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Sun ONE Instant Messaging 6.1 インストールガイド

用語集

CA     認証局。メッセージの暗号化と復号化のためにセキュリティ資格情報と公開鍵を発行して管理するネットワーク上の機関。公開鍵インフラストラクチャ (PKI) の一部として、CA ではデジタル証明書の要求側が提示する情報を検証するために登録局 (RA) に確認を取る。RA が要求側の情報を確認すると、CA によって証明書が発行される。

cn     共通名を表す LDAP の別名。

DN     識別名。

dn     識別名を表す LDAP の別名。

DNS     ドメインネームシステム。コンピュータが UNIX ネットワークまたはインターネット上の他のコンピュータをドメイン名で検索できるようにする分散名前解決ソフトウェア。DNS サーバーには、ホスト名をインターネットアドレスに変換するための分散した複製データ照会サービスが備わっている。

HTTP     Hyper Text Transfer Protocol。Web を介してハイパーテキスト文書を転送できるようにする標準プロトコル。Instant Messaging サーバーでは、HTTP を使用して、サーバー自身と Instant Messenger クライアントとの間のデータフローに対応しています。

Instant Messenger     ユーザーがインスタントメッセージとアラートを送受信できるようにする Instant Messaging クライアント。

Instant Messaging サーバー     Instant Messaging マルチプレクサを介して Instant Messenger クライアントから送られてくる着信コマンドを処理する、製品に含まれているバックエンドのサーバープロセス。また、LDAP サーバーと通信して Instant Messaging ユーザーの認証も行う。「Instant Messaging マルチプレクサ」も参照。

Instant Messaging マルチプレクサ     バックエンドの Instant Messaging サーバーへの接続が少なくて済むように多数の並列クライアント接続を可能にすることにより、Instant Messaging サーバーのスケーラビリティを向上させる。Instant Messenger クライアントは、Instant Messaging サーバーではなく、マルチプレクサに接続します。ファイアウォールのパブリック側にマルチプレクサをインストールすると、ユーザーのデータベースを侵入プログラムから保護して、Instant Messaging サーバーをファイアウォールの背後に隠しておくことができます。

Java Web Start     Web アプリケーション起動ツール。Java Web Start を使用すると、ハイパーテキストリンクをクリックすることによってアプリケーションが起動する。アプリケーションが使用中のコンピュータにない場合は、Java Web Start によって自動的にダウンロードされ、コンピュータのキャッシュに保存される。アプリケーションがダウンロードされると、デスクトップ上のアイコンまたはリンクから起動できる。どの方法でアプリケーションを起動しても、最新バージョンのアプリケーションが常に実行される。

Java アプレット     Java で書かれた小さなプログラムで、Web ページに付けてユーザーのブラウザに送信することができる。Java アプレットは、ユーザーの要求をサーバーに返信しなくてもタスクを実行できる。Instant Messenger クライアントは Java アプレットである。

LDAP     Lightweight Directory Access Protocol。LDAP は、ディレクトリ情報の保存、検索、および配信に使用されるプロトコルである。

LDAP サーバー     LDAP ディレクトリを管理し、そのディレクトリへの照会を処理するソフトウェアサーバー。Sun Directory Services と Netscape Directory Services には、LDAP サーバーが実装されている。

sn     姓を表す LDAP の別名。

SSL     Secure Sockets Layer。SSL は、クライアントとサーバーとの認証および暗号化された通信用の、公開されたセキュリティプロトコルである。Instant Messaging は、server-to-server SSL に対応しています。

Sun ONE Portal Server     リモートユーザーがインターネット経由で所属する組織のネットワークおよびそのサービスに安全にアクセスできるようにするソフトウェア製品。さらに、従業員、ビジネスパートナー、一般の人々など、対象となる利用者に、コンテンツ、アプリケーション、およびデータへのアクセスを提供する、安全なインターネットポータルを作成できる。

アラート     ポップアップメッセージとしてユーザーの連絡先がただちに受け取る通知。「メッセージステータスを表示」オプションが選択されている場合にメッセージが読まれると、送信者に通知される。

会議室     あらかじめ用意されたチャットルームであり、管理者または sysRoomsAdd 権限を持つユーザーによって開設され、会議室を表示および利用できるユーザーも決められる。

サーバープロセス     オペレーティングシステムによって設定される、必要な機能を備えた自己完結型実行環境。アプリケーションの各インスタンスは通常、独立したプロセスで実行される。

サービス     Windows NT サービスマネージャの下で実行される Windows NT プログラム。起動時に自動的に実行される。Windows のデフォルトのインストールには、いくつかのサービスが設定されている。DHCP クライアントなどがその一例である。Instant Messaging サーバーのインストールツールでは、 Sun ONE Connection Multiplexor と Sun ONE Instant Messaging サーバーという 2 つの Windows サービスが設定される。

識別名     カンマで区切られた一連の属性と値で、ディレクトリ情報ツリー内のエントリの一意の場所を指定する。DN と省略されることもある。

証明書     Instant Messaging サーバーを識別するために使用される電子文書であり、公開鍵が関連付けられている。Sun ONE Instant Messaging では、Instant Messaging サーバー間で証明書を交換することができる。交換される証明書は、個々のユーザーには見えない。

ステータスイベント     ユーザーがオンラインであるかどうかなどのユーザーのステータス。

チャット     Instant Messaging サーバー版のインスタントメッセージング。チャットはリアルタイムの対話機能で、ユーザーはこれを利用してプロジェクトを遂行したり、顧客の質問に答えたり、即時性が要求されるその他の業務をこなしたりすることができる。チャットは、必要に応じて作成されたチャットルーム、またはあらかじめ用意された会議室で行う。

調査     Instant Messenger で調査機能を使用すると、質問に対する回答についてユーザーに問い合わせることができる。選択したユーザーに質問と選択式の回答を送信し、ユーザーは回答を選択して応答する。

ディレクトリサービス     論理的に集中管理された情報リポジトリ。Instant Messaging サーバーは、ユーザー認証をディレクトリサービスに依存している。「LDAP」も参照。

ニュースチャネル     ニュースチャネルは、情報を投稿し、共有するためのフォーラムである。ユーザーは、興味のあるニュースチャネルに加入し、最新情報を受け取る。通常、ニュースチャネルの情報は URL によって自動的に、または適切な権限を持ったユーザーによって公開される。管理者は、ユーザーに必要なニュースチャネルを割り当てることにより、またニュースチャネルの情報を表示または投稿できるユーザーを決定することにより、ニュースチャネルへのアクセスを制御できる。

ニュースチャネル一覧     現在加入しているすべてのニュースチャネルが表示されるウィンドウ。各ニュースチャネルは、別々のタブに表示される。

認証     ユーザーの資格情報を検証する処理。プライベートおよびパブリックなコンピュータネットワーク (インターネットを含む) では、一般にログイン ID とパスワードを使用して認証が行われる。パスワードを認識していることは、ユーザーが認証されることを保証するものとする。

バディ     「連絡先」を参照。

ファイアウォール     セキュリティ上の特別な予防策を備えた専用のゲートウェイマシンであり、ネットワーク (特にインターネット) 接続やダイヤルイン回線の外側での処理に使用される。ファイアウォールの内側に存在する比較的管理の緩いマシンのグループをファイアウォールの外側からの不要なアクセスから保護する。

プラグイン     Web ページ内のコンテンツを表示または実行するために、ブラウザのコードを拡張したもの。プラグインを使用すると、ブラウザがこれまで表示できなかったページ内のコンテンツの要素をブラウザで表示できるようになる。

連携サーバー     使用しているサーバーと相互に通信を行うサーバー。各連携サーバーには、記号名 (英字と数字から成る文字列) が指定される。たとえば、coservern (n は数値)。

連絡先     ユーザーがインスタントメッセージの送受信を行うときに使用する LDAP ユーザーまたはグループ。他のインスタントメッセージング環境では「バディ」とも呼ばれる。

連絡先一覧     Instant Messenger に含まれているユーザーのすべての連絡先グループの一覧。

連絡先グループ     ユーザーが管理する連絡先の一覧。実際のリストは、Instant Messaging サーバーに格納される。

ユーザー ID     ユーザーの識別番号。システムにアクセスしているユーザーを識別する固有の文字列。



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