デフォルト設定で適切な場合が多いですが、「サーバー設定の編集」ページにある次の設定を調節すると、調整サーバーのパフォーマンスを向上できることがあります。
「並列リソース制限」。調整サーバーが並列処理できるリソーススレッドの最大数を指定します。
リソーススレッドは作業項目をワークスレッドに割り当てます。 このため、リソーススレッドを追加する場合、ワークスレッドの最大数を増やすことが必要になることがあります。
「最小ワークスレッド」。調整サーバーが常にオープンを保つ処理スレッド数を指定します。
「最大ワークスレッド」。調整サーバーが使用できる処理スレッドの最大数を指定します。調整サーバーは、ワークフローが要求するスレッドの数だけ起動します。この数には制限があります。ワークスレッドは、短時間アイドル状態が続くと自動的に閉じます。
アイドル中は、スレッドに行うべき処理がなく、指定した最小限のスレッド数にまで低下した場合に限り、スレッドが停止します。ロードが増えるに従って、最大スレッド数に達するまで、調整サーバーはさらにスレッドを追加します。調整サーバーは、最小限のスレッド数を下回ったり最大限のスレッド数を上回ることはありません。
通常、スレッドが増えると並列処理も増えます。ただし、多すぎるスレッドによっていつしかマシンに大きすぎる負荷が掛かったり、単に効果が得られなくなることがあります。
配備はそれぞれ異なるため、汎用的で最適な設定を推奨することはできません。調整サーバーの設定は、配備環境ごとに個別に調整する必要があります。
調整サーバーの設定を変更するには、次の項目を実行します。
管理者インタフェースにログインします。
「設定」->「サーバー」->「調整サーバー」タブの順にクリックします。
「サーバー設定の編集」ページが表示されたら、必要に応じて設定を調整します。
詳細は、「サーバーのデフォルト設定の編集」を参照してください。