Identity Manager は更新の際に、変更された属性だけをリソースにプッシュします。アクションは変更されていない属性にアクセスできません。変更されていない可能性のある属性が必要な後アクションを記述する場合は、次の回避方法を検討してください。
リソースのスキーママップに、アクセスする必要のあるアカウント属性を模倣する余分な属性を追加します。たとえば、fullname アカウント属性にアクセスする必要がある場合は、shadow_fullname という名前の属性を作成します。スキーママップの「リソースユーザー属性」列で、この新しい属性に IGNORE_ATTR の値を追加して、アダプタが属性を使用するのを防ぎます。
この属性に入力されるように、値をユーザーフォームに設定します。
<Field name=’accounts[ResourceName].shadow_fullname’> <Expansion> <ref>accounts[ResourceName].fullname</ref> </Expansion> </Field> |
アクション内で %WSUSER_shadow_fullname% を参照して、値を取得できるようにします。
Identity Manager は、IGNORE_ATTR に設定されている属性を取得しません。その結果、Identity Manager は shadow_fullname などの属性の内容を新しい値と見なします。この属性は常にアダプタにプッシュされ、後アクションに使用できます。