Microsoft Identity Integration Server (MIIS) リソースアダプタは、com.waveset.adapter.MIISResourceAdapter クラスで定義されます。
MIIS アダプタは、データベーステーブルリソースアダプタとして実装されます。このため、MIIS アダプタには同様のインストール要件があり、配下のデータベースと同じ管理特権が必要です。
MIIS アダプタは、次のデータベースシステムと組み合わせて使用できます。
なし
ここに示すインストールの注意点では、SQL Server のデータベーステーブルを管理することを想定します。SQL Server 以外のデータベースを使用している場合は、そのデータベースに必要な JAR ファイルをコピーします。詳細は、該当するデータベースリソースアダプタの、「Identity Manager のインストールに関する注意事項」の節を参照してください。
MIIS リソースアダプタは、カスタムアダプタです。インストールプロセスを完了するには、次の手順を実行してください。
「管理するリソースの設定」ページの「リソース」セクションから「Microsoft Identity Integration Server」オプションを選択します。
Microsoft SQL Server 2005 Driver for JDBC を使用してリソースに接続する場合は、mssqlserver.jar ファイルを InstallDir\idm\WEB-INF\lib ディレクトリにコピーします。
Microsoft SQL Server 2000 Driver for JDBC を使用してリソースに接続する場合は、次の JAR ファイルを Program Files\2000 Microsoft SQL Server 2000 Driver for JDBC\lib ディレクトリから InstallDir\idm\WEB-INF\lib ディレクトリにコピーします。
msbase.jar
mssqlserver.jar
msutil.jar
SQL Server への接続は、すべて同じバージョンの JDBC ドライバを使用して実行してください。これには、リポジトリだけではなく、SQL Server のアカウントまたはテーブルを管理または要求するすべてのリソースアダプタ (Microsoft SQL アダプタ、Microsoft Identity Integration Server アダプタ、データベーステーブルアダプタ、スクリプト JDBC アダプタ、これらのアダプタをベースとするすべてのカスタムアダプタなど) が含まれます。異なるバージョンのドライバを使用しようとすると、競合エラーが発生します。
なし
ここでは、サポートされる接続と特権の要件について説明します。
Identity Manager は、JDBC を使用して MIIS アダプタと通信します。
ユーザーは、データベース内のフィールドの読み取り、書き込み、削除、および変更ができる必要があります。詳細は、データベースアダプタのマニュアルを参照してください。
次の表に、このアダプタのプロビジョニング機能の概要を示します。
機能 |
サポート状況 |
---|---|
アカウントの有効化/無効化 |
あり |
アカウントの名前の変更 |
なし |
パススルー認証 |
あり |
前アクションと後アクション |
なし |
データ読み込みメソッド |
|
アカウント属性のリストは、MIIS リソースの設定中に「Managed Columns」として選択したデータベース列によって決まります。選択できるアカウント属性は、インストールごとに異なります。
なし
なし
Identity Manager のデバッグページを使用して、次のクラスでトレースオプションを設定します。
com.waveset.adapter.MIISResourceAdapter
com.waveset.adapter.JdbcResourceAdapter