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iPlanet Calendar Server プログラマリファレンス |
このマニュアルについて
このマニュアルでは、iPlanet Calendar Server 5.0 のアーキテクチャと、サーバのカスタマイズに使用できる次の 2 つの API と 1 つのプロトコルの使い方について詳細に説明します。
Calendar Server アプリケーションプログラムインタフェース (Calendar Server Application Program Interface、CSAPI)。サーバの機能を変更する
また、iPlanet Calendar Server の単一ドメインインスタンスで使用する、シングルサインオン (Single Sign-on、SSO) 代替認証スキーマについても説明します。プロキシ認証SDK (Proxy Authentication SDK、authSDK)。ポータル認証サービスを使用するための外部プラグイン
対象読者
対象読者
このマニュアルは、iPlanet Calendar Server 5.0 を実装するときに、アプリケーションをカスタマイズするプログラマを対象にしています。
お読みになる前に
このマニュアルは、C および C++ の知識を持ち、以下について概要を理解しているプログラマを対象にしています。
インターネットと World Wide Web
- これらの RFC には、(特に指定のない場合に) WCAP コマンドで使用される時間、文字列、パラメータなどの形式と定義について詳細に記述されています。
- RFC は次の IETF Web サイトで参照できます。
内容の紹介
このマニュアルでは、iPlanet Calendar Server 内部の 3 つの API、SDK、および 1 つのプロトコルについて製品の全般的なアーキテクチャとともに説明します。インタフェースごとに、概要を説明する章、リファレンスの章の順に構成されています。概要だけの場合もあります。
このマニュアルについて (この章)
第 2 章「Calendar Server API (CSAPI) の概要」
- この章は、iPlanet Calendar Server 全体の概要と、このマニュアルに記載されている各 API やプロトコルの簡単な説明で構成されます。
第 3 章「CSAPI リファレンス」
- プログラマはこの API を使って、サーバのアクセス制御、認証、カレンダー検索、データ形式の変換、およびユーザ属性のアクセスをカスタマイズできます。
第 4 章「イベント通知サービス (ENS) の概要」
- この章では、CSAPI インタフェースとそのメソッドについて説明します。インタフェースには、クライアント用とサーバ用があります。
第 6 章「プロキシ認証 SDK の概要」
- ENS は、公開および予約購読サービスで、イベントと仕事のディスパッチャーとして機能します。この API を使って、デフォルトのメカニズムをカスタマイズまたは置き換えることができます。
第 7 章「プロキシ認証 SDK リファレンス」
- この章では、サーバに付属する 3 つの認証スキーマの 1 つについて説明します。この API を使えば、ユーザのポータルサービスを iPlanet Calendar Server と統合できます。
第 8 章「シングルサインオン認証」
- この章では、SDK を構成する 5 つの関数について説明します。
第 9 章「Web カレンダーアクセスプロトコル (WCAP) の概要」
- この章では、この製品で提供される 3 つの認証メカニズムの 1 つについて説明します。シングルサインオンは、単一ドメイン設定で機能し、ユーザが 1 回サインオンするだけで、認証サークルに含まれるすべてのアプリケーションを使用できるようにします。
第 10 章「WCAP コマンド」
- この章では、WCAP プロトコルについて紹介します。WCAP は、カレンダーデータを送るためのコマンドベースのシステムです。
- この章は、個々のコマンドの詳細情報といくつかの共通トピックから構成されます。
表記上の規則
クーリエ (courier) フォント − コンピュータの画面に表示されるテキスト、または入力するテキストを示す場合に使用されます。また、ファイル名、識別名、関数、および例にも使用されます。斜体クーリエ (italicized-courier) フォント − インストール固有の情報に置き換えるテキストを表します。これは、その場に応じたサーバのディレクトリパス、ディレクトリ名、アカウント ID を入力する必要がある場合に使用されます。たとえば、このマニュアルでは、ディレクトリパスが次の形式で記載されています。
この場合、server-root は、サーバをインストールしたディレクトリを表します。このディレクトリは、使用するオペレーティングシステムによって次のように異なります。
Solaris の場合、デフォルトのインストールでは、ソフトウェアファイルの server-root として /opt/SUNWics5/cal というパスが使用されます。このため、デフォルトのインストールディレクトリを選択する場合、server-root/cal は、次のディレクトリを意味します。
Solaris 以外の UNIX システムの場合、デフォルトのインストールディレクトリは、/opt/iPlanet/CalendarServer5/cal です。この場合、server-root/cal は次のディレクトリを意味します。
- /opt/SUNWics5/cal
Windows NT の場合、デフォルトのインストールディレクトリは、c:\Program Files\iPlanet\CalendarServer5\cal です。この場合、server-root/cal は次のディレクトリを意味します。
- /opt/iPlanet/CalendarServer5/cal
- c:\Program Files\iPlanet\CalendarServer5\cal
注 このマニュアル中のパス名は、Solaris がインストールされていることを想定して記述されています。iPlanet Calendar Server をほかの UNIX オペレーティングシステムや Windows NT で実行する場合は、Solaris のファイルパスを、使用するオペレーティングシステムに対応するファイルパスに読み換えてください。
関連マニュアル
このマニュアル以外に、次のマニュアルも利用できます。
オンラインマニュアル
オンラインの『iPlanet Calendar Server プログラマリファレンス』が PDF 形式および HTML 形式で用意されています。このマニュアルは、次の Web サイトにあります。Calendar Server に関するドキュメントはすべて、次の Web サイトにあります。
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Last Updated June 04, 2001