| perror | Fortran 論理装置 0 (stderr) へのメッセージの出力 | 
| gerror | システムエラーメッセージ (最後に検出されたシステムエラー) の読み取り | 
| ierrno | 最後に検出されたシステムエラーのエラー番号の読み取り | 
サブルーチンは、次のように呼び出します。
| call perror( string ) | |||
| string | character*n | 入力 | メッセージ。標準エラーメッセージに先だって出力される。 最後に検出されたシステムエラーに対するメッセージ | 
例 1:
| call perror( "ファイルは書式付き入出力用" ) | 
サブルーチンまたは関数は、次のように呼び出します。
| call gerror( string ) | |||
| string | character*n | 出力 | 最後に検出されたシステムエラーのメッセージ | 
例 2: gerror() のサブルーチンとしての使用
|        character string*30
       …
       call gerror ( string )
       write(*,*) string | 
例 3: gerror() の関数としての使用 (この場合、string は使用しません)
|        character gerror*30, z*30
       …
       z = gerror( )
       write(*,*) z | 
関数は、次のように呼び出します。
| n = ierrno() | |||
| 戻り値 | INTEGER*4 | 出力 | 最後に検出されたシステムエラーの番号 | 
この番号はエラーが実際に起こった時にしか更新されません。このようなエラーを発生させるほとんどのルーチンと入出力文は、呼び出しのあとでエラーコードを返します。 その値はエラー条件を引き起こした原因を示す信頼度の高いデータです。
例 4: ierrno():
|        INTEGER*4 ierrno, n
       …
       n = ierrno()
       write(*,*) n | 
参照: intro(2)、perror(3)
注意:
perror を呼び出す際の string は、127 文字を超えてはいけません。
gerror により返される文字列の長さは、それを呼び出すプログラムにより決められます。
f95 の実行時入出力エラーについては、『Fortran ユーザーズガイド』に記載されています。