NetBeans IDE 6.9 のデフォルトヒープサイズは 128M バイトです。最大 500 個までのソースファイルとヘッダーファイルを持つ小規模なプロジェクトを開発する場合、Oracle Solaris Studio 12.2 IDE は、このデフォルト設定で十分動作します。
より規模の大きいプロジェクトを開発する場合は、ヒープサイズを増加する必要があります。大規模なプロジェクトの開発時に OutOfMemory 例外が発生した場合は、ヒープサイズが原因であることがあります。
NetBeans IDE が実行する Java 仮想マシン (JVM)* のヒープサイズは、netbeans.conf ファイルで設定できます。
ヒープサイズを変更するには、次の手順に従います。
/Oracle_Solaris_Studio_installation_directory/netbeans/etc/netbeans.conf ファイルで、netbeans.conf ファイル内にある -J-Xmx コマンド行の Java 起動スイッチ (下では太字で表示) を編集し、IDE を再起動します。
netbeans_default_options=”-J-Xms32m —J-Xmx128m —J-XX:PermSize=32m —J-XX:MaxPermSize=96m —J-Xverify:none —J-Dapple.laf.useScreenMenuBar=true”
NetBeans C/C++ Plugin での中規模および大規模のアプリケーションの推奨ヒープサイズを次に示します。
1G バイト以上の RAM のシステム上での中規模アプリケーション開発 (500潤オ2000 ソースおよびヘッダーファイル) : 512M バイト
* 2G バイト以上の RAM のシステム上での大規模アプリケーション開発 (2000 を超えるソースおよびヘッダーファイル) : 1G バイト
Sun JVM を実行している場合、ガベージコレクタスイッチの -J-XX:+UseConcMarkSweepGC (並行コレクタ) および -J-XX:+UseParNewGC (パラレルコレクタ) を、netbeans.conf ファイルに追加することもできます。これらのオプションによって、ガベージコレクタを主実行エンジンと並行して実行できます。ただし、これらのオプションは Sun 以外による JVM の実装ではサポートされていないことがあります。
NetBeans のパフォーマンスチューニングについての詳細は、「Tuning JVM Switches for Performance」を参照してください。
注: 「Java 仮想マシン」および「JVM」という用語は、Java(TM) プラットフォーム用の仮想マシンを意味します。