ここでは、SAP HR Active Sync リソースアダプタの使用に関する情報を示します。 次のトピックで構成されています。
このリソースに関する全般的な注意事項は次のとおりです。
waveset.properties ファイル内の sources.ResourceName .hosts プロパティーを使用して、Active Sync を使用してリソースの同期を行うクラスタ内のホストを選択できます。ResourceName は、リソースオブジェクトの名前に置き換える必要があります。
デフォルトでは、SAP アダプタは SAP Java Connector (JCo) を使用して SAP アダプタと通信します。SNC 接続の実装については、第 54 章SNC (Secure Network Communications) 接続の有効化を参照してください。
SAPHRActiveSyncAdapter には、SAP JCO および RFC のトレース用のリソース属性が用意されています。これらを使用して、Identity Manager と SAP システムの通信をトレースできます。属性名は、「SAP JCO トレースレベル」と「SAP JCO トレースディレクトリ」です。
環境内に次の環境変数を設定すると、SAP RFC トレースを有効にできます。これらの変数は、アプリケーションサーバーを起動する前に環境内に設定してください。これらの変数は、JCO が SAP システムとの通信に使用する共有ライブラリを制御します。
RFC_TRACE: 0 または 1
RFC_TRACE_DUMP: 0 または 1
RFC_TRACE_DIR: トレースファイルのディレクトリへのパス
CPIC_TRACE_DIR: トレースファイルのディレクトリへのパス
JCO のトレースが必要でない場合は、トレースファイルが作成されないように、RFC_TRACE を 0 に設定してください。