 管理者と SSL パスワードに使用するパスワード。

paSSwoRD

 

デフォルトの電子メールドメイン

ドメインが指定されていない場合に使用される、電子メールのデフォルト

siroe.com

 

デフォルトの電子メールドメインの組織名

組織が属していて、組織ツリーの構築に使用される組織名。

たとえば、組織名が Engineering の場合、siroe.com (デフォルトの電子メールドメイン) のすべてのユーザーは、LDAP DN o=Engineering, o=usergroup の下に置かれます

ユーザーおよびグループディレクトリサフィックスは、comm_dssetup.pl で指定されています。

 



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