サーバーは、HTTP リスナー経由で HTTP 要求を受け入れたあと、構成された仮想サーバーにその要求を転送します。このページでは、HTTP リスナーを追加および構成できます。
HTTP リスナーは、ポート番号と IP アドレスの一意の組み合わせを持つ必要があります。IPv4 アドレス、IPv6 アドレスのいずれかを使用できます。IP アドレスを「*」に設定すると、そのポート上のすべての IP アドレスに対して待機する HTTP リスナーが作成されます。
受信 HTTP 要求を処理するための、仮想サーバーの新しい HTTP リスナーを作成できます。それには次の手順を実行します。
「構成」タブの下の「仮想サーバー」タブをクリックします。
「HTTP リスナー」サブタブを クリックして、構成された HTTP リスナーのリストを表示します。
「新規」ボタンをクリックします。新しい HTTP リスナーを作成するためのウィザードページがポップアップします。
ウィザードページで次の情報を入力します。
名前 — 新しい HTTP リスナーの名前。
ポート — HTTP リスナーがバインドし、受信 HTTP 要求に対して待機するポート。
IP アドレス — 有効な IPv4 または IPv6 アドレス。「*」は、HTTP リスナーが、構成されたポートのすべての IP アドレスに対して待機することを意味します。
サーバー名 — サーバー名を入力します。例: sales.mycomp.com
デフォルト仮想サーバー — ドロップダウンリストから仮想サーバーを選択します。このアクションにより、この新しい HTTP リスナーが選択された仮想サーバーに関連付けられます。
説明 (省略可能) — HTTP リスナーの簡単な説明を入力します。
CLI の使用
CLI 経由で HTTP リスナーを作成するには、次のコマンドを実行します。
wadm> create-http-listener --user=admin --password-file=admin.pwd --host=serverhost --port=8989 --listener-port=18003 --config=config1 --server-name=config1.com --default-virtual-server-name=config1_vs_1 config1_ls_1 |
CLI リファレンスの create-http-listener(1) を参照してください。
既存の HTTP リスナーの設定を編集できます。それには次のタスクを実行します。
既存の HTTP リスナーの設定を編集するには、あるサーバー構成の「仮想サーバー」タブをクリックします。
「HTTP リスナー」サブタブを クリックして、構成された HTTP リスナーのリストを表示します。
「リスナー名」表列の下で、設定を編集する必要のある HTTP リスナーをクリックします。
HTTP リスナーの一般設定とセキュリティー関連設定の両方を編集できます。
HTTP リスナーの基本設定と詳細設定を編集するには、「一般」タブをクリックします。次のオプションを構成します。
名前 — 新しい HTTP リスナーの名前
ポート — HTTP リスナーがバインドし、受信 HTTP 要求に対して待機するポート。
IP アドレス — 有効な IPv4 または IPv6 アドレス。「*」は、HTTP リスナーが、構成されたポートのすべての IP アドレスに対して待機することを意味します。
サーバー名 — サーバー名を入力します。例: sales.mycomp.com
HTTP リスナーの詳細設定を編集するには、「詳細」セクションの「詳細設定」オプションを選択します。次のオプションを構成します。
アクセプタスレッド — このリスナーが受信した接続を受け付けるための専用スレッドの数。指定可能な値は 1 から 128 までです。
プロトコルファミリ — リスナーが使用するプロトコル。この値は変更しないでください。デフォルトは HTTP です。
待機キューサイズ — オペレーティングシステムの待機キューバックログの最大サイズ。
受信バッファーサイズ — オペレーティングシステムのソケット受信バッファーのサイズ (バイト)。
送信バッファーサイズ — オペレーティングシステムのソケット送信バッファーのサイズ (バイト)。
ブロック入出力 — HTTP リスナーのソケットをブロックモードで動作させるかどうかを決定します。デフォルトでは無効です。