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この節では、Oracle Solaris Studio 12.2 ソフトウェア、製品シリアル番号、およびサポートソフトウェアをインストールする一般的な手順の概要を説明します。
手順 |
タスク |
内容の説明 |
参照先 |
1. |
Oracle Solaris Studio 12.2 ソフトウェアのインストール先のシステムが、このリリースの最小ハードウェアおよびソフトウェア要件を満たしていることを確認します。 |
適切なパフォーマンスを得るために、システム要件に合ったシステムを使用することをお勧めします。 |
「システム要件」を参照 |
2. |
ローカル表示とリモート表示のどちらでインストーラを使用するかを決定します。 |
Oracle Solaris Studio ソフトウェアは、リモート表示またはローカル表示のどちらを使用してもインストールできます。 | |
3. |
インストール方法を選択します。 |
Oracle Solaris Studio ソフトウェアをインストールするには、次の 2 通りの方法があります。 | |
4. |
Oracle Solaris Studio 12.2 ソフトウェアと必要な OS パッチをインストールします。 |
手順に従ってインストールを行います。 |
Oracle Solaris Studio 12.2 ソフトウェアのハードウェアおよびオペレーティングシステム要件は、表 1–1 に示すとおりです。
このリリースのディスク容量要件および重要な最新情報については、http://docs.sun.com/app/docs/doc/821-1785 にあるリリースノートを参照してください。
Solaris OS SPARC ベースシステム |
Solaris OS x86 ベースシステム |
Linux OS x86 ベースシステム |
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オペレーティングシステム |
Solaris 10 1/06 およびそれ以降の Solaris 10 OS 更新版 |
SuSE Linux Enterprise Server 11 RedHat Enterprise Linux 5 Oracle Enterprise Linux 5 |
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CPU |
Sun UltraSPARC ベースシステム Fujitsu SPARC64 プラットフォームベースシステム |
AMD および Intel x86 CPU ベースの 32 および 64 ビットシステム (Pentium クラス以降) |
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メモリー |
推奨: 1G ~ 2G バイト 最小: 512M バイト (IDE で大規模なプロジェクトの作業を行う際はさらに必要となる場合がある) |
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インストーラに必要な一時ディスク容量 |
1.8G バイト |
1.5G バイト |
1G バイト |
インストールされた製品に必要なディスク容量 (df -k コマンドを使用してディスク容量を確認) |
1.4G バイト |
1.13G バイト |
1.12G バイト |
スワップ空間 |
推奨: 2G ~ 4G バイト 最小: 1G バイト システムにスワップ空間を追加するにあたっては、「スワップ空間の追加」を参照してください。 |
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オペレーティングシステム構成 |
Solaris 10 OS の場合: 全体 Solaris ソフトウェアグループと OEM サポート、全体 Solaris ソフトウェアグループ、または開発者 Solaris ソフトウェアグループ。オペレーティングシステム構成を確認するには、インストールしたパッケージを確認する必要があります。それぞれの構成に固有のパッケージがインストールされます。詳細は、Solaris OS のインストールマニュアルを参照してください。 |
Linux OS には開発またはライブラリパッケージグループを含める必要があります。 |
IDE、dbxtool、DLight、およびパフォーマンスアナライザを実行するには、Java SE Development Kit (JDK) 6 Update 13 以降が必要です。これらのツールを使用する予定があり、必要な JDK が手元にない場合は、Oracle Solaris Studio のインストール後に、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html から JDK をダウンロードしてインストールすることができます。
Oracle Solaris Studio 12.2 ソフトウェアのインストール中は、インストーラをローカル表示またはリモート表示のいずれかに設定できます。
ローカル表示。ソースコンピュータとディスプレイコンピュータが同じです。GUI インストーラウィンドウまたは非 GUI インストーラのメッセージは、製品 DVD またはダウンロードファイルを含み、インストーラを実行する同じコンピュータに表示されます。
リモート表示。ソースコンピュータとディスプレイコンピュータが別々です。ソースコンピュータに製品 DVD またはダウンロードしたファイルをセットしてインストーラを実行します。ディスプレイコンピュータは、GUI インストーラウィンドウまたは非 GUI インストーラのメッセージを表示します。リモート表示を使用してインストールする場合は、この節の以降の指示に従ってください。
ディスプレイコンピュータで、コマンド行に次のように入力し、クライアントから X サーバーにアクセスできるようにします。
xhost + source-computer-name |
source-computer-name には、ソースコンピュータ (製品 DVD またはダウンロードしたファイルを含むコンピュータ) で /usr/bin/hostname コマンドを実行したときに出力される名前を入力します。
ソースコンピュータにログインし、スーパーユーザー (root) になります。
rlogin source-computer-name -l rootname Password: root-password |
ソースコンピュータで、ディスプレイコンピュータに接続されたモニターを表示先に設定します。
C シェルを使用する場合は、次のように入力します。
setenv DISPLAY display-computer-name:n.n |
Bourne シェルを使用する場合は、次のように入力します。
DISPLAY=display-computer-name:n.n export DISPLAY |
Korn シェルを使用する場合は、次のように入力します。
export DISPLAY=display-computer-name:n.n |
display-computer-name には、ディスプレイコンピュータで /usr/bin/hostname を実行したときに表示される名前を入力します。
NFS マウントのファイルシステムに Oracle Solaris Studio ソフトウェアをインストールするには、NFS パーティションがマウントされている場所に関係なく、サポートされているシステムでインストーラを実行する必要があります。次の手順では、サーバーは、インストールするソフトウェアが置かれる物理ディスクのあるマシン、クライアントは、インストーラを実行してサーバーからファイルシステムを NFS マウントするマシンです。
NFS マウントのファイルシステムとして製品イメージを共有する最良の方法は、サポートされている 1 台のシステムからそのイメージをエクスポートすることです。サーバーでインストーラを実行し、ソフトウェアがインストールされているディレクトリを共有設定します。次の NFS インストール手順は、NFS サーバーが製品でサポートされているプラットフォームでない場合にのみ使用します。
ファイルシステムをマウントしたら、グラフィカルユーザーインタフェース (Graphical User Interface、GUI) のインストーラまたは非 GUI のインストーラをクライアントマシンで実行して、Oracle Solaris Studio 製品をサーバーにインストールできます。Oracle Solaris Studio 12.2 ソフトウェアのインストールディレクトリとして、ファイルシステムをマウントしたディレクトリを指定します。
ソフトウェアのインストールが終了すると、Oracle Solaris 10 OS が動作するあらゆるマシンで、ソフトウェアをインストールしたサーバーからファイルシステムをマウントして、ソフトウェアを実行できます。ソフトウェアを実行する各クライアントマシンには、必要な OS パッチをインストールする必要があります (付録 D パッチの識別番号と説明を参照)。パッチは、install_patches ユーティリティーを使用してインストールできます (「必要な Oracle Solaris OS パッチのインストール」を参照)。
NFS マウントのファイルシステムにインストールされた Oracle Solaris Studio ソフトウェアをアンインストールするには、インストールに使用したのと同じクライアントマシンでアンインストーラを実行する必要があります。このとき、アンインストーラを実行する前にファイルシステムをマウントしておいてください。
サーバーマシンで、適切なオプションを付けてファイルシステムを共有設定します。インストーラを実行するクライアントマシンの root は、NFS ファイルシステムに対する完全なアクセス権を持っている必要があります。
share -F nfs -o root=client-machine,rw filesystem |
クライアントマシンで、読み取り/書き込みアクセス権付きで共有ファイルシステムをマウントします。
mount server-machine:filesystem installation-directory |
Oracle Solaris Studio 12.2 ソフトウェアをインストールするには、次の 2 通りの方法があります。
パッケージインストーラ、グラフィカルユーザーインタフェース (Graphical User Interface、GUI) モード |
グラフィカルユーザーインタフェースのインストーラは、一連のインストール手順ページを表示するインストールウィザードです。どのページでも、終了、前の手順に戻る、または次の手順に進む操作をできます。インストールディレクトリと、インストールする Oracle Solaris Studio 12.2 ソフトウェアをコンポーネント単位で選択できます。または、インストーラを実行して実行時ライブラリのみをインストールできます。 |
パッケージインストーラ、非 GUI モード |
非 GUI モードのパッケージインストーラでは、メッセージが表示されずに、Oracle Solaris Studio 12.2 のすべてのコンポーネント、または実行時ライブラリのみがインストールされます。 |