Identity Manager のリスク分析機能を使用すると、プロファイルが特定のセキュリティー制限から外れているユーザーアカウントについて、レポートを作成できます。リスク分析レポートは、物理的なリソースをスキャンしてデータを収集し、無効化されたアカウント、ロックされたアカウント、および所有者のいないアカウントについての詳細をリソースごとに表示します。また、リスク分析では期限切れパスワードについての詳細も表示されます。レポートの詳細は、リソースタイプによって異なります。
標準のレポートは、AIX、HP、Solaris、NetWare NDS、および Windows Active Directory リソースに対して実行可能です。
リスク分析ページは、フォームによって制御され、環境に合わせて設定できます。フォームのリストは、idm\debug ページ (「Identity Manager デバッグページ」) の RiskReportTask オブジェクトの下に表示され、Identity Manager IDE を使用して修正できます。設定フォームの詳細については、『Sun Identity Manager Deployment Reference』の第 2 章「Identity Manager Forms」を参照してください。
管理者インタフェースで、メインメニューから「レポート」をクリックします。
二次的なメニューで「リスク分析の実行」をクリックします。
「新規」ドロップダウンメニューで、作成するレポートを選択します。
「リスク分析レポート設定」ページが開きます。
フォームに必要な情報を指定します。
選択したリソースをスキャンするようにレポートを制限できます。 また、リソースタイプによっては、次の条件に適合するアカウントをスキャンできます。
無効化されているか、期限が切れているか、非アクティブか、ロックされている
まったく使用されたことがない
フルネームまたはパスワードがない
パスワードを必要としない
パスワードの期限が切れているか、指定された日数の間変更されていない
「保存」をクリックします。
定義したリスク分析レポートは、次の手順を使用して、指定した間隔で実行するようにスケジュールすることができます。