調整サーバーとは、調整を行う Identity Manager のコンポーネントです。調整については、『Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド』の「アカウント調整」を参照してください。
ここでは、次のタスクを行う際に役立つ手順を説明します。
調整サーバーのチューニングとトラブルシューティングについては、第 5 章トレースとトラブルシューティングを参照してください。
調整を設定するには、次の項目を実行します。
「Administrator Interface を使用した Identity Manager の設定」に記載されている項目を実行します。
「調整」タブを選択します。
「サーバー設定の編集」ページにデフォルトで調整の設定内容が表示されます。
デフォルト値のままにするか、カスタム値を指定するには、「デフォルトオプションを使用」の選択を解除します。
Identity Manager サーバーで使用している調整のデフォルト設定を変更するには、「サーバーのデフォルト設定の編集」を参照してください。
次の設定を行います。
「並列リソース制限」。調整サーバーが並列処理できるリソーススレッドの最大数を指定します。リソーススレッドは作業項目をワークスレッドに割り当てます。 このため、リソーススレッドを追加する場合、ワークスレッドの最大数を増やすことが必要になることがあります。初めてインストールした場合、デフォルト値の 3 が指定されます。
「最小ワークスレッド」。調整サーバーが常に状態を維持する処理スレッド数を指定します。初めてインストールした場合、デフォルト値の 2 が指定されます。
「最大ワークスレッド」。調整サーバーが使用できる処理スレッドの最大数を指定します。調整サーバーは、作業の負荷に応じて、スレッドを必要な数だけ開始します。ここで指定する値でその数が制限されます。ワークスレッドは、短時間アイドル状態が続くと自動的に閉じます。初めてインストールした場合、デフォルト値の 6 が指定されます。
Reconciler Status を表示するには、次の項目を実行します。
次の URL をブラウザに入力して、「Reconciler Status」デバッグページを開きます。
http://<AppServerHost>:<Port>/idm/debug/Show_Reconciler.jsp
ここで AppServerHost は、調整サーバーを有効に設定しているホストを指します。
/idm/debug/ ページを表示するには、デバッグ機能を使用できる必要があります。この機能については、『Sun Identity Manager 8.1 ビジネス管理者ガイド』の「ユーザーへの機能の割り当て」を参照してください。
「Reconciler Status」ページを更新して、更新された Reconciler Status 情報を表示します。 このページの詳細は、「ヘルプ」をクリックします。