デフォルトでは、Enterprise Server の起動時に次の仮想サーバーが自動的に開始されます。
server: ユーザー定義のすべての Web モジュールをホスティングする仮想サーバー。
本稼動環境以外での Web サービスの開発、テスト、配備で必要となる仮想サーバーは、通常、server だけです。
__asadmin: すべての管理関連 Web モジュール (具体的には &AdminCon ole;) をホスティングする仮想サーバー。このサーバーの使用は制限されています。つまり、この仮想サーバーに Web モジュールを配備することはできません。
ただし本稼動環境では、同一物理サーバー上でユーザーと顧客のそれぞれが専用の Web サーバーを持つように見せる機能をホスティングするため、通常は追加の仮想サーバーも使用されます。
名前付きの仮想サーバーを作成するには、リモートモードで create-virtual-server サブコマンドを使用します。
仮想サーバーは、既存の HTTP リスナーを指定する必要があります。仮想サーバーは、すでに別の仮想サーバーが使用している HTTP リスナーを指定できないので、仮想サーバーを新規作成する前に、HTTP リスナーを 1 つ以上作成します。
サーバーが実行されていることを確認します。
リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。
create-virtual-server(1) サブコマンドを使用して、仮想サーバーを作成します。
このサブコマンドのプロパティーについては、このマニュアルページに記載されています。
変更内容を適用するために、Enterprise Server を再起動します。
「ドメインの再起動」を参照してください。
この例は、 localhost に sampleServer という仮想サーバーを作成します。
asadmin> create-virtual-server sampleServer Command create-virtual-server executed successfully. |
コマンド行に asadmin help create-virutal-server と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。