f95 コンパイラは、Cray Research, Inc. などのほかのベンダーの Fortran コンパイラで定義された従来のさまざまな組み込み関数を認識します。これらは使用することはできません。
表 2–3 Cray CF90 およびほかのコンパイラの組み込み関数| 関数 | 引数 | 説明 | 
|---|---|---|
| CLOC | ([C=]c) | 文字オブジェクトのアドレスを取得 | 
| COMPL | ([I=]i) | 単語のビットごとの補数。代わりに NOT(i) を使用 | 
| COT | ([X=]x) | 総称余接 (次も同様: DCOT、QCOT) | 
| CSMG | ([I=]i,[J=]j,[K=]k) | 条件付スカラーマージ | 
| DSHIFTL | ([I=]i,[J=]j,[K=]k) | i と j を k ビット、倍オブジェクト左シフト | 
| DSHIFTR | ([I=]i,[J=]j,[K=]k) | i と j を k ビット、倍オブジェクト右シフト | 
| EQV | ([I=]i,[J=]j) | 論理等価。代わりに IOER(i,j) を使用 | 
| FCD | ([I=]i,[J=]j) | 文字ポインタを構築 | 
| GETPOS | ([I=]i) | ファイル位置を取得 | 
| IBCHNG | ([I=]i, [POS=]j) | 単語の中で指定のビットへ変更する総称関数 | 
| ISHA | ([I=]i, [SHIFT=]j) | 総称演算シフト | 
| ISHC | ([I=]i, [SHIFT=]j) | 総称循環シフト | 
| ISHL | ([I=]i, [SHIFT=]j) | 総称左シフト | 
| LEADZ | ([I=]i) | 先頭の 0 ビットの数をカウント | 
| LENGTH | ([I=]i) | 転送された Cray 単語の数を戻す | 
| LOC | ([I=]i) | 変数のアドレスを戻す (「1.4.32 loc: オブジェクトのアドレスを戻す」を参照) | 
| NEQV | ([I=]i,[J=]j) | 論理非等価。代わりに IOER(i,j) を使用 | 
| POPCNT | ([I=]i) | 1 に設定されたビットの数をカウント | 
| POPPAR | ([I=]i) | ビット生成パリティを演算 | 
| SHIFT | ([I=]i,[J=]j) | 左循環をシフト。代わりに ISHFT(i,j) または ISHFTC(i,j,k) を使用。 | 
| SHIFTA | ([I=]i,[J=]j) | 符号拡張子付きの演算シフト | 
| SHIFTL | ([I=]i,[J=]j) | ゼロ充填で左シフト。代わりに ISHFT(i,j) または ISHFTC(i,j,k) を使用。 | 
| SHIFTR | ([I=]i,[J=]j) | ゼロ充填で右シフト。代わりに ISHFT(i,j) または ISHFTC(i,j,k) を使用。 | 
| TIMEF | () | 最初の呼び出し以降の経過時間を戻す | 
| UNIT | ([I=]i) | BUFFERIN または BUFFEROUT の状態を戻す | 
| XOR | ([I=]i,[J=]j) | 排他的論理和。代わりに IOER(i,j) を使用 | 
VMS FORTRAN 77 組み込み関数のリストについては、「2.3.4.2 メモリー関数」 も参照してください。