症状: Java Web Console のインストールの最後に、登録されたアプリケーションがないためアプリケーションを起動できないことを示すメッセージが表示されます。
考えられる原因: Desktop Manager を含め、アプリケーションがインストールされていません。
解決方法: Desktop Manager をインストールしてから、Java Web Console を起動してください。
症状: http://<hostname>.<domainname>:6789 などの適切な URL を開こうとしたが、接続が拒否されたことを示すメッセージを受け取りました。
考えられる原因: サーバー上で Java Web Console が実行されていません。
解決方法: Java Web Console を起動するには、スーパーユーザーになって、次のコマンドを実行します。
#smcwebserver status #smcwebserver start |
症状: Java Web Console のログインページで、ユーザーとパスワードの組み合わせが拒否されます。
考えられる原因: 対応する UNIX ユーザーアカウントが存在しません。
解決方法: システム上で対応する UNIX ユーザー名とパスワードが構成されていることを確認してください。必要に応じて、テスト用にローカルの UNIX ユーザーアカウントを作成します。
症状: Java Web Console アプリケーションリストのページに、 Sun Desktop Manager のリンクが表示されません。
考えられる原因: Desktop Manager モジュールがインストールされていません。
解決方法: Desktop Manager が Java Web Console にインストールされているかどうかを確認するには、スーパーユーザーになって、次のコマンドを実行します。
# smreg list -a |
リストに com.sun.apoc.manager_<version> アプリケーションが含まれていない場合は、Desktop Manager をインストールする必要があります。
症状: Desktop Manager を起動したが、空白ページまたはエラーメッセージのみが表示されます。
考えられる原因: エラーが NoClassDefFoundError:sun/tools/javac/Main と表示される場合は、Java Web Console が間違ったバージョンの Java を使用しています。
解決方法: 現在の Java Web Console の Java 環境は、# smreg list -p コマンドを実行して、java.home プロパティーを調べることで確認できます。このプロパティーが有効な Java ホームを指している必要があり、そのホームは JDK である必要があります。この値の設定が正しくない場合は、次のコマンドを実行する必要があります。
# smreg add -p java.home=<JAVA_HOME> |
<JAVA_HOME> は、bin サブディレクトリに見られる javac など、有効なインストールを指す必要があります。
そのあとで、次のコマンドで Java Web Console を再起動する必要があります。
# smcwebserver restart |
症状: リポジトリ作成ウィザードで、「SSL の使用」チェックボックスを選択するなど、LDAP サーバーの詳細を入力したあとで、「次へ」を押すと、サーバーに接続できないことを示すメッセージが表示されます。
考えられる原因: 不正なポート番号が入力された、LDAP サーバーがそのポート上で SSL を使用する接続を待機するように構成されていない、または適切な証明書が Java Web Console キーストアにありません。
解決方法: 最初に、LDAP サーバーが、ウィザードで指定したポート上の SSL 接続要求を待機するように構成されていることを確認します。これが正しい場合、認証局または LDAP サーバー証明書のいずれかが、/etc/opt/webconsole/keystore に置かれている Java Web Console キーストアにあることを確認します。証明書は、keytool -import -file <certificate file> -keystore /etc/opt/webconsole/keystore コマンドで追加することができます。そのキーストアのデフォルトのパスワードは changeit です。その変更が Desktop Manager で表示されるようにするためには、smcwebserver restart コマンドを使用して、Java Web Console を再起動する必要があります。
症状: ファイルベースまたはハイブリットのバックエンドの作成中に、「ディレクトリに書き込めません。」エラーが表示されます。
考えられる原因: noaccess ユーザーには、正しいアクセス権がありません。
解決方法: noaccess ユーザーに書き込み権を割り当てます。