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Sun Java System Communications Express 6 2005Q1 管理ガイド 

付録 D
設定パラメータのリファレンス

この付録には、設定パラメータ、そのデフォルト値、および説明が記載されています。

uwcconfig.properties および uwcauth.properties ファイル内のアプリケーション全体のパラメータ

表 D-1 uwcconfig.properties 内のパラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

uwc.gzipcompression

true

Communications Express の HTTP 応答での GZIP 圧縮を有効にします。

HTTP 応答の GZIP 圧縮を有効にするには、この値を true に設定します。これにより、Communications Express ページアクセスのスループットが向上します。

uwc.renderhtml

n

カレンダデータを HTML 形式で描画する必要があるかどうかを指定します。

カレンダデータを HTML 形式で描画するには、この値を「y」に設定します。

manual_purge_enabled

true

jsessionid を持つユーザーがアドレス帳サーバーコマンド、purge_entries.wabp を呼び出し、削除用にマークされたすべてのエントリを完全に削除できるようにします。

auto_purge_enabled

false

login.wabp が呼び出されたときに、削除用にマークされた連絡先を自動的にパージします。

login.wabp が呼び出されたときの連絡先の自動パージを有効にするには、この値を true に設定します。

expire_period

0

削除用にマークされたエントリが完全に削除されるまでのパージ期間を日数で指定します。

このパラメータは、auto_purge_enabled が true に設定されている場合だけ有効です。

purge_interval

30

パージ間隔を日数で指定します。

パージサイクルは、auto_purge_enabled が true に設定されている場合だけ、ここで指定した間隔で起動されます。

addressbook.wabp.version

1.0

アドレス帳のプロトコルバージョンを指定します。

表 D-2 uwcauth.properties 内のパラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

defaultdomain

 

ドメインに必要なプロパティが設定されていない場合に使用されるデフォルトドメインを指定します。これらのプロパティは、デフォルトドメイン名から生成されます。

属性 defaultdomain には、設定中に入力された値が割り当てられます。

defaultlocale

en

アプリケーションで使用されるデフォルトのロケールを指定します。

virtualdomain.mode

 

 

 

Communications Express が仮想ドメインモードで実行されているかどうかを指定します。

Calendar Server で、ホストドメインのサポートを有効にした場合は、このオプションを有効にします。

virtualdomain.mode には、設定中に入力された値が割り当てられます。

db_config.properties file

表 D-3 は、db_config.properties ファイルのパラメータを一覧表示しています。

表 D-3 企業ディレクトリパラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

defaultserver.ldappoolmin

 

LDAP クライアント接続の最小数を指定します。

defaultserver.ldappoolmax

 

LDAP クライアント接続の最大数を指定します。

defaultserver.ldappooltimeout

 

LDAP 接続がタイムアウトするまでの秒数を指定します。大規模な検索結果に対応するには、この値を大きくします。

defaultserver.ldaphost

 

LDAP ホストを指定します。

defaultserver.ldapport

 

LDAP ポートを指定します。

defaultserver.ldapbinddn

cn=Directory Manager

LDAP にバインドするために使用する DN を指定します。

ログインのタイプが restricted または proxy の場合は、defaultserver.ldapbinddn に必ず値を割り当てる必要があります。

ログインのタイプが anon (匿名) の場合は、このパラメータの値を入力する必要はありません。

defaultserver.ldapbindcred

 

バインドパスワードを指定します。

login_type

 

LDAP ストアへの接続を保持するために使用する方法を指定します。

このパラメータには、次の 3 つのいずれかの値を割り当てることができます。

anon - 匿名ユーザーとして LDAP に接続します。

restricted - アドレス帳ストアに対する操作権限を持つユーザーとして接続します。

proxy - アドレス帳ストアを操作できるユーザーであると見せかけます。この値を割り当てると、各操作で LDAP バインドがバイパスされるため、パフォーマンスが向上します。

注: 見せかけるユーザーには、読み取り専用アクセス権が付与されます。

entry_id

 

連絡先/グループエントリを特定するために使用する LDAP 内のキーを指定します。

entry_id には、UID か、または empid や主体 ID などの連絡先/グループ情報をフェッチするために使用するキーを設定できます。

xlate-inetorgperson.xml ファイルで、<entry entryID= "db:uid"> の「uid」をここで指定した entry_id 値に置き換えます。

retrieve_db_attribs

 

LDAP 検索ですべてのデータベース属性を渡すかどうかを定義します。

lookthru_limit

1000

検索の検索クエリの上限を指定します。

delete_perm

 

連絡先/グループエントリを削除用にマークするか、または完全に削除できるようにします。

連絡先/グループを削除用にマークするには、このパラメータを false に設定します。

連絡先/グループを完全に削除するには、このパラメータを true に設定します。

admin_group_dn

 

管理者グループの DN を指定します。

このグループに所属するユーザーは、削除用にマークされたすべての連絡先をパージできます。

entry_id

uid

連絡先/グループエントリを特定するために使用する LDAP 内のキーを指定します。

entry_id には、UID か、または empid や主体 ID などの連絡先/グループ情報をフェッチするために使用するキーを設定できます。

xlate-inetorgperson.xml ファイルで、<entry entryID="db:uid"> の「uid」をここで指定した entry_id 値に置き換えます。

login_type

restricted

LDAP ストアへの接続を保持するために使用する方法を指定します。

このパラメータには、次の 3 つのいずれかの値を割り当てることができます。

anon - 匿名ユーザーとして LDAP に接続します。

restricted - アドレス帳ストアに対する操作権限を持つユーザーとして接続します。

proxy - アドレス帳ストアを操作できるユーザーであると見せかけます。この値を指定すると、各操作で LDAP バインドをバイパスするため、パフォーマンスが向上します。

注: 見せかけるユーザーには、読み取り専用アクセス権が付与されます。

uwcconfig.properties

表 D-4 は、uwcconfig.properties ファイルのパラメータを一覧表示しています。

表 D-4 uwcconfig.properties のパラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

mail.deployed

 

Messenger Express が配備されているかどうかを指定します。このパラメータは、設定ウィザードの実行時に設定されます。

Messenger Express が配備されると、この属性が「true」になります。

webmail.host

 

Messenger Express が配備されるマシンのホスト名を指定します。

Messenger Express のホスト名は、Web Server が配備されるマシンの名前に対応させます。

webmail.port

80

Messenger Express HTTP Server が待機するポート番号を指定します。

calendar.deployed

 

カレンダモジュールが配備されているかどうかを指定します。このパラメータは、設定ウィザードの実行時に設定されます。

カレンダが配備されている場合は、この属性を「true」に設定します。

calendar.wcap.host

 

WCAP サーバーのホスト名を指定します。

calendar.wcap.port

 

WCAP が待機するポート番号を指定します。

calendar.wcap.adminid

calmaster

WCAP サーバーの管理 ID を指定します。

calendar.wcap.passwd

 

WCAP サーバーの管理パスワードを指定します。

calendar.jcapi.serviceclass.socs

com.sun.comclient.calendar.socs.SOCSCalendarStore

Sun Java System Calendar Server 用に Java API for Calendar (JCAPI) を実装しているクラスの名前を指定します。

注: この値は変更しないでください。

uwc.gzipcompression

 

Communications Express の HTTP 応答での GZIP 圧縮を有効にします。

HTTP 応答の GZIP 圧縮を有効にするには、この値を true に設定します。これにより、Communications Express ページアクセスのスループットが向上します。

uwc.renderhtml

 

カレンダデータを HTML で描画する必要があるかどうかを指定します。

カレンダデータを HTML で描画する場合は、このパラメータを「y」に設定します。

有効な値は、「y」または「n」です。

log.file

このパラメータは、アドレス帳モジュールで使用されます。

/tmp/trace.log

ログファイルの場所を指定します。

デフォルトでは、メッセージは Web コンテナのエラーログファイルに移動されます。

log.level

このパラメータは、アドレス帳モジュールで使用されます。

0

アプリケーションのログレベルを指定します。このモジュールのロギングを無効にするには、この値を 0 に設定します。

有効な値は次のとおりです。

level = 0 (オフ)、1 (デバッグのみ)、2 (エラーのみ)、3 (すべて)。

log.components

このパラメータは、アドレス帳モジュールで使用されます。

127

ロギング用のコンポーネントレベルを指定します。

maxpostcontentlength

1000000

コンテンツの種類がマルチパートであり、オクテットのフォームデータ (ファイルアップロード用) を含む POST コマンドの最大のコンテンツ長を指定します。

-1 は、制限がないことを示します。

uwcloginpath

/base/UWCMain

Communications Express ログインページへのパスを指定します。

sessionobjfactory.pstore.class

com.iplanet.iabs.coresrv.CorePersonalStoreFactory

SessionObjectFactory を実装しているクラスを定義します。

sessionobjfactory.pstore.configpath

 

プラグインの設定パスを指定します。このパスは、現在のファイルのパスからの相対パスまたは絶対パスのどちらかです。

sessionobjfactory.pstore.sessionid

com.iplanet.iabs.pstore

ユーザーのセッションでオブジェクトを格納するときの名前を指定します。

addressbook.wabp.version

 

アドレス帳のプロトコルバージョンを指定します。

manual_purge_enabled

 

jsessionid を持つユーザーがアドレス帳サーバーコマンド、purge_entries.wabp を呼び出し、削除用にマークされたすべてのエントリを完全に削除できるようにします。

auto_purge_enabled

 

login.wabp が呼び出されたときに、削除用にマークされた連絡先を自動的にパージします。

login.wabp が呼び出されたときの連絡先の自動パージを有効にするには、この値を true に設定します。

expire_period

 

削除用にマークされたエントリが完全に削除されるまでのパージ期間を日数で指定します。

このパラメータは、auto_purge_enabled が true に設定されている場合だけ有効です。

purge_interval

 

パージ間隔を日数で指定します。

パージサイクルは、auto_purge_enabled が true に設定されている場合だけ、ここで指定した間隔で起動されます。

uwc.homepageurl

 

ホームページの URL を指定します。

ユーザーがホームリンクをクリックすると、この URL に移動します。

このパラメータがないときに、ユーザーがホームリンクをクリックすると、ユーザーのデフォルトのアプリケーションに移動します。

uwcauth.properties ファイル

表 D-5 は、uwcauth.properties ファイルのパラメータを一覧表示しています。

表 D-5 uwcauth.properties のパラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

defaultdomain

 

ドメインに必要なプロパティが設定されていない場合に使用されるデフォルトドメインを指定します。これらのプロパティは、デフォルトドメイン名から生成されます。

デフォルトドメインには、設定中に入力された値が割り当てられます。

defaultlocale

 

アプリケーションのデフォルトのロケールを定義します。

virtualdomain.mode

 

Calendar Server を実行するモードを定義します。Calendar Server をホストドメイン (仮想ドメインともいう) モードで実行する場合はこのパラメータ値を「y」に、そうでない場合は「n」に設定します。

uwcauth.ssl.enabled

 

SSL を有効にするかどうかを定義します。

uwcauth.ssl.authonly

 

SSL を認証専用に有効にするかどうかを定義します。

ldapauth.ldaphost

 

LDAP ホスト値を指定します。

通常、ldapauth.ldaphost の値は ldapusersession の値と同じです。必要に応じて異なる値を設定できます。

ldapauth.ldapport

 

LDAP ポート番号を指定します。

ldapauth.dcroot

 

認証ツリーの DC ルートを指定します。

ldapauth.domainattr

inetDomainBaseDN,inetDomainStatus,inetDomainSearchFilter,domainUidSeparator,preferredLanguage

ユーザーが認証されるドメインエントリから取得する属性のリストを指定します。

ldapauth.domainfilter

(|(objectclass=inetDomain)(objectclass=inetDomainAlias))

ドメインエントリを取得する基となるフィルタを指定します。

ldapauth.ldapbinddn

<binddn>

認証 LDAP にバインドしているユーザーのユーザー DN を指定します。

ldapauth.ldapbindcred

<binddncredintials>

認証 LDAP にバインドしているユーザーのパスワードを指定します。

ldapauth.enablessl

false

認証を実行するディレクトリが SSL モードにあるかどうかを指定します。

セキュリティ保護された LDAP 接続を設定するには、デフォルト値を「true」に変更します。

ldapusersession.defaultugfilter

 

ユーザーエントリを取得するときに使用するデフォルトフィルタの構文を指定します。

ユーザー検索用のパラメータ

ldapusersession.ugattr

uid,inetUserStatus,preferredLanguage,psRoot,pabURI,cn,mail,mailHost

エントリ検索中に LDAP から返される属性セットを指定します。

ldapusersession.ldaphost

 

ユーザー検索に使用する Directory Server のホスト名を指定します。代替用に、複数のホストを指定できます。

サーバーの名前は、セミコロン (;) で区切られます。

代替サーバーの名前は、「ホスト名: ポート番号」の形式にします。

ldapusersession.ldapport

 

ユーザー/グループの Directory Server のポート番号を指定します。

ldapusersession.ldapbinddn

 

ユーザーグループの Directory Server にバインドしている管理者のユーザー DN を指定します。

ldapusersession.ldapbindcred

 

ユーザーツリーにバインドしている管理者のパスワードを指定します。

ldapusersession.dcroot

 

Sun Java System LDAP Schema v.1 内のユーザーエントリを解決するために使用するユーザー/グループ LDAP 内のドメインコンポーネント (DC) ツリーを指定します。

ldapusersession.domainfilter

(|(objectclass=inetDomain)(objectclass=inetDomainAlias))

ドメインエントリを特定するために使用するフィルタを定義します。

ldapusersession.ldappoolmin

 

保持する LDAP クライアント接続の最小数を指定します。

ldapusersession.ldappoolmax

 

保持する LDAP クライアント接続の最大数を指定します。

ldapusersession.ldappooltimeout

 

LDAP 接続がタイムアウトするまでの秒数を指定します。

大規模な検索結果に対応するには、この値を大きくします。

ldapusersession.enablessl

 

認証を実行するディレクトリが SSL モードにあるかどうかを指定します。

セキュリティ保護された LDAP 接続を設定するには、デフォルト値を「true」に変更します。

一般的な認証設定

uwcauth.sessioncookie

JSESSIONID

サーブレットコンテナがセッションを監視するために使用する Cookie の名前を指定します。

この値は変更しないでください。

uwcauth.appprefix

 

他の信頼されるアプリケーションがシングルサインオン用に生成した Cookie を検索するために使用される、ホストアプリケーションのプレフィックスを指定します。

配備に Messaging SSO を使用する場合、この属性には、Messaging Server の設定中に設定した local.webmail.sso.prefix の値を割り当てます。

uwcauth.appid

uwc

ホストアプリケーションの一意なアプリケーション ID を含む Cookie 名を指定します。

messagingsso.appid

ims

Communications Express はこの Cookie を使用して、Messenger Express にログアウト要求を発行するかどうかを判定します。

messagingsso.appid の値は、Messaging Server の設定中に設定された local.webmail.sso.id の値と同じでなければなりません。

uwcauth.cookiedomain

 

シングルサインオン Cookie の一部として保存されたドメインまたはパスを指定します。

MessagingSSOAuth のフィルタ設定

uwcauth.messagingsso.enable

 

Messaging のシングルサインオン機能を有効または無効にします。

このパラメータを「true」に設定するとシングルサインオンが有効になり、「false」に設定するとシングルサインオンが無効になります。

Identity Server シングルサインオン用に Communications Express を設定する場合は、uwcauth.messagingsso.enable が「false」に設定されていることを確認してください。

uwcauth.messagingsso.cookiepath

/

シングルサインオン Cookie を保存する URI を指定します。

messagingsso.xxx.url

http://servername/VerifySSO?

SSO Cookie を検査するために使用する URL を指定します。

xxx の値は、サーバーのアプリケーション ID で置き換えてください。

たとえば、アプリケーション ID が「msg60」である Messaging Server で SSO を有効にする場合は、以下の設定パラメータを追加する必要があります。

mesagingsso.msg60.url=http://servername/VerifySSO?

ここで示す xxx の値は、Messenger Express で local.webmail.sso.id に割り当てた値と同一でなければなりません。

messagingsso.uwc.url

http://servername:85/uwc/VerifySSO?

Communications Express が /uwc のように、/ の直下に配備されていない場合、このパラメータの値は次のようになります。

http://servername:85/uwc/VerifySSO?

Communications Express の確認 URL を指定します。

このサーバーの uwcauth.appid の値を編集した場合は、messagingsso.uwc.url 内の uwc を新規の uwcauth.appid で置き換えます。

Identity SSO

uwcauth.identity.enabled

 

Identity Server を有効にするかどうかを指定します。

Identity Server を有効にするには、この属性を「true」に設定します。Identity Server を無効にするには、この属性を「false」に設定します。最初、この値は設定プログラムで設定されます。

uwcauth.identity.login.url

http://nicp160.india.sun.com:99/amserver/UI/Login

Identity Server のログインページの URL を指定します。

uwcauth.identity.binddn

 

amAdmin の完全な DN を指定します。

uid=amAdmin, ou=People, o=siroe.example.com, o=example.com

注: uwcauth.identity.binddn および uwcauth.identity.bindcred の値は、Identity Server のインストール時に入力した値に対応していなければなりません。

たとえば uwcauth.identity.binddn=uid=amAdmin, ou=People, o=siroe.example.com, o=example.com and uwcauth.identity.bindcred=password などです。

uwcauth.identity.bindcred

 

amadmin のパスワードを指定します。

uwcauth.identity.cookiename

iPlanetDirectoryPro

Identity Server セッション Cookie 名を指定します。

uwcauth.properties ファイルで、uwcauth.identity.cookiename の値が local.webmail.sso.amcookiename の値に設定されていることを確認してください。

uwcauth.http.port

80

Communications Express が非 SSL ポート上に設定された場合の、Communications Express が待機するポート番号を指定します。

uwcauth.https.port

443

Communications Express が Web Server 上に設定された場合の、Communications Express が待機する https ポート番号を指定します。

uwcauth.identitysso.cookiepath

/

Identity SSO Cookie のパスを指定します。

identitysso.singlesignoff

 

Identity シングルサインオン機能を有効または無効にします。

この属性が true に設定されていると、ユーザーがログアウトしたとき、この IS セッションに参加しているすべてのアプリケーションがサインアウトされます。

この属性が false に設定されていると、Communications Express セッションだけが無効になり、ユーザーは identitysso.portalurl に設定されている URL に移動されます。

identitysso.portalurl

 

Communications Express の確認 URL を指定します。

Identity Server が有効になっていて、シングルサインオフが false に設定されていると、Communications Express は identitysso.portalurl を表示します。

pab_mig_required

true

アドレス帳ディレクトリを移行するかどうかを指定します。

PAB 移行が必要な場合はこの属性を「true」に、そうでない場合は「false」に設定します。

uwclogging.properties ファイル

表 D-6 は、uwclogging.properties ファイルのパラメータを一覧表示しています。

表 D-6 デフォルトのロギング設定ファイル 

パラメータ

デフォルト値

説明

uwc.logging.enable

no

ロギングを有効または無効にします。ロギングを有効にするには、デフォルト値を yes に変更します。

uwc.log.file

/var/opt/SUNWuwc/logs/uwc.log

ログファイルの場所を指定します。

必要に応じてファイルの場所を変更します。

uwc.log.level

INFO

アプリケーションのログレベルを指定します。アプリケーションのログレベルを希望するレベルに変更します。

指定できるログレベルの値は以下のとおりです。

WARNING、INFO、および FINE、SEVERE。

uwc.log.formatter

SimpleFormatter

ハンドラの設定情報を記述します。

デフォルトのフォーマッタは SimpleFormatter です。XMLFormatter を指定することもできます。

uwcdomainconfig.properties

uwcdomainconfig.properties ファイルには、ドメイン単位に設定できるすべてのオプションが含まれています。以下のオプションは、ドメインに対するデフォルトユーザー設定です。

これらの値が設定されていない場合は、表 D-7 に示す値を使用してユーザー設定が作成されます。

表 D-7 uwcdomainconfig.properties 内のパラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

グローバルオプション

uwc-user-attr-locale

en

ドメインに使用するデフォルトのロケールを指定します。

uwc-user-attr-sunUCDefaultApplication

addressbook

ログイン後に表示されるデフォルトページを指定します。選択可能なオプションは、以下のとおりです。mail、calendar、および addressbook

uwc-user-attr-sunUCTheme

uwc

デフォルトの表示テーマを指定します。

注: 現在、ドメイン単位のテーマはサポートしていますが、ユーザー単位のテーマはサポートしていません。

詳細については、『Sun Java System Communications Express Customization Guide』を参照してください。

uwc-user-attr-sunUCColorScheme

2

デフォルトの表示配色を指定します。

uwc-user-attr-sunUCDefaultEmailHandler

uc

電子メールメッセージをアプリケーションから送信するためのデフォルトの電子メールクライアントを指定します。

デフォルトの電子メールクライアントを Messenger Express またはブラウザのメールクライアントに設定できます。

uwc-user-attr-sunUCDateFormat

M/D/Y

日付に表示する日、月、および年の順序を指定します。

選択可能なオプションは、以下のとおりです。

M/D/Y、D/M/Y、Y/M/D

uwc-user-attr-sunUCDateDelimiter

/

日付の区切り文字を指定します。

区切り文字とは、日付の日、月、年を区切る文字のことです。

区切り文字には、カンマ (,)、スラッシュ (/)、またはハイフン (-) を指定できます。

uwc-user-attr-sunUCTimeFormat

12

時間の表示形式を指定します。選択可能な形式は、12 または 24 時間形式です。

uwc-user-attr-sunUCTimeZone

America/Los_Angeles

カレンダを作成するタイムゾーンを指定します。

以下の地域から任意の有効なタイムゾーンを選択できます。

「北米および南米」、「ヨーロッパおよびアフリカ」、「アジアおよび環太平洋地域」。

supportedLanguages

 

ドメインでサポートする言語のリストを指定します。リスト内の各言語は、セミコロンで区切られています。Communications Express がドメインでサポートする言語のリストは、管理者が定義できます。

たとえば、en;es;de;fr;ja;ko;zh-CN;zh-TW

ユーザーのカレンダオプション

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceDefaultView

dayview

ログイン後に表示されるデフォルトのカレンダページを指定します。選択可能なオプションは、以下のとおりです。

dayview、weekview、monthview、および yearview

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceShowCompletedTasks

false

完了した作業を、カレンダの「作業」パネルに表示するかどうかを指定します。

完了した作業をカレンダの「作業」ペインに表示する場合は、デフォルト値を「true」に変更します。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceDefaultCategory

Business

新しく作成する予定または作業のデフォルトのカテゴリを指定します。

選択可能なカテゴリは、以下のとおりです。

「記念日」、「約束」、「誕生日」、「仕事」、「朝食」、「クラス」、「電話会議」、「夕食」、「休日」、「昼食」、「会議」、「その他」、「個人用」、「セミナー」、「トレーニング」、「旅行」、「不在返信」、および「インタビュー」。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceDayHead

9

1 日の開始時刻を時単位で指定します。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceDayTail

18

1 日の終了時刻を時単位で指定します。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceInterval

PT1H0M

1 日を分割する間隔を指定します。

日次および週次のビューでは、1 日が 30 分間隔または 1 時間間隔に分割されます。

デフォルトの分割値を PT0H30M (30分) に変更できます。

uwc-user-attr-icsFirstDay

1

カレンダで週の初めと見なす曜日を指定します。デフォルトでは、日曜日 (1) が週の始まり、土曜日 (7) が週の終わりと見なされます。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceWeekEndDays

1,7

カレンダビューで週末と見なす曜日を指定します。

デフォルトでは、日曜日 (1) が週の始まり、土曜日 (7) が週の終わりになります。

数字をカンマ区切りにしたリストが、週末とみなす曜日を表します。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceIncludeWeekendInViews

true

カレンダの週次および月次ビューでの週末の表示を有効または無効にします。

週末の曜日をカレンダの週次および月次ビューに表示する場合は、デフォルト値を「true」に設定します。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceSingleCalendarTZID

0

カレンダをそのカレンダのタイムゾーンで表示するかどうかを指定します。

カレンダをそのカレンダのタイムゾーンで表示しない場合は、デフォルト値を「0」に変更します。この値が 0 に設定されていると、すべてのカレンダが「グローバルオプション」タブで指定したタイムゾーンで表示されます。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceAllCalendarTZIDs

0

ユーザーのタイムゾーンの代わりに、表示されているすべてのカレンダのタイムゾーンを使用することを指定するブール値を定義します。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceDefaultAlarmStart

PT0H30M

デフォルトで予定または作業のどれだけ前にアラームを送信するかを、時間数と分数で指定します。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-ceNotifyEnable

1

新しい予定が作成されるときに、内部の招待者に電子メールメッセージ (iCal 添付書類を含む) を送信するかどうかを指定します。

uwc-user-attr-icsExtendedUserPrefs-sunCalEventfilter

 

カレンダに表示するデフォルトの出席依頼を定義します。

選択可能なオプションは、以下のとおりです。accepted、tentative、declined、needs-action。

アドレス帳のデフォルトのオプション値

uwc-user-attr-sunAbExtendedUserPrefs-abName

Personal Address Book

デフォルトのアドレス帳の名前を指定します。

uwc-user-attr-sunAbExtendedUserPrefs-abDescription

This is the personal address book.

デフォルトのアドレス帳の短い説明を指定します。

uwc-user-attr-sunAbExtendedUserPrefs-abEntriesPerPage

25

1 つのページに表示するアドレス帳エントリの最大数を選択します。

選択可能なオプションは、以下のとおりです。25、50、75。

uwc-user-attr-sunAbExtendedUserPrefs-abSearchDisplayColumn1

displayname

第 1 列に表示する値を指定します。デフォルトでは、第 1 列には、連絡先またはグループの名前が表示されます。

uwc-user-attr-sunAbExtendedUserPrefs-abSearchDisplayColumn2

primaryemail

アドレス帳の第 2 列に表示する値を指定します。

表示列名には、以下の項目を設定できます。

displayname、company、title、primaryphone、workphone、homephone、faxphone、pagerphone、primaryemail、email2、email3、homeaddress、workaddress、weburl1、weburl2、calendarurl、freebusyurl、birthday、anniversary、ou、edit、viewcalendar

uwc-user-attr-sunAbExtendedUserPrefs-abSearchDisplayColumn3

primaryphone

アドレス帳の第 3 列に表示する値を指定します。

表示列名には、以下の項目を設定できます。

displayname、company、title、primaryphone、workphone、homephone、faxphone、pagerphone、primaryemail、email2、email3、homeaddress、workaddress、weburl1、weburl2、calendarurl、freebusyurl、birthday、anniversary、ou、edit、viewcalendar

uwc-user-attr-sunAbExtendedUserPrefs-abSearchDisplayColumn4

edit

アドレス帳の第 4 列に表示する値を指定します。

表示列名には、以下の項目を設定できます。

displayname、company、title、primaryphone、workphone、homephone、faxphone、pagerphone、primaryemail、email2、email3、homeaddress、workaddress、weburl1、weburl2、calendarurl、freebusyurl、birthday、anniversary、ou、edit、viewcalendar

uwc-mail-options-isSpamDetectEnabled

false

ユーザーにスパム検出フィルタを表示するかどうかを指定します。

personalstore.properties ファイル

表 D-8 は、personalstore.properties ファイルのパラメータを一覧表示しています。

表 D-8 personalstore.properties 内のパラメータ 

パラメータ

デフォルト値

説明

db.psrootattribute

psRoot

psRoot の属性名を定義します。

db.useUserPsRoot

false

ユーザー単位の psRoot を使用するかどうかを指定します。ユーザー単位の psRoot を使用するには、この属性を「true」に設定します。そうでない場合は「false」に設定します。

db.defaultpsrootpattern

 

db.useUserPsRoot 属性が true に設定されている場合に、デフォルトの psRoot パターンを使用することを指定します。

ldap:///piPStoreOwner=%U,o=%D,o=PiServerDb

db.psurlprefix

ps

PS URL のプロトコルプレフィックスを定義します。

db.defaultpspath

defaultps

defaultps 値を格納するパスを定義します。各ロケール用の辞書ファイルがあるドメインごとに 1 つのパスが存在します。

db.maxpagedsearch

 

個人ストアのインスタンスに対して同時にページされる検索の最大数を指定します。



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