Sun Identity Manager 8.1 リソースリファレンス

高度なナビゲーション

Siebel CRM アダプタの高度なナビゲーション機能を使用すると、子ビジネスコンポーネントを作成および更新できます。これは、Identity Manager に通常は実装されない高度な機能です。

高度なナビゲーション機能により、子ビジネスコンポーネントの作成および更新に必要な次の情報を任意で指定できます。

作成および更新動作時に、高度なナビゲーション規則を使用できます。この規則はほかの種類の動作には使用できません。

Siebel CRM アダプタの高度なナビゲーション機能を実装するには、次の作業を実行してください。

属性  

定義  

busObj

ビジネスオブジェクトの名前。 

parentBusComp

busObj の親ビジネスコンポーネントの名前。このビジネスコンポーネントの最初の修飾された (parentSearchAttr を参照) レコードに移動することで、ビジネスオブジェクトのコンテキストが更新されます。

parentSearchAttr

parentBusComp で検索フィールドとして使用する属性。検索する値は、リソースユーザー属性名が PARENT_COMP_ID の属性に対する値として存在している必要があります。

busComp

作成または更新するファイナルビジネスコンポーネントの名前。作成の場合、このビジネスコンポーネントの新規レコードがビジネスオブジェクト内に作成されます。更新の場合、このビジネスコンポーネントの最初の修飾された (searchAttr を参照) レコードに移動することで、更新するビジネスコンポーネントレコードが選択されます。

searchAttr

busComp で検索フィールドとして使用する属性。検索する値はユーザーのアカウント ID です。

attributes

設定または更新される busComp 内のフィールドセットを指定する文字列のリスト。このリストは、実行されるアクション用にリソースのスキーママップで定義された属性よりも優先されます。

coAction

要求されたアクション (resource.action) が create の場合、作成後すぐに更新も実行するようにアダプタに指示するには、coAction の値に update を指定します。Create では設定できない必須フィールドがあり、そのために create を論理的に完了するには update も実行する必要がある場合、この指定が必要になることがあります。resource.actioncreate で、coActionupdate に設定されていないかぎり、この属性は無視されます。

ナビゲーション規則の例については、$WSHOME/sample/rules/SiebelNavigationRule.xml を参照してください。