Sun GlassFish Enterprise Server v3 管理ガイド

Procedure仮想サーバーを作成する

デフォルトでは、Enterprise Server の起動時に次の仮想サーバーが自動的に開始されます。

ただし本稼動環境では、同一物理サーバー上でユーザーと顧客のそれぞれが専用の Web サーバーを持つように見せる機能をホスティングするため、通常は追加の仮想サーバーも使用されます。

名前付きの仮想サーバーを作成するには、リモートモードで create-virtual-server サブコマンドを使用します。

始める前に

仮想サーバーは、既存の HTTP リスナーを指定する必要があります。仮想サーバーは、すでに別の仮想サーバーが使用している HTTP リスナーを指定できないので、仮想サーバーを新規作成する前に、HTTP リスナーを 1 つ以上作成します。

  1. サーバーが実行されていることを確認します。

    リモートサブコマンドには、実行中のサーバーが必要です。

  2. create-virtual-server(1) サブコマンドを使用して、仮想サーバーを作成します。

    このサブコマンドのプロパティーについては、このマニュアルページに記載されています。

  3. 変更内容を適用するために、Enterprise Server を再起動します。

    「ドメインの再起動」を参照してください。


例 16–16 仮想サーバーの作成

この例は、 localhostsampleServer という仮想サーバーを作成します。


asadmin> create-virtual-server sampleServer
Command create-virtual-server executed successfully.

参照

コマンド行に asadmin help create-virutal-server と入力して、このサブコマンドの完全な構文とオプションを確認することもできます。