Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド

承認フォームの設定 (「承認」タブ、「承認フォーム設定」セクション)


注 –

ユーザー削除テンプレートには「承認フォーム設定」セクションは含まれません。このセクションはユーザー作成テンプレートおよびユーザー更新テンプレートに対してのみ設定できます。


「承認フォーム設定」セクションの機能を使用して、承認フォームの選択や、属性の承認フォームへの追加 (または承認フォームからの削除) を行うことができます。

図 9–17 承認フォーム設定

「承認フォーム設定」セクションを示す図

デフォルトでは、「承認時に表示する属性」テーブルには次の標準属性が含まれます。


注 –

デフォルトの承認フォームは、承認属性の表示を許可するように設定されています。デフォルトフォーム以外の承認フォームを使用する場合、「承認時に表示する属性」テーブルで指定された承認属性を表示するようにフォームを設定する必要があります。


Procedure追加の承認者の承認フォームを設定する

  1. 「承認フォーム」メニューからフォームを選択します。

    承認者は、このフォームを使用して承認リクエストを承認または拒否します。

  2. 承認者による属性値の編集を許可する場合、「承認時に表示する属性」テーブルで、各属性の「編集可能」列のチェックボックスをオンにします。

    たとえば、user.waveset.accountId 属性のチェックボックスをオンにすると、承認者はユーザーのアカウント ID を変更できます。


    注 –

    承認フォーム内でアカウント固有の属性値を変更すると、ユーザーが実際にプロビジョニングされるときに、同じ名前のグローバル属性値もすべてオーバーライドされます。たとえば、スキーマ属性 description を持つリソース R1 がシステムに存在し、user.accounts[R1].description 属性を編集可能な属性として承認フォームに追加する場合、承認フォーム内で description 属性の値を変更すると、リソース R1 のみを対象に、global.description から伝播された値がオーバーライドされます。


  3. 「属性の追加」または「選択している属性の削除」ボタンをクリックして、新しいユーザーのアカウントデータ内の属性のうち承認フォームに表示するものを指定します。

    デフォルトの属性を承認フォームから削除するには、XML ファイルを修正する必要があります。

Procedure属性を承認フォームに追加する

  1. 「承認時に表示する属性」テーブルの下にある「属性の追加」ボタンをクリックします。

    次の図に示すように、「承認時に表示する属性」テーブルの「属性名」列内で選択メニューがアクティブになります。

    図 9–18 承認属性の追加

    「承認時に表示する属性」テーブルの「属性名」メニューを示す図

  2. メニューから属性を選択します。

    選択された属性名が隣のテキストフィールドに表示され、属性のデフォルトの表示名が「フォーム表示名」列に表示されます。

    たとえば、user.waveset.organization 属性を選択した場合は、次のことができます。

    • 必要に応じて、それぞれのテキストフィールドに新しい名前を入力することによって、デフォルトの属性名またはデフォルトのフォーム表示名を変更します。

    • 「編集可能」チェックボックスを有効にして、承認者による属性値の変更を許可します。

      たとえば、あらかじめ定義されているユーザーの電子メールアドレスなどの情報を承認者が変更する場合があります。

  3. これらの手順を繰り返して、必要な属性を指定します。

属性の削除


注 –

デフォルトの属性を承認フォームから削除するには、XML ファイルを修正する必要があります。


Procedure属性を承認フォームから削除する

  1. 「承認時に表示する属性」テーブルの左端の列で、1 つ以上のチェックボックスをオンにします。

  2. 「選択している属性の削除」ボタンをクリックすると、選択した属性が「承認時に表示する属性」テーブルからただちに削除されます。

    たとえば、次の状態のテーブルで「選択している属性の削除」ボタンをクリックすると、user.global.firstname および user.waveset.organization がテーブルから削除されます。

    図 9–19 承認属性の削除

    属性の削除方法を示す図