Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

相関規則

相関規則の入力は、アクションフィールドのマップです。出力は、次のいずれかでなければなりません。

一般的な相関規則は、アクションのフィールドの値に基づいて、ユーザー名のリストを生成します。相関規則は、ユーザーを選択するために使用される属性条件 (Type.USER のクエリー可能な属性を参照する) のリストを生成することもできます。

相関規則では、コストを抑えることを前提に、できるだけ選択肢を絞り込むようにします。可能であれば、コストのかかる処理は確認規則に回すことをお勧めします。

属性条件は、Type.USER のクエリー可能な属性を参照する必要があります。これらは、IDM Schema Configuration という名前の Identity Manager 設定オブジェクト内で設定されます。

拡張属性で相関関係を実現するには、特殊な設定が必要です。

拡張属性は、クエリー可能として指定する必要があります。

Procedure拡張属性をクエリー可能として設定する

  1. IDM Schema Configuration を開きます。IDM Schema Configuration を表示または編集するには、IDM Schema Configuration 機能を保持している必要があります。

  2. <IDMObjectClassConfiguration name=’User’> 要素を見つけます。

  3. <IDMObjectClassAttributeConfiguration name=’ xyz ’> 要素を見つけます。xyz はクエリー可能に設定する属性の名前です。

  4. queryable=’true’ を設定します。

    「相関規則」 では、email 拡張属性がクエリー可能として定義されています。


例 3–1 email 拡張属性をクエリー可能として定義する XML (抜粋)

<IDMSchemaConfiguration>
  <IDMAttributeConfigurations>
    <IDMAttributeConfiguration name=’email’ syntax=’STRING’/>
    </IDMAttributeConfiguration>
  </IDMAttributeConfigurations>
  <IDMObjectClassConfigurations>
    <IDMObjectClassConfiguration name=’User’ extends=’Principal’ description=’User description’>
      <IDMObjectClassAttributeConfiguration name=’email’ queryable=’true’/>
    </IDMObjectClassConfiguration>
  </IDMObjectClassConfigurations>
 </IDMSchemaConfiguration>

IDM Schema Configuration の変更を有効にするには、Identity Manager アプリケーション (またはアプリケーションサーバー) を再起動する必要があります。