Enterprise Server には、Java DB (以前の名称は Derby) の実装が含まれていますが、JDBC に準拠した任意のデータベースも使用できます。データベースは Enterprise Server の起動時に自動では起動されません。したがって、データベースを必要とするアプリケーションを使用する場合は、start-database サブコマンドを使用して Java DB を手動で起動する必要があります。
start-database(1) サブコマンドを使用して、データベースを起動します。
データベースサーバーの起動時、またはクライアントがデータベースサーバーに正常に接続したときに、--dbhome オプションで指定された場所に次のファイルが作成されます。
derby.log ファイルには、データベースサーバープロセスのログが、標準出力および標準エラー情報とともに保存されます。
データベースのファイルには、使用するスキーマ (たとえば、データベース表) が保存されます。
この例では、host1 というホストのポート 5001 で Derby を起動します。
asadmin> start-database --dbhost host1 --dbport 5001 --terse=true Starting database in the background. Log redirected to /opt/SUNWappserver/databases/javadb.log. Command start-database executed successfully. |
コマンド行に asadmin help start-database と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。