Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

リソースグループ

「リソース」領域は、リソースグループを管理するために使用します。 リソースグループは、リソースをグループ化して特定の順序で更新できるようにします。グループにリソースを入れて順序付けし、そのグループをユーザーに割り当てることで、そのユーザーのリソースが作成、更新、および削除される順序が決定します。

アクティビティーは、各リソースに対して順番に実行されます。あるリソースで操作が失敗した場合、残りのリソースは更新されません。このような関係は、関連するリソースがある場合に重要です。

たとえば、Exchange Server 2007 のリソースは、既存の Windows Active Directory アカウントに依存します。つまり、Exchange アカウントを作成するには、その前にこのアカウントが存在している必要があります。Windows Active Directory のリソースと Exchange Server 2007 のリソースを持つリソースグループを (順番に) 作成することにより、正しいユーザー作成順序を保証できます。逆に、この順序により、ユーザーの削除時には正しい順序でリソースが削除されることが保証されます。

「リソース」を選択して「リソースグループのリスト」を選択すると、現在定義されているリソースグループのリストが表示されます。そのページで「新規」をクリックして、リソースグループを定義します。リソースグループの定義時には、選択領域で選択を行い、選択したリソースを順序付けするほか、リソースグループを利用可能にする組織を選択することができます。