Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

ロールタイプの概要

次の図に、4 つのロールタイプのそれぞれに割り当て可能なロールタイプ、リソース、およびリソースグループを示します。また、4 つのロールタイプすべてにロールタイプの除外を割り当て可能であることも示します。(ロールの除外については、「リソースとリソースグループを割り当てる」を参照)

図 5–1 ビジネスロール、IT ロール、アプリケーション、およびアセットのロールタイプ

ビジネスロール、IT ロール、アプリケーション、およびアセットのロールタイプを示す図

オプション、条件付き、および必須のロール (「ロールとは」) により、柔軟性が増します。柔軟性の高いロール定義により、組織が管理する必要のあるロールの総数を減らすことができます。

図 5–2 は、8.0 より前のバージョンの Identity Manager がバージョン 8.0 以上にアップグレードされた場合に、ビジネスロールと IT ロールがユーザーに直接割り当てられることを示します。アップグレード時に、従来のロールは IT ロールに変換され、下位互換を保証するために、IT ロールはユーザーに直接割り当てられます。Identity Manager が 8.0 より前のバージョンからアップグレードされたものではない場合、ビジネスロールだけをユーザーに直接割り当てることができます。

図 5–2 ユーザーに直接割り当て可能なロールおよびリソース

ビジネスロールと IT ロールがどのようにユーザーに直接割り当てられるかを示す図