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Sun ONE Instant Messaging 6.1

付録 D
Instant Messaging 障害追跡

この付録では、Sun ONE Instant Messaging のインストール中および配備中に発生する可能性の高い問題を列挙します。各種システムコンポーネントによってさまざまな処理実行時に生成されるログ情報は、問題の切り分けや障害追跡を行う際に、極めて重要な役割を果たします。ロギングの詳細については、ロギングの管理」を参照してください。この節では、各種ログファイルと、それらの Solaris 上でのデフォルトの場所について説明します。

マルチプレクサとサーバーのログは、ファイル mux.logserver.log にそれぞれ記録されます。なお、これらのファイルはデフォルトで、ディレクトリ /var/opt/SUNWiim/default/log に格納されます。マルチプレクサとサーバーのログファイルのロギングレベルは、iim.conf 設定ファイル内のプロパティ iim.log.iim_mux.severityiim.log.iim_server.severity によって制御されます。これらのプロパティに設定可能な値は、次のとおりです。

ポータル配備のロギング設定は、com.iplanet.services.debug.level プロパティによって決定されます。このプロパティに設定可能な値は、次のとおりです。

表 D-1 は、デスクトップログファイルとアーカイブログファイルの場所を示したものです。

表 D-1 デスクトップログファイルとアーカイブログファイルの場所

ログファイル

デフォルトの場所

desktop.debug

/var/opt/SUNWam/debug/

IMArchiveSearch.log

/var/opt/SUNWam/debug/

IMArchiveSubmit.log

/var/opt/SUNWam/debug/

メッセンジャクライアントのロギング情報を取得するには、Java Web Start アプリケーションマネージャまたは Java plug-in マネージャから、ロギング出力を有効にします。

問題のいくつかを以下に列挙します。また、それらの原因や解決に向けての手がかりについても説明します。

メッセンジャクライアントが読み込まれないか、起動されない

接続が拒否され、タイムアウトが発生した

認証エラー

IM チャネルの表示エラー

Instant Messaging のコンテンツがアーカイブされない

サーバー間通信の開始に失敗した

致命的なエラーによってサーバーが不整合な状態に陥った

メッセンジャクライアントが読み込まれないか、起動されない

この問題の原因となっている可能性のあるものを、以下に列挙します。

必要な情報を得るには、次の場所を確認してください。

接続が拒否され、タイムアウトが発生した

この問題の原因となっている可能性のあるものを、以下に列挙します。

必要な情報を得るには、次の場所を確認してください。

認証エラー

この問題の原因となっている可能性のあるものを、以下に列挙します。

必要な情報を得るには、次の場所を確認してください。

IM チャネルの表示エラー

この問題の原因となっている可能性のあるものを、以下に列挙します。

必要な情報を得るには、次の場所を確認してください。

Instant Messaging のコンテンツがアーカイブされない

この問題の原因となっている可能性のあるものを、以下に列挙します。

必要な情報を得るには、次の場所を確認してください。

サーバー間通信の開始に失敗した

この問題の原因となっている可能性のあるものを、以下に列挙します。

必要な情報を得るには、2 つの Instant Messaging Server のログファイルを確認してください。

致命的なエラーによってサーバーが不整合な状態に陥った

Sun ONE Instant Messaging のインストールまたはアンインストール中に致命的なエラーが発生した場合、システムが不整合な状態に陥る可能性があります。そのような状態では、インストール、アンインストールのどちらも完了できなくなります。こうした場合、インストールを最初からやり直せるように、Sun ONE Instant Messaging のすべてのコンポーネントを手作業で削除する必要があります。クリーンアップ手順は、パッケージの削除とレジストリ情報の削除から構成されます。

  1. 次回のインストールで必要となる可能性のある情報のすべてを、バックアップします。「Instant Messaging データのバックアップ」を参照してください。
  2. 製品のレジストリ情報を手作業で編集します。
    • Solaris 9 の場合、次のコマンドを実行します。
    • prodreg(1)

    • その他のすべてのシステムの場合 :
    • 次の場所にある productregistry XML ファイルを開き、その内容を編集します。
      • Solaris の場合 : /var/sadm/install/productregistry
      • Linux の場合 : /var/tmp/productregistry
      • Windows の場合 : %SystemRoot%/system32/productregistry
    • 上記のファイル内で、次の処理を実行します。
    • すべてのプラットフォーム上で、次の情報を削除します。

      • Sun ONE Instant Messaging のすべての XML 要素
      • UNIX 上に次のパッケージまたは RPM が残っている場合は、それらを削除します。

      • SUNWiim
      • SUNWiimm
      • SUNWiimd
      • SUNWiimid
      • SUNWiimc
      • SUNWiimjd
      • Windows 上で、次のレジストリキーとそのサブキーを削除します。

        HKEY_LOCAL_MACHINE¥¥Software¥¥Sun Microsystems¥¥Instant Messaging¥¥6



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