Sun Java System Web Server 7.0 パフォーマンスのチューニング、サイジング、およびスケーリング

ビジー状態のディスクまたはボリュームのサービス時間が長い

Web Server の応答性は、ディスクサブシステムのパフォーマンスに大きく依存します。ディスクのビジー状態と、入出力要求が完了する速度を監視するには、iostat ユーティリティーを使用します (それぞれ、%b および svc_t 列)。ビジー状態が約 30% 未満のディスクではサービス時間は重要でありませんが、それよりビジー状態の高いディスクではサービス時間が約 20 ミリ秒を超えないようにするべきです。ビジー状態のディスクのサービス時間が長い場合は、ディスクのパフォーマンス向上が Web Server のパフォーマンス向上に大きく役立つ可能性があります。

最初の手順は、負荷を均衡させることです。一部のディスクがビジー状態にある一方で、ほかのディスクの負荷が軽い場合は、ビジー状態のディスクの一部のファイルをアイドル状態のディスクに移動します。不均衡がある場合は、通常、それを修正するほうが過負荷のディスクをチューニングしようとするよりはるかにメリットがあります。