この節では、Windows CGI プログラムのインストール方法について説明します。この章の内容は次のとおりです。
シェル CGI とは、Windows で設定されたファイル関連付けを使って CGI アプリケーションを実行できるようにするサーバー構成です。
たとえば、サーバーは、hello.pl という名前のシェル CGI ファイルの要求を受け取ると、Windows のファイル関連付けを使って、具体的には .pl 拡張子に関連付けられたプログラムを使って、そのファイルを実行します。.pl 拡張子がプログラム C:\bin\perl.exe に関連付けられている場合、サーバーは hello.pl ファイルを次のようにして実行しようとします。
c:\bin\perl.exe hello.pl
シェル CGI を設定するもっとも簡単な方法は、サーバーのドキュメントルート内に、シェル CGI ファイルだけを格納するディレクトリを作成することです。ただし、サーバーを構成して特定のファイル拡張子をシェル CGI に関連付けることもできます。それには、Sun Java System Web Server から MIME タイプを編集します。CGI の使用について詳しくは、『Sun Java System Web Server 7.0 Update 3 Developer’s Guide』の第 3 章「Using Common Gateway Interface」を参照してください。
シェル CGI ファイル用のディレクトリを作成するには、次の手順を実行します。
コンピュータ上にシェルディレクトリを作成します。このディレクトリは、ドキュメントディレクトリのサブディレクトリでなくてもかまいません。
「ホーム」ページで仮想サーバーを選択して、「仮想サーバーを編集」>「コンテンツ処理」>CGI (サブタブ) を選択します。
CGI ディレクトリテーブルの「新規」ボタンをクリックします。
新しいウィンドウが表示されます。
「URL プレフィックス」フィールドに、シェル CGI ディレクトリに関連付ける URL プレフィックスを入力します。
たとえば、すべてのシェル CGI ファイルを C:\docs\programs\cgi\shell-cgi ディレクトリに格納し、ユーザーにはこのディレクトリを http://www. yourserver.com/shell/ として表示する場合を考えてみえましょう。この場合、シェルを URL プレフィックスとして入力します。
「ディレクトリ」フィールドに、作成したディレクトリへの絶対パスを入力します。
サーバーは、このディレクトリに対する読み取り権および実行権を保持している必要があります。Windows では、サーバーが実行に使用するユーザーアカウント (例: LocalSystem ) がシェル CGI ディレクトリ内のプログラムの読み取り権および実行権を保持している必要があります。
「CGI」または「シェル CGI」オプションを選択します。
シェル CGI ディレクトリ内のどのファイルも、Windows 内でファイルの関連付けセットを保持していることを確認する必要があります。ファイル拡張子が関連付けられていないファイルの実行を試みると、サーバーがエラーを返します。
「了解」をクリックします。
「Sun Java System Web Server MIME タイプ」ウィンドウを使用して、ファイル拡張子をシェル CGI 機能に関連付けることができます。これは、Windows で関連付けを作成する場合とは異なります。ファイル拡張子をサーバー内のシェル CGI 機能に関連付けます。たとえば、拡張子が .pl のファイルの関連付けを作成します。たとえば、拡張子が .pl のファイルの関連付けを作成できます。サーバーは、この拡張子を持つファイルに対する要求を受け取ると、Windows 内でそのファイル拡張子に関連付けられている実行可能ファイルを呼び出すことで、このファイルをシェル CGI ファイルとして処理することを認識します。
Windows CGI ファイルのファイル拡張子を指定するには、次の手順を実行します。
コンピュータ上にシェルディレクトリを作成します。このディレクトリは、ドキュメントディレクトリのサブディレクトリでなくてもかまいません。
「共通操作」>「構成 (構成を選択)」>「一般」>「MIME タイプ (サブタブ)」を選択します。
MIME タイプを作成するには「新規」ボタンをクリックします。
新しいウィンドウが表示されます。
次の設定で新しい MIME タイプを追加します。
「Mime ヘッダー」: Content-type 、Content-encoding、Content-language の中から MIMEヘッダーを選択します。
「MIME 値」: magnus-internal/wincgi
「ファイルサフィックス」: サーバーでシェル CGI. と関連付けるファイルサフィックスを入力します。CGI、WinCGI、およびシェル CGI ファイルタイプを有効にした場合は、CGI タイプごとに異なるサフィックスを指定してください。たとえば、サフィックス .exe を CGI プログラムとシェル CGI プログラムの両方に使用することはできません。必要に応じ、サフィックスが一意になるように、このページのほかの MIME タイプフィールドを編集できます。
「了解」ボタンをクリックします。